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瞬間最高視聴率、CD売り切れ……。『関ジャニの仕分け∞』でMay J.が歌った「366日」に大反響 [/tvasahi]

BARKS 3月11日(月)19時37分配信



3月9日放送のテレビ朝日系列『関ジャニの仕分け∞』スペシャルに出演したMay J.。番組内で彼女が歌唱したHY「366日」が大反響を巻き起こし、ベスト盤CDが売り切れる事態となっている。
3月9日放送のテレビ朝日系列『関ジャニの仕分け∞』スペシャルに出演したMay J.。番組内で彼女が歌唱したHY「366日」が大反響を巻き起こし、ベスト盤CDが売り切れる事態となっている。

9日放送の『関ジャニの仕分け∞』では、秋元順子、MIHIRO~マイロ~、misono、May J.、JAMOSA、ティーナ・カリーナらが歌うまキッズと対決するという企画を放送したが、番組平均視聴率12.7%だったのに対し、May J.がHYの「366日」の歌唱を開始したところから視聴率がぐんぐん上がり続け、番組瞬間最高視聴率15.2%を叩き出した。

また、オンエア直後から、TwitterのHOTワードではTOP10圏内にMay J.が表記違いで複数ランクイン。「泣いた」「感動した」という声が多数書き込まれた。

さらにこの反響を受けて、楽天ではCDランキングで『May J. BEST - 7 Years Collection -』が1位。Amazonでも音楽総合で30位まで急上昇したが、注文が殺到したことによって在庫切れとなった。その後、この勢いはiTunesへと飛び火。HY「366日」がトップソング・ランキングで2位まで急上昇。『May J. BEST - 7 Years Collection -』から楽曲をピックアップした iTunes版アルバム『May J. BEST - Selected Edition-』も総合14位にランクアップした。

“カラオケ採点最強シンガー”として、今、その歌声が最も注目されているMay J.だが、3月13日深夜オンエアのテレビ朝日系『お願い!ランキング』(24:20~25:15 関東地区)では映画『レ・ミゼラブル』でのアン・ハサウェイの歌唱が話題となっている「夢やぶれて(I Dreamed a Dream)」と、以前『関ジャニの仕分け∞』で歌唱して大反響を巻き起こした伊藤由奈「Precious」の採点カラオケ対決に挑む。しかも、超高難易度とされる「夢やぶれて(I Dreamed a Dream)」の採点カラオケで、May J.が物凄い展開を巻き起こすそうなので、これは必見だ。
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【WBC】快勝オランダ戦34.4% 接戦の台湾戦は瞬間最高43.0% [/tvasahi]

オリコン 3月11日(月)12時1分配信

 『第3回ワールド・ベースボール・クラシック』(WBC)で、3連覇を目指す日本は10日、東京ドームで行われた2次ラウンド2回戦でオランダと対戦し、16‐4で7回コールド勝ちし、準決勝進出を決めた。同試合を生中継したTBSでは、午後7時34分から10時4分までの2時間30分に番組平均世帯視聴率で34.4%を記録した(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 同試合は1番鳥谷敬内野手(阪神)が今大会チーム初ホームランとなる先頭打者アーチで先制。2回には松田宣浩内野手(ソフトバンク)にツーランホームラン、内川聖一内野手(ソフトバンク)にスリーランホームラン、7回には、坂本勇人内野手(巨人)に満塁ホームランが出るなど、6本のホームランを含む17本安打で毎回得点を挙げ、オランダを圧倒した。

 準決勝進出を決めた日本は、12日に2次ラウンドの1位通過をかけ、11日に行われる敗者復活2回戦、キューバ対オランダの勝者と対戦する。

 なお、8日に同スタジアムで行われた2次ラウンド1回戦・台湾戦は相手にリードを許す展開となり、9回2アウトから井端弘和内野手(中日)のタイムリーヒットで同点に追いつくと、延長10回に中田翔内野手(日本ハム)の犠牲フライで1点を勝ち越し、日本が4‐3で競り勝った。

 同試合を生中継したテレビ朝日の番組平均世帯視聴率は30.3%(後7:08~11:48)。10回裏、台湾がランナー1、2塁から最後のバッターを打ち取る試合直前から試合終了までの午後11時43分、44分の2分にわたって瞬間最高視聴率43.0%をマークした。
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<WBC>死闘の台湾戦も30.3%の高視聴率! 瞬間最高は43.0% [/tvasahi]

