千葉市長選、民主推薦の熊谷氏が当選確実…現役最年少31歳
史上最年少の政令市長で、現役市長としても最年少となる。投票率は43・50%(前回37・20%)だった。
民主党は3月の千葉県知事選で推薦候補が大差で敗れたことから、一時、自主投票に傾いた。しかし、4月に前市長・鶴岡啓一被告(69)(収賄罪で起訴)が逮捕されたことを受け、急きょ、市議1期目の熊谷氏を擁立した。
熊谷氏は「金権体質をなくし、千葉市を変える」と訴え、市民グループなどにも支えられた選挙戦を展開。公共工事の見直しやガラス張りの市政への転換などを主張し、若さと改革姿勢で幅広い支持を集めた。
国政の与野党対決となったことから、民主党は鳩山代表や岡田幹事長が相次いで応援に駆け付けた。
林氏は昨年12月、鶴岡被告の2期限りでの退任表明を受け、副市長を辞職して出馬を表明。千葉市では4代続けて助役から市長に就任しており、自民党の推薦を得て組織固めを進めた。しかし、汚職事件の発覚で情勢は一変。公明党の推薦も受けたが、鶴岡被告の後継者のイメージを払拭 ( ふっしょく ) できず、逆風となった。
熊谷氏は奈良県出身で、早大政経学部卒。情報通信会社「NTTコミュニケーションズ」を2006年11月に退社し、07年4月の千葉市議選に民主党から出馬し初当選した。
政令市長の最年少記録は、横浜市長の中田宏氏(44)の37歳。
【千葉市長選】与党に衝撃 地方選3連戦の初戦で黒星
14日の千葉市長選挙で民主推薦、社民支持の元市議の熊谷俊人氏(31)に自民、公明両党推薦の前副市長の林孝二郎氏(63)が敗れたことで、与党には衝撃と不安が広がっている。千葉市長選は、静岡県知事選(7月5日投開票)、東京都議選(同12日投開票)とともに、「次期衆院選の前哨戦」(自民党の細田博之幹事長)と位置付けられた3つの大型地方選挙の初戦だった。麻生太郎首相や与党は、衆院選の解散戦略や選挙対策の見直しを迫られそうだ。
日本郵政社長人事をめぐる鳩山邦夫前総務相の更迭という混乱があった直後の敗戦でもあり、麻生政権への打撃は免れそうもない。
与党内には「千葉だけでなく静岡、東京も厳しい」との悲観的な見方が出ており、自民党内で「麻生降ろし」が再燃しかねない情勢だ。公明党からは「泣きっ面に蜂の大襲撃だ。自民党では都議選前の解散論が高まるだろうが、うちは困る」(幹部)と警戒する声も出ている。
千葉市長選は、前市長が収賄罪で逮捕、起訴されたのに伴う出直し市長選で、もともと与党側に不利な要素があった。与党幹部は「現職が汚職容疑で逮捕されたのを受けての選挙で、与党推薦候補は現職の後継ということで出馬表明した影響が出たのは否めない」(公明党の高木陽介選対委員長)と釈明する。
だが、全国最年少市長となる31歳の熊谷氏が「千葉市でも政権交代を」と訴えたのに対し、豊富な行政経験をアピールした与党推薦の林氏は敗北。有権者の与党離れを印象付けた。
「政権交代」を目指す民主党に対して、与党は「政権担当能力」を唱えて対抗しようとしているが、千葉市長選の結果をみるとこの論法が衆院選で通用しない可能性が強まった。
公明党の高木氏は14日夜、「今後の都議選、静岡県知事選、衆院選に影響はあるかもしれない。しっかり分析し、次の戦いに向け引き締めていく」と語った。
一方、民主党は、4月の名古屋、5月のさいたま両市長選に続き、政令市長選で3連勝したことで、「政権交代へ弾みがついた」(幹部)として、早期の衆院解散・総選挙を麻生首相に迫っていく方針だ。民主党の岡田克也幹事長は14日夜、「まもなく行われる総選挙で政権交代を成し遂げ、国民の生活が第1の政治を必ず実現する」とのコメントを発表した。
民主党は千葉市長選を「衆院選への影響は大きい」と見て鳩山由紀夫代表をはじめ、菅直人代表代行、岡田氏、山岡賢次国対委員長、河村たかし名古屋市長(元民主党衆院議員)らが応援に入ったことも功を奏した。
共同通信の出口調査でも、支持政党のない無党派層で、熊谷氏が68・7%を獲得し、22・8%の林氏を圧倒しており、民主党は「もはや自民党は打つ手がない。このまま衆院選になだれ込む」(中堅)と強気の声も出ている。
千葉市長選、民主推薦の熊谷氏が当選確実 政令市で3連勝
民主党は名古屋、さいたま両市に続き、政令市長選で3連勝。鳩山由紀夫代表の下でも2連勝した。7月の静岡県知事選と東京都議選の追い風となり、衆院解散・総選挙の時期にも影響を与えそうだ。
熊谷氏は前市長の汚職事件で傷ついた市政の刷新と、財政再建を主張。党幹部の応援もあって知名度が高まり、民主党支持者に加え無党派層を取り込むことに成功した。元副市長の林氏は、前市長の後継イメージを払拭(ふっしょく)できず、票が伸び悩んだ。共産党公認の元市議、結城房江氏(65)は出遅れが響いた。 (21:23)
【千葉市長選】民主推薦の熊谷氏が当選確実 衆院選へ弾み
収賄罪で起訴された前市長辞職に伴う千葉市の出直し市長選は14日投開票され、無所属新人で前市議の熊谷俊人氏(31)=民主推薦=が、無所属新人で元副市長の林孝二郎氏(63)=自民、公明推薦=と共産の新人で元市議、結城房江氏(65)の2人を破り、当選を確実にした。熊谷氏は現職市長としては全国最年少の市長となる。
熊谷氏は早大卒業後、NTTコミュニケーションズ勤務を経て、平成18年に民主党の千葉市議公募に応じて合格。翌19年に市議に初当選。選挙戦では31歳という若さを強調し、「今こそ!みんなの力で、新しい千葉市を!」をキャッチフレーズに、汚職に揺れた前市政からの転換を訴え、民主の支持層や無党派層からの幅広い支持を得た。
