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早河洋社長 社長会見(9月26日)要旨 [/tvasahi]

2013年9月27日
※最新の視聴率状況について
早河社長:年間では全日が2位、ゴールデンが1位タイ、プライムが1位。年度、つまり上期が終了するが、年度の方は全日が2位で、ゴールデンも2位、プライムが1位と、いずれも0.1から0.2ポイントの僅差で推移をしている。7月クールでは「DOCTORS2 最強の名医」が平均18.3%で大健闘した。脚本、また俳優のみなさんの演技がすばらしくて、収穫の多いドラマだったと思う。視聴率の今後の展開は、接戦が続くとみている。別の言い方をすると、テレビ朝日にはまだ他局を圧倒的にリードする力が備わっていないという見方も出来る。しかし、トップ争いが昨年に続いて出来ているので、営業への貢献度は大きなものがある。10月クールは、ドラマも「相棒 season12」「ドクターX~女外科医・大門未知子~」など強力作品もあり、競い合っていける編成になっていると思う。常々申し上げているように、チャレンジャーの心意気を忘れずに競い合っていければ。視聴率問題に関連して、来年4月1日から認定放送持ち株会社になり、3波の一体運用が始まる。要するに、BSもCSも見てみもらうために何をすべきか。「その他視聴率」の区分が拡大している、つまり、BSの視聴、接触率が増えている中で、戦略的な、俯瞰的な編成が求められているように思う。番組とか内容の棲み分けが非常に大事になっていく。流行り言葉で言えば、ハイブリッド編成、ハイブリッドな番組制作というようなことだ。地上波とBS、CS、ネット関連などを組み合わせたクロスメディア的な戦略の一体化をより強化していきたい。次期経営計画、デジタル5ビジョンのセカンドステージを全社的に議論し始めた。来年の早々にはまとめたい。目の前の視聴率競争も非常に大事だが、環境の変化に対応した中長期的な視点で、視聴率向上の戦略を走りながら構築していきたい。
平城取締役: 年間の平均視聴率は、全日が7.9%で2位、1位局と0.1ポイント差。ゴールデンは11.9%で2局並んでトップタイ。プライムは12.2%で2位局と0.4ポイント差の1位、プライム2は8.4%と大きく引き離しての1位という状況。HUTに関しては下がったという見方もあるが、現実は、年間で全日、ゴールデン、プライムともに上昇している。その中で、当社は全日とプライム2に関してはプラス0.3ポイント。逆にゴールデンとプライムは0.1ポイントマイナスと、去年と比べて大きく変わっていない。「その他視聴率」に関しては全日がプラス0.5ポイント、ゴールデンがプラス0.7ポイント、プライムもプラス0.7ポイント、プライム2がプラス0.5ポイントという状況になっている。続いて、年度視聴率。上期は残り4日となる。現在、全日が7.7%、ゴールデンが11.4%で、この2区分は2位となっている。全日の1位局との差は0.1ポイント、ゴールデンの1位局との差が0.2ポイントとなっている。プライムとプライム2は1位で、プライムが11.7%、プライム2が8.0%となっている。プライムに関しては、2位局と0.1ポイント差と、全日、ゴールデン、プライムともに接戦状況となっている。プライムが、上期でトップをキープすれば、半期単位で三期連続、開局以来3回目のトップということになる。続いて、7月クール。もともと当社は夏場、厳しいと予想していたが、現在のところ、全日が7.5%、ゴールデンが11.1%、プライムが11.4%、プライム2が7.3%という状況で、全日、ゴールデン、プライムに関しては2位という状況になっている。残り4日となっているので、順位はこのまま変動はないのではないかと思っているが、全日が2位で終了すると、7月クールとしては1971年以来42年ぶりの2位となる。ゴールデンが2位で終了すると、開局以来初めてということで、プライムが2位で終了すると、開局以来3回目の2位ということになる。もともと7月クールは厳しい中で、なんとか踏ん張って2位につけている状況である。続いて、7月クールのドラマについて。木曜ドラマの「DOCTORS2 最強の名医」だが、9回平均18.3%で終了した。木曜ドラマの初回としては歴代2位となる19.6%の高視聴率でスタートし、第8話と最終回が20%を突破した。7月クールに放送した木曜ドラマとしては、平均視聴率として歴代最高となっている。これは民放他局を含めた7月クールのドラマで、話題の「半沢直樹」に続いて第2位という結果になっている。その他、水曜9時の「警視庁捜査一課9係」、これが10回平均で13.2%。7月クールの全民放ドラマとしては第5位で終了した。続いて、今後の放送予定。10月に期待のドラマが揃ってスタートする。「相棒 season12」が10月16日初回2時間SPでスタート。10月17日には木曜ミステリー「科捜研の女」。そして、昨年、民放すべてのドラマで平均視聴率1位を記録した「ドクターX~女外科医・大門未知子~」も同じ17日のスタート。それから、前回好評だった金曜ナイトドラマ「都市伝説の女」が10月11日にスタートする。※営業状況について