まんたんウェブ 3月11日(月)11時11分配信



WBC台湾戦で勝ち越しの左犠飛を放った中田翔選手=東京ドームで2013年3月8日、宮間俊樹撮影
 野球の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2次ラウンド1組が8日に始まり、大会3連覇を狙う日本代表「侍ジャパン」と台湾の試合が同日に東京ドームで行われ、中継番組(テレビ朝日系)の平均視聴率は30.3%(午後7時8分~11時48分、ビデオリサーチ調べ、関東地区)、瞬間最高は午後11時43、44分の2時点でそれぞれ43.0%と高視聴率を記録した。七回コールド勝ちを収めた10日のオランダ戦も平均視聴率で34.4%と今年最高を記録しており、連日の熱戦に視聴者の注目が集まっている。

【写真特集】日本-台湾の“死闘”の様子

 8日の台湾戦は、満員の4万3527人の観衆を集めて行われ、日本は台湾に2度のリードを許しながら4-3で逆転勝利。九回2死から劇的な二盗を決めた鳥谷敬選手鳥谷が、井端弘和選手井端の適時打で生還。土壇場で同点に追いついた日本は、延長十回、中田翔選手中田の犠飛で勝ち越し、4時間37分にわたる“死闘”に決着をつけた。

 日本は、12日に東京ドームで、キューバとオランダの勝者と対戦し、2次ラウンドの最終順位が決定する。決勝ラウンドは、17日から米サンフランシスコのAT&Tパークで開かれ、4チームが準決勝以降のトーナメントを争う。(毎日新聞デジタル)
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<テレビ朝日>「日曜洋画劇場」を名称変更しリニューアル 洋画苦戦で大型ドラマなど投入へ [/tvasahi]

まんたんウェブ 3月6日(水)15時6分配信

 テレビ朝日は6日、4月期の改編説明会を開き、日曜午後9時からの「日曜洋画劇場」枠の名称を変更し、「日曜エンターテインメント(仮)」としてリニューアルすると発表した。45年の歴史を誇る洋画番組の名称を変更し、映画だけでなく、大型特別ドラマや豪華バラエティーなどのエンターテインメント番組も放送する。ただし、洋画を放送する際は「日曜洋画劇場」のタイトルは残すという。

 西新編成部長は「もちろん上質な映画は放送していきますが、映画以外にもプレミア感のあるエンターテインメントを投入していきたい。大型ドラマなどもかけていけたらと思っている」と説明。平城隆司取締役は「昨今の洋画の興行成績(が振るわないから)なのか視聴率が取れなくなっている。12年度に期待して投入した大作がなかなか数字を取れていない」と背景を明かし、「前は固定のお客さんがいたが、なかなかうまくいかなくなってきた。とはいえ45年の歴史ある日曜洋画なので大切にしていきたい」と語った。

 同枠では、すでに映画以外の番組を放送しており、昨年7月の「とんねるずのスポーツ王は俺だ!真夏の猛特訓スペシャル」が17.8%、同9月の「無人島0円生活3時間スペシャル」も18.3%とそれぞれ高視聴率を記録しているが、映画とその他の番組の比率について平城取締役は「決めかねているが、日曜洋画を中心としているのは間違いない。放映権の値段などもあるので、どちらが良いかを探りながら、視聴者の方々の反応を見ながら決めたい」と説明している。(毎日新聞デジタル)
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『信長のシェフ』が“カジュアル時代劇”と高評価 シリーズ化も [/tvasahi]

 ドラマ『信長のシェフ』(テレビ朝日系)が、“深夜の時代劇”というこれまでにない作品ながら高視聴率を記録し、早くも続編やシリーズ化の声も出ている。

 同ドラマはKis-My-Ft2の玉森裕太(22才)初の単独主演作品。現代から戦国時代にタイムスリップしてしまった料理人ケン(玉森)が織田信長(及川光博)に気に入られ、専属料理人に。数々の難題を乗り越えていく物語だ。

 第1回の放送で11.6%の高視聴率を叩き出し、その後も好調をキープし、2月22日の放送では11.8%を記録。夜11時台スタートでありながら7話平均10.9%という視聴率は、夜9時台、10時台の他の連ドラと比べてもまったく引けを取らない数字だ。

 コラムニストのペリー荻野さんは、人気の理由について「設定の面白さはもちろんありますが、超カジュアルな時代劇で、難しい理屈も言わないので、時代劇が苦手な人でも入りやすく深夜枠によく合っている」と言ってこう続ける。

「信長を及川光博、家康をカンニング竹山、秀吉をゴリ、明智光秀を稲垣五郎というキャストをみても、カジュアル感が出ていますよね。キスマイの玉森くんが何でもこなせるシェフではなく、悩んだり苦しんだりしながら試行錯誤しながらやっていく姿を好演していて、視聴者の目線と近いのもいい。戦国時代には醤油がなかったため味噌の上積みを使って醤油を作り出すなど、うんちく的な要素も人気を呼んでいる理由では?」

