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【天安門車炎上】中国紙も報道解禁「テロ撲滅」「民族団結」主張、NHK画面また真っ黒に

2013.10.31 14:13 [中国]

 【北京=川越一】中国・北京市天安門前での車両突入事件で、報道を抑えていた中国各紙は31日、容疑者拘束を受けて、当局の迅速な対応を称賛するとともに、「テロ組織」の撲滅や民族団結を訴える社説などを掲載し始めた。

 北京の公安当局は、事件に関与したウイグル族とみられるグループと、新疆ウイグル自治区の分離・独立組織との関連を調べているとみられる。中国共産党機関紙、人民日報傘下の国際情報紙、環球時報は同日付の社説で、「テロ組織の目的は社会を恐怖に陥れ、溝を作り出すことだ。その目的を達成させてはならない」と国民に冷静な対応を求めた。

 北京市、新京報(電子版)は、国内外の新疆独立派組織などを「全民族と文明世界の共同の敵」と位置づけ、「テロ活動への打撃は絶対に手を緩めてはならない」と強調。中国のインターネット上には、その主張に賛同する意見が多数寄せられている。

 一方、北京で受信しているNHK国際放送が流した関連ニュースは同日朝も、突然テレビ画面が真っ黒になり、一部内容の視聴が制限された。

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