女子美大・桃井かおり教授、型破り初講義!ケータイに写メもOK!!
女子美大の客員教授としての初講義は、従来の授業とは一線を画すものだった。
ケータイ電話の電源を切らなくてもいい。メールをしてもいいし、会話をしてもいい。写メもOK。芸術学部と短大の学生が350人、収まりきれずに立ち見も出た会場がどよめくのを尻目に、「メールしたりしてもいいよ。私ならそうしたいんで」とあっけらかん。さらに前方のスクリーンでは初監督作品「無花果の顔」を垂れ流しで“上映”しながら話が進む。たまに「うるさい!」と画面に突っ込みながら様々な話題を提供した。
まずは俳優業。「役者はセリフを覚えて、上手に演じることになっているけれど、本当はセリフを手がかりに、人生を妄想するのが仕事」と独特の表現で説明。「つまらないホン(台本)のときは犬になってみたり…。ドラマ『SCANDAL』のときは“犬”でやってました」と仰天告白し笑いを誘った。
堅苦しい話だけでなく、柔らかい話も織り交ぜて、学生を飽きさせずに講義は進む。化粧品のCMのギャラを明かしたり、「おっぱいは下がるの。垂れると思っていたら、“おわん”がそのまま下に下りるの。でもワイシャツ(のボタン)4つ開けられる。生きるコツよ」と話すなど、予定の90分を超え、105分間の“独演会”を展開した。
桃井が女子美大付属高校卒業という縁もあって就任した客員教授。伝えたかったのは、楽天的に生きるということだ。「能天気に生きても58歳まで生きられるぞ、ということを伝えたかった」熱心な学生たちに「“ジョシビ”はふるさとのようなもの。(学生は)個人的に闘っている。一人ひとりがちゃんと(違う)リアクションをしていた。(物作りをする後輩として)頼もしい」と感心していた。
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