 これまで、テレ朝のこの時間帯は『トリック』『時効警察』『特命係長・只野仁』など人気シリーズが放送された枠でもある。『トリック』『特命係長・只野仁』は映画化されるほどの定番作品となった。『信長のシェフ』も好調を受けて、こんな声も出ている。

「これだけ視聴率をとるなんて、局内でもほとんどの人が予想していなかった。今ではシリーズ化したり続編をやれば人気作品になる、という声も出ています。原作漫画は、今も連載中ですからストーリーはいくらでもあるわけです。タイムスリップという設定がストーリーの核ですから、別の時代に行くという話にしても話はふくらみますからね」(テレ朝関係者)

 3月8日の最終回では、ケンが平成の時代に戻れるかどうかや恋人(香椎由宇)との関係が見どころとなる。視聴率好調が続くテレ朝に、またまたヒット作が誕生したのは間違いなさそう。


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テレ朝『DOCTORS』続編決定! 再評価される“第3の視聴率男”沢村一樹の安心感 [/tvasahi]

「今、局内では沢村さんの評価がうなぎ上りですよ。上層部も、『彼が第3の視聴率男だな』なんて言って笑っていますよ」(テレビ朝日関係者)

 昨年の年間視聴率で、プライムタイムの時間帯で開局以来初の首位を獲得したテレビ朝日。ゴールデンタイムでも開局以来初の2位となり、全日でも41年ぶりの2位を獲得した。

「それに貢献しているのは、もちろん水谷豊さんの『相棒』シリーズです。昨年は、米倉涼子さんの『ドクターX 外科医・大門未知子』も想像以上のヒットで、視聴率が底上げされました。その前年に沢村さんが主演した『DOCTORS~最強の名医~』も、平均で15%近く取るなどヒットし、今年続編が放送されることが決定しました。脚本は引き続き、福田靖さんが担当するそうです」(同)

 それにしてもなぜ、一昨年に放送された沢村のドラマが、今になって評価されているのか?

「テレ朝には、ヒットしたドラマは基本的に“続編”を作る、という決まりごとがあるんです。沢村さんのドラマのように平均で15%近く取る作品は少ないので、続編も大コケしないという安心感がある。昨年の同局のドラマには、シリーズ物を除いて、一昨年の『DOCTORS』を超えるものがなかったので、この作品が続編候補に選ばれたんですよ。上川隆也さんの『遺留捜査』も初回のシリーズで14%を取ったのでシリーズ化され、今年も第3シリーズが放送されます。その上川さんより沢村さんのほうが数字がよかったから、上層部も期待するところが大きいんじゃないでしょうか。テレ朝は今年、ゴールデンでも1位を目指していますからね!」(同)

 テレビ朝日の勢いは今年も続きそうだ。

※画像は『DOCTORS 最強の名医 DVD-BOX』(TCエンタテインメント)

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早河洋社長 記者会見(2月26日)要旨 [/tvasahi]

