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新スタイルのスマートフォン「AQUOS PHONE Xx SoftBank 302SH」はココが進化した!

5.2インチの大型ディスプレイを搭載しながら、ディスプレイ面の3辺の縁を細くする狭額縁の設計技術により、幅をギリギリまで抑えたスマートフォン「AQUOS PHONE Xx SoftBank 302SH」。その新しいスタイルはもちろん、カメラや通信関連の機能も大きく進化している。302SHの魅力をレビューしていこう。

 ソフトバンクモバイルから発売されるシャープ製「AQUOS PHONE Xx SoftBank 302SH」は、ほかのスマートフォンと異なる、一見して明らかな特徴を備えている。それは、まるでディスプレイそのものを持っているような気分にさせられる、本体の縁ギリギリに迫る5.2インチフルHDの大画面液晶だ。非常に印象的なフロントフェイスだが、本体の幅は70ミリに抑えられている。

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「AQUOS PHONE Xx SoftBank 302SH」。ボディカラーはラピスブルー、ブラック、ホワイト、ピンク
 2.2GHzにまでクロック数が上がったクアッドコアプロセッサーや、多彩な撮影が楽しめる1630万画素カメラ、カメラをかざすだけで英語を日本語に翻訳できる「翻訳ファインダー」も搭載。そのほか、一般の据え置き型テレビと同じ画質で地上デジタル放送を視聴/録画できるフルセグなど、機能も充実している。2種類の異なるLTE方式をサポートする、ソフトバンクの「Hybrid 4G LTE」に対応しているのも魅力的だ。

 今回は、フラッグシップ端末にふさわしい最先端の機能とオリジナリティにあふれる302SHの使い心地をお伝えしたい。

インパクト大の大画面スタイル、しかも持ちやすい

 ここ最近のスマートフォンで、5インチ以上のディスプレイを持つモデルはそれほど珍しくない。しかし、5.2インチフルHD液晶を搭載する302SHの印象は、ほかの機種とまったく異なっている。両サイドの縁が狭いモデルは数多いが、上辺の縁もここまで細くなると、フロント面いっぱいに画面が広がり、ディスプレイ占有率は80.5%に達している。この「フレームは限りなく細く」を追求した狭額縁の印象的なスタイルを、シャープは「EDGEST(エッジスト)」と命名している。

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全画面表示をすれば、写真の表示も迫力あるものに。まさに写真そのものを手にしているような感覚だ(写真=左)。上部のフレームも狭額縁にした関係で、インカメラは下部に搭載されている(写真=右)
 2013年3月に発売された「AQUOS PHONE Xx SoftBank 203SH」と比較してみよう。302SHは、幅こそ203SHよりも1ミリ太い70ミリだが、高さは132ミリで、203SHよりも5ミリほど短い。それなのに、画面サイズは4.9インチの203SHより大きい5.2インチだ。302SHは203SHより本体サイズは小さいのに、大きな画面を搭載しているし、画面占有率は203SHの71%より10%近くアップした。203SHも十分大画面だが、302SHの前面いっぱいのディスプレイは段違いのインパクトがある。さらに、コンパクトながら2600mAhのバッテリーを搭載し、長時間の使用も安心となっている。

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左が203SH、右が302SH。302SHの画面占有率は10%近くアップした
 高精細な大画面なので見やすいのは当然だが、前面がディスプレイで占められていて他の要素が目に付きにくいせいか、動画を再生すると映像が迫ってくるようで没入感が強い。ディスプレイそのものを持っているような近未来的な気分も味わえる。しかも、ボディは手にきちんと収まるサイズ。背面が滑らかにラウンドしているので、持ち心地もいい。画面は大きくて見やすいのに全体のサイズを抑えたEDGESTは、持ち歩くスマートフォンとして理想的なスタイルだ。

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動画の再生もこの通り。高い臨場感が得られる
簡単操作で素早く英語を翻訳できる「翻訳ファインダー」

 2013年内に発売される冬モデルのAQUOS PHONEの中で、302SHだけに搭載されている「翻訳ファインダー」と「翻訳キャプチャー」は、操作が簡単で便利な英語翻訳機能。英語で困ったときに使ってみたい機能だ。

