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自民大逆風何の「一騎当選の兵」!最強は小渕優子氏

2009年08月29日08時32分 / 提供:スポーツ報知

スポーツ報知

 自民党への逆風が伝えられるなか、現役閣僚や党幹部らも、軒並み厳しい戦いを強いられている。最新の各世論調査でも、数字は厳しくなる一方。比例で復活当選できるかに焦点は移っており、惜敗率の競争も激しくなってきた。そんななか、優位を保っている自民党候補者たちをピックアップ。強さのわけに迫ってみた。

 9月末に出産予定の小渕優子氏(35)=群馬5区=。27日には「姉貴分」の野田聖子氏の応援に入ったが、この日も東京12区、埼玉10区の候補者を激励した。これまで地元での選挙活動は3日間のみ。そのほかは、大きなおなかで全国の応援に飛び回っている。

 父の故・小渕恵三元首相が築き上げた強力な地盤とアイドル的人気で、選挙では圧倒的な強さをみせる。民主党が候補者の擁立を見送ったほどだ。社民党候補を寄せ付けず、どの選挙予測でも「◎」。党内で最も選挙に強い候補といっていい。

 一方、自民党重鎮の中でも、安定した戦いを進めるのは加藤紘一氏(70)=山形3区=。陣営では「(調査では)いい数字が出てますが、こちらに入っているのはもっと厳しい数字。楽勝ではなく、接戦です。一切気が抜けない」と引き締めに躍起だ。

 政治評論家の有馬晴海氏は「小渕氏も加藤氏も、相手が“非民主”ということが大きい。東京25区なども同様です。仮に相手が民主党候補であっても『くノ一』のような注目を集める候補でなければ、それなりの戦いができる。その土地柄など複合的な要素も関連している」と話す。麻生政権内では、官房長官の河村建夫氏(66)=山口3区=、農相の石破茂氏(52)=鳥取1区=が優位に戦いを進める。閣僚経験者としては、高村正彦氏(67)=山口1区=、中谷元氏(51)=高知2区=、保利耕輔氏(74)=佐賀3区=らが「優勢」だ。

 政治評論家の伊藤達美氏は「地味だが、きちんと仕事をしてきた人たち。中央で決まったことを、地元に帰って説明し、その声を聞く。地元に帰らず、テレビにチャラチャラ出ていた人たちは、苦戦している。加藤氏など、小泉路線を批判してきた人たちも強いです」と語る。

 「放り投げ辞任」の安倍晋三元首相(54)=山口4区=、選挙期間中も失言を放つ麻生太郎首相(68)=福岡8区=ら、逆風をつくり出してきた面々が優勢なのは、何とも皮肉といえるかもしれない。


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