熊谷氏を推薦した民主は、名古屋、さいたま両市に続く、政令指定都市の市長選3連勝を目指し、鳩山由紀夫代表ら党幹部が続々と千葉入り。「千葉からの政権交代を」と訴え、次期衆院選への弾みをつける格好になった。
メディアの垣根を越えた“新メディア”登場――「EZニュースEX」の挑戦
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朝日新聞社とテレビ朝日、KDDIの3社が提供するEZニュースEXは、新たな収益源の確保が急務となっている3業界が連携して生み出す“メディアの垣根を越えた新メディア”ともいえるサービスだ。
EZニュースEXはひと言でいうと、新聞やテレビのコンテンツを携帯電話で観たり読んだりできるようにするサービス。ニュースは、1日200本以上のニュースがプッシュで30分ごとに端末の中に送り込まれ、これまでの携帯電話向けニュースのようにWebに接続する手間をかけずに読むことができる。
月額262円の有料版ではプッシュ配信されたニュースが端末内に保存され、電波の届かない場所で読むことも可能(動画やアーカイブなどの一部コンテンツを除く)。ニュースの配信は速報性も重視しており、3社が立ち上げた24時間体制の編成センターを通じて、リッチで質の高いニュースを配信するという。ニュースは地方版のコンテンツも用意され、出張先や出身地などのローカルニュースもチェックできる。
また、最近のメディアのトレンドともいえるパーソナライズにも対応。天気や占いに加え、あらかじめ登録した鉄道路線の遅延情報を配信したり、利用者が登録したキーワードに合致したニュースをまとめて表示するなどの機能も備えている。
●ビジネスモデル変革期“期待の新メディア”
協業3社はともに、この新メディアになみなみならぬ意気込みで臨んでおり、テレビ朝日 常務取締役の神山郁雄氏は「この新たなポータル事業を何としても成功させ、大きな柱の1つとして育てていきたい」と期待を寄せた。
放送業界は、2011年の地上デジタル放送への完全移行を間近に控えて激変期を迎えていることに加え、おりからの不況で広告収入が減少傾向にあり、テレビ朝日もその影響とは無縁ではない。業界では放送以外の事業の収益を伸ばすことが話題になっているといい、神山氏は「この事業に、万全を期していいコンテンツを提供したい。端末の普及に向けたプロモーションにも協力する」と話す。
「創刊以来120年、自前主義でやってきた」と話す朝日新聞社 デジタルメディア担当の和気靖氏は、EZニュースEXの事業を通じて(1)異業種間協業(2)利用者個人の求めに応じた情報を配信するパーソナルメディア(3)スピード の3つに挑戦したいと説明。利用者に評価してもらえるかどうかは「使いやすく、役に立ち、心地よいサービスを提供できるかどうか」だと見ており、質の高い情報の提供を目指すとした。
KDDI 取締役執行役員常務の高橋誠氏は、EZニュースEXのポイントは(1)超速報性(2)リッチなコンテンツ(3)快適な操作感(4)ローカルコンテンツも含めたパーソナライズ だと説明。「今後の端末にどんどん載せていくので期待してほしい」と自信を見せた。
2009年夏モデルでEZニュースEXに対応するのは、「T002」「biblio」の2モデル。KDDIでは秋冬モデル以降、対応機種を順次拡大する予定で、今後2〜3年で1000万加入を目指す。
(プロモバ)
【中国ブログ】南京人から見た日本「日本は凄い国」
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私は南京の人間であるが、日本に対して排斥の気持ちは持っていない。
関連写真:そのほかの中国で報道されている日本に関する写真
以前、新疆ウイグル自治区の人から、「南京のホテルには『日本人と犬は入るべからず』という看板をかけているのか?」と尋ねられたことがあった。私は「そんなことをしたら外交問題になってしまうじゃないか」と答えたのだった。
私の周りには日本製品のボイコットを呼びかけている友人もいるが、私は賛同したくない。なぜなら私は日本製品が好きで、ソニーやDHC、uni、カシオなど、日本製品をたくさん購入しているからだ。さらに購入するティッシュはネピアのみと決めているほどである。これは日本製品だから購入しているというわけではなく、品質が確実に良いから購入しているのだ。
日本には中国にとって学ぶべき精神がある。それは強者に学ぶ精神である。はるか昔、文字を持たなかった日本は中国から漢字をはじめ、多くの技術を学び、それらを持ち帰っては自国で発展させた。その後、西洋諸国の強さを垣間見た日本は西洋諸国に学び、政治体系や経済、技術などを飛躍させたのである。
現在、日本は世界第二位の経済規模を誇る発展国である。日本の教育や医療、法律などは全て世界先端レベルだ。私が思うに、他人に学ぶことや革新を思い切ってやれるからこそ、日本は継続して発展することが出来るのだろう。
日本は粘り強く、凄さを感じる国家だ。地震が多く、自然条件も良くない国家であるにもかかわらず、これほどまでに強靭であり続けるのは確かに容易ではないことであり、小さな点に日本人の知恵を感じ取ることが出来るのである。(編集担当:畠山栄)