 翻訳ファインダーを使うと、カメラをかざすだけで、リアルタイムに英語を日本語に翻訳してくれる。「翻訳ファインダー」アプリかカメラの撮影モード選択から起動でき、英語をファインダーに表示するだけでいい。ほぼリアルタイムに翻訳され、英語が日本語に置き換わるように表示される。長文の場合は若干ぎこちない訳になることもあるが、日本語でだいたいの内容を把握できてありがたい。標識やレストランのメニューなど、単語中心なら十分使える。

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使い方は、「翻訳ファインダー」アプリを起動し、英語をファインダーに表示させるだけだ。なお、カメラアプリのモード選択メニューからも起動できる。雑誌やレストランのメニューなど、小さな文字を翻訳する場合は、スパナ型の設定アイコンから接写モードにすると認識しやすい
 ファインダー右下にシャッターアイコンがあることから分かるように、写真を撮った後からゆっくり訳を確認することもできる。この場合は、普通に撮った原文の写真と翻訳された写真の2枚が保存される。翻訳された文章は英語の上に重なって置き換わってしまうので、原文も確認したいという場合にはこの方法がいいだろう。通常の写真と同様、拡大・縮小して見られるのも便利だ。

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シャッターアイコンをタップして撮影すると、原文(写真=左)と翻訳後(写真=右)の2枚の写真が保存される。画面右下のアイコンをタップして、表示を切り替えられる
※英語のフォント・背景・文字色・文字サイズ・レイアウトなどによって読み取れない場合があります

 一方の「翻訳キャプチャー」は、英語のWebサイトやPDFファイルをキャプチャして、日本語に翻訳できる機能だ。翻訳キャプチャーは履歴キーを押して起動するクイックランチャーの「お気に入り」に登録されており、翻訳したいWebページや書類を表示しておき、履歴キーから呼び出すだけで利用できる。フォントや文字の色、背景によっては翻訳できないこともあり、また、1度に1画面分しか翻訳できないが、さっと日本語に置き換わると軽い感動を覚える。

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翻訳したい英語のWebページやPDFなどを表示しておき(写真=左)、履歴キーの「お気に入り」から翻訳キャプチャーを起動すると(写真=中)、表示中の画面が日本語に翻訳される(写真=右)
※英語のフォント・背景・文字色・文字サイズ・レイアウトなどによって読み取れない場合があります

F値が1.9のカメラで夜景も明るくきれいに撮影

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F値が1.9の明るいレンズと画像処理機能「NightCatch」の効果で、暗い場所でも明るくきれいに撮影できる
 持つカメラは1630万画素で、F値が1.9の明るいレンズと、新開発の画像処理機能「NightCatch」により、薄暗い場所でも明るくきれいに撮影できる。夜景に強く、スタンダードモードで撮っても手ブレせず、印象通りの美しい夜景を残せるはずだ。かなり暗い場所でも、カメラを向けるとファインダーで被写体が確認し、高画質で撮影できる。子どもの寝顔などを撮りたいときに、モバイルライトを点灯せずに撮影できるので、起こしてしまう心配がない。また近接撮影時は、一眼レフカメラのような、背景がボケた雰囲気のある写真が手軽に撮れる。

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薄暗い室内で撮影。左が203SH、右が302SHで撮影したもの。302SHの方が明るく撮れているのは一目瞭然だ
 カメラを向けてシャッターボタンをタップするだけできれいに撮影できるが、撮影機能も豊富に用意されているので、特にカメラアプリをインストールしなくても面白い写真が撮れる。セピアやモノクロ、魚眼レンズ、ミニチュア効果など、おなじみのエフェクトがそろっているが、302SHでは新たに「多焦点撮影」が加えられている。1度のシャッターで複数の写真を撮影し、近くから遠くまで全体にピントが合った写真に合成する機能だ。人物と風景を一緒に撮りたいときなどに活用できる。

録画対応のフルセグを大画面で楽しめる

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ポータブルテレビとしても活躍するフルセグ。アンテナを伸ばして視聴する。または、自宅などテレビ用アンテナが設置されている場所では、テレビ用のアンテナ端子につないで安定したフルセグ視聴や録画が楽しめる
 302SHは、一般の据置型テレビと同じ地上デジタル放送を見られるフルセグ対応しているモデル。テレビと同じ高画質でテレビ番組を視聴できる。ただ、ワンセグに比べると電波の受信感度は高くなく、移動中の安定した受信は難しい。例えば電車の中で見ていると、屋根がある駅に入ると映像が途切れてしまうことがある。フルセグは感度が悪くなると、自動でワンセグに切り替わるので、大事なシーンを見逃す心配がないので安心だ。