早河社長:8月の売り上げは、タイムが前年比89.3%、スポットが130.5%、トータルでは105.3%だった。タイムは昨年ロンドン五輪があったので、前年を大きく下回っているが計画通りの結果ではある。予測していたということだ。スポットは昨年度のアドバタイザーがロンドン五輪に宣伝予算をシフトしていたが、市況が低迷したという反動もあって今年度は大幅に伸ばすことができた。スポットシェアに関しても、第一四半期の視聴率三冠の影響もあり、大幅に拡大することができた月だった。9月は現状だが、タイムは前年比97%+α、スポットが110%+α、営業局トータルで103%+αで推移している。スポットの方は8月と同様、昨年のセールスの不調からの反動もあって前年を大幅に超える見込みだ。業種としては昨年のエコカー補助金期間が終了に向かっていたことで、出稿量が減っていた輸送機器というのが出稿量を増やしていて、金融業種も増えている。10月はタイムが前年比96%+α、スポットが57%+α、営業局トータルで76%+αだ。10月改編のセールスについては、プライム帯は順調にセールスが進み4月改編と同様に完売ということになった。一方で情報ベルト番組に関しては、まだ空き枠を抱えていて引き続き努力していきたい。
※放送外収入について
藤ノ木常務:まずはイベント関連のトピックスをお伝えする。1つ目は「テレビ朝日ドリームフェスティバル2013」。開局55周年の記念事業だが、9月19日、21日~23日の4日間で開催したが、大盛況のうちに終了した。このイベントは今年で3回目になるが、J-POPファンにはすっかり人気が定着した当社の大型手打ちイベントとなった。9月1日にチケット発売となったが、わずか2分で全公演が売り切れてしまった。アーティストも初日のEXILEとGLAYの競演や、こういったイベントにはあまり参加しない浜崎あゆみさんや堂本剛さんの出演も大きな話題となった。この模様の一部は地上波の放送や、CSでも放送する予定になっている。2つ目がこれも音楽関係だが、ザ・ビートルズのメンバーだったポール・マッカートニーさんが11年ぶりに東京ドームで3公演を行う。大阪と福岡でもあるが、東京の3公演はテレビ朝日で主催する。これも9月14日に一般発売したが3公演とも即日完売した。日にちは11月18日(月)、19日(火)、21日(木)この3日間が東京ドーム。今回はワールドツアーのチャンスを捉えて数年前からテレビ朝日が交渉を続けて実現したもので、演奏曲が38曲あるが、その3分の2がビートルズの楽曲ということで音楽ファンに大きな反響を呼んでいる。3つ目のイベントは、この秋に完成するテレビ朝日の新しい劇場、「EX THEATER ROPPONNGI」の公演ラインナップが出てきた。豪華ラインナップということで、11月30日(土)にB`zでこけら落としをさせていただくが、その他12月2日にはGLAY、4日にはDragon Ash、5日ポルノグラフィティ、21日には元YMOの細野晴臣さん、坂本龍一さん高橋幸宏さんが集結する。また来年の3月には黒柳徹子さんがやられている海外コメディシリーズもこの劇場で行う。音楽だけではなくて舞台や演劇の会場としても使えるシアターなので是非足を運んでいただきたい。続いてコンテンツのトピックスもお伝えする。9月1日に放送した55周年記念特別番組の「土屋アンナ&冨永愛vsよゐこ過酷!!真夏の無人島で2泊3日?0円生活!!」の中でセカンドスクリーンゲームを開発した。これまでアプリのダウンロードが必要であったものを、それをなくしてテレビ番組と連動ゲームというものを可能にした。画面上にテロップで「お魚獲得チャンス」と流れた時にスマートフォンやタブレットで撮影すると、その幻の食材が獲得できるというモノ。テレビとスマートフォンが連動したセカンドスクリーンのゲーム開発ということになる。結果としては約28万人の方がこのゲームに参加いただいた。10月1日から千葉の幕張メッセで行われる「CEATEC(シーテック)」というアジアでは最大規模の最新の映像や情報や通信の国際展示会があるが、このゲームをハイブリッドキャストで再現する。2つ目だが、テレビ朝日と東映で共同に開発したコンテンツ「白魔女学園」という動画の配信を主に目的としたコンテンツがいよいよ出来上がり公開した。9月21日には劇場でも公開しているが、日本と全世界で同時に動画で配信している。「でんぱ組.inc」という6人の個性派アイドルグループが特撮のヒロインでムービーを展開している。Vikiという世界中のテレビや映画のファンの方々が多言語で字幕を付与するというところと提携して既に9月21日に配信を始め、既に20か国の海外でご覧になれる状況だ。海外向けのフォーマット販売の展開が始まった。ワーナーブラザースとのフォーマットの共同開発をしていたが、その第一弾「Everything’s a Race」これはかつて1993年から放送した当社の「ナンでもダービー」を元にしたフォーマットを開発し、8月からタイの地上波チャンネル9で放送を開始している。今はレースの映像はかつてのテレビ朝日の映像を使っているが、11月中旬からは全編タイで制作することを予定している。ワーナーとの共同開発第2弾は、これもテレビ朝日で深夜帯で放送していた「クイズ!スピードキング」という番組があるが、これを「No Brainer」と名前を変え、オランダで8月19日から10日間地上波で放送した。これも非常に高視聴率を獲りオランダでのレギュラー化について現在作業しているところだ。ワーナーブラザースとの海外向けフォーマットの共同開発はさらに現在も進行していて来年には第3弾を開発する予定で作業している。
平城取締役:出資映画の状況を報告する。2作品公開中で、ひとつが「少年H」。8月10日公開で9月25日まで47日間で動員が137万3千人、興行収入が14億9千万円となっている。「劇場版 仮面ライダーウィザードイン マジックランド/劇場版 獣電戦隊キョウリュウジャー ガブリンチョ・オブ・ミュージック」の夏恒例の仮面ライダーと戦隊ものだが、これは8月3日公開で9月25日まで54日間で、動員が108万3千人、興行収入が12億2千万円というのが最新状況だ。

以上

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