 302SHで見るフルセグは本当に小型テレビそのものだ。スポーツの速い動きを滑らかに表示し、天気予報などの細かい表示もしっかり確認できる。また、ワンセグでは見づらかった野球やサッカーの点数表示もわかりやすく、自分だけのテレビとして使えるだろう。さらに、302SHはワンセグとフルセグ両方の録画にも対応。TVアンテナ接続にも対応しているので、きれいに録画して後からゆっくり見られる。なお、302SHにはフロントダクト付きの卓上ホルダーが付属されている。本体を卓上ホルダーに置くと見やすい角度にセットされ、音も前面からはっきり聞こえて快適だ。

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302SHはワンセグはもちろん、フルセグの録画にも対応。フルセグは保存先を本体かmicroSDか選べるが、302SH以外では再生できない(写真=左)。「Gガイド番組表」から録画予約もできる(写真=中、右)
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本体カラーに合わせた卓上ホルダーを同梱。背面のスピーカーの音がフロントダクトを通って、前からクリアに聞こえる。使うと使わないとではかなり違いがあるので、フルセグ視聴時はぜひ利用をおすすめしたい
Hybrid 4G LTE対応で広いエリアで高速通信が可能に

 ソフトバンクモバイルは、2013年のAndroid冬モデルを「Hybrid 4G LTE」に対応させている。Hybrid 4G LTEとは、2つの異なるLTE方式に対応していることを意味する。ソフトバンクはこれまで、iPhone向けにはFDD-LTE(SoftBank 4G LTE)、Android端末向けには、TD-LTE方式と完全互換のAXGP(SoftBank 4G)を利用した4Gサービスを提供してきた。302SHはこの両方の方式に対応している。

 SoftBank 4G LTEは下り最大75Mbps※で、2013年の6月時点で全国実人口カバー率92%を達成しており、ほぼ全国をカバーしている。また、グループ会社のイー・モバイルの基地局も利用できるため、キャパシティが大きい。一方のSoftBank 4Gはエリア内全域で下り最大110Mbps※の高速通信が可能。また、都市部などでは小さな基地局をたくさん設置し、1つの基地局につながる端末数を減らすことでスムーズな通信を実現する“小セル化”を実施している。

※ベストエフォート方式
※SoftBank 4G LTEの一部エリアでは下り最大112.5Mbpsで利用可能
※エリアの詳細はソフトバンクのWebサイトを参照

 Hybrid 4G LTEの威力を体感するため、郊外と端末が集中する都市部で速度調査を行ってみた。神奈川県横須賀市の郊外、東京の品川駅と池袋駅で「RBB TODAY SPEED TEST」アプリを使って測定した。品川駅で調査したときは、夕方の帰宅ラッシュが始まるころで、条件的にはかなり厳しい状態だったためか、ダウンロードスピードが10Mbpsに達しないことも多かった。各所で5回ずつ計測したダウンロードの平均値は、横須賀が約33.62Mbps、品川駅が約7.55Mbps、池袋駅が約25.28Mbpsだった。横須賀市の郊外では50Mbps以上のスピードが出ることもあり、非常に高速で快適な通信が行える。

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「RBB TODAY SPEED TEST」アプリを利用し、横須賀(写真=左)、品川(写真=中)、池袋(写真=右)で測定した。画面はダウンロード速度の平均値に一番近い結果のもの。夕方の帰宅ラッシュ時が始まる時間帯で、品川駅では少々厳しい数値となってしまったが、ほかでは好成績だった
 オリジナルの翻訳機能がすこぶる便利で、Hybrid 4G LTEの高速データ通信やサクサクな動作が快適なAQUOS PHONE Xx SoftBank 302SH。2013年冬モデルで1、2を争うハイスペック機能を、3辺の縁ギリギリまでディスプレイが広がる印象的なスタイル「EDGEST」に満載し、非常に満足度の高いスマートフォンに仕上がっている。
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