※視聴率状況について
早河社長: 1月クールも2カ月近くが経過した。ゴールデン、プライム、プライム2はトップと順調に推移している。2012年度は全日とゴールデンで日本テレビと接戦になっているが、プライムはリードしている。年度も残り1カ月余りとなった。WBC、期末特番等で最善を尽くしていきたい。2月1日から開局55周年記念期間に入ったが、スペシャルドラマ「最も遠い銀河」など、記念番組が好評で視聴率も健闘していて上々のスタートだ。今後もテレビ朝日らしいスペシャル番組を投入していく考えだ。
平城取締役: 2012年度の平均視聴率は残り5週。去年4月から今年3月までの視聴率だ。
全日が7.8%で2位、ゴールデンが 12.2%で1位、プライムも 12.5 %で1位、プライム2が8.3%で1位。ゴールデンとプライムとプライム2がトップをキープし、全日は日本テレビに0.1ポイント差の2位となっている。月間のプライムトップを昨年9月から5ヶ月連続でとっている。本年度も10ヶ月中8回獲得している。月間の全日・ゴールデントップはともに5回獲得。週単位では、47週中27週でプライムトップを獲得している。2012年度下期の視聴率は、昨年10月1週から今年3月までの途中経過だが、現在のところ全日が8.0%の2位、ゴールデンが12.8%の1位、プライムが13.0%の1位、プライム2が8.7%の1位となっている。ゴールデン・プライム・プライム2がトップで、全日は1位局の日本テレビに0.1ポイント差の2位となっている。下期も好調で、11月・12月に月間四冠を獲得して、今月2月に関しても現在のところ四冠で推移している。続いて、1月クール平均視聴率だが、現在2月3週まできて、全日 8.2%の2位、ゴールデン 12.4%の1位、プライム 12.7%で1位、プライム2 8.8%の1位となっている。全日は1位局日本テレビとの差が0.2ポイント、ゴールデンは逆に0.1ポイント差で当社がトップ。プライムは0.7ポイント差となっている。続いて各番組の視聴率状況。1月クールのドラマだが、「相棒 Eleven」は10月から2クール放送しているが、1月クールに入って5回平均で16.8%。民放1月クールのドラマで唯一、15%を超えてトップとなっている。木曜ミステリー「科捜研の女」6回平均12.4%。それから金曜ナイトドラマで初めて時代劇を編成した「信長のシェフ」は、7回平均10.9%。先週金曜日に自己最高の11.8%を獲得するなど上昇傾向。続いて全日帯の好調な番組を紹介する。朝の「モーニングバード!」は2月1週・2週で7%台を獲得。昨日も民放横並トップで7.0%だった。下期平均は6.5%で前年比+0.9ポイントと大きく上昇している。夕方の「スーパーJチャンネル」は下期平均で前年比0.9ポイント上昇。1月クール平均は9.6%で同時間帯ダントツ。夕方ニュース番組としては、NHKを初めて抜いて2012年年間横並びトップを獲得。月間記録も更新中で、昨年4月から22ヶ月連続で同時間帯民放月間トップ。全日はこの2つの報道・情報番組が引っ張ってくれている。今後の主な放送予定だが、3月11日の関連で特別番組を編成する。3月10日は14:00-18:00「つながろうニッポン2013(仮)」。ナビゲーターに中村雅俊さんをお迎えしてお送りする。3月11日には13:55から「ANN報道特別番組 スーパーJチャンネルSP」この日はWBCの編成も予定しているので終了時間は未定。また、3月11日~15日まで「報道ステーション」古舘キャスターらが現地から中継する。WBCはいよいよ今週末から開幕する。放送対応は第1次ラウンドは3月2日と3日、第2ラウンドは3月8日ほか、3月20日の決勝ラウンドの決勝戦まで編成を予定している。それ以外に、3月26日、2014年FIFAワールドカップブラジルの出場権をかけて、ヨルダンでの試合を時間未定だが夜10時台の編成を予定している。
※営業状況について
早河社長: 1月の営業売り上げはタイムが前年比103.2%、スポットが106.5%、トータル104.8%で確定した。タイムは、正月三が日特番が、4年連続三が日プライムトップ、今年で5年連続となったが、その実績をアドバタイザーや広告会社に高く評価いただいたことで、前年を大きく上回る単価でセールスすることができた。「相棒元日SP」「とんねるずのスポーツ王は俺だ」といった番組だ。スポットは、東京地区売上が前年水準を超えてきた。これは8月にロンドン五輪へのスポット予算シフト等を理由に前年割れをしてから半年ぶりである。その中で当社は106.5%だった。「年間プライムトップ」獲得を背景に前年売上を大幅に超えて、シェアを上げることができた。1月のスポットシェアは21.7%から22.4%に上がった。2月の営業売上は、タイム104%+α、スポット102%+α、営業局トータル103%+αで推移している。タイムは、2月2日、3日に放送された二夜連続ドラマ「最も遠い銀河」が高額でセールスできたこと、それからきょうも放送されるがWBC壮行試合2試合の編成で前年売上を大幅に上回る見込みだ。スポットは、東京地区は前年水準に届くかどうかという状況。その中で当社は前年を上回っており、引き続きシェアアップの流れを継続していけるとみている。3月の営業売上は、タイム109%+α、スポット91%+α、営業局トータル98%+αで推移している。タイムは、WBC、サッカーW杯最終予選の大型スポーツ単発があるため、前年を大幅に上回る見込みだ。スポットは現在、安倍政権の発足以降続いている円安株高という傾向もあって、“期余り予算”での出稿が相当あるとみており、前年売上水準以上を目指して丁寧にセールスしているところだ。
※放送外収入について
藤ノ木常務:まずはイベント関連。3月4日、サントリーホールで開催する「徹子の部屋クラシック」から。ご存知のように黒柳徹子さんの「徹子の部屋コンサート」は昨年も7回目の公演を東京と大阪で行ったが、クラシック版を新たに企画した。クラシックにも造詣が深い黒柳さんのMCにより、ベテランから旬の若手アーティストまで多彩なゲストを招いて送る一流の演奏とトーク。出演者はピアノの中村紘子さん、ヴァイオリンの高嶋ちさ子さんと12人のヴァイオリニスト、尺八の藤原道山さん、チェロの古川展生さんなど。進行は当社アナウンサーでヴァイオリンもたしなむ坪井直樹。残念ながらチケットは一般発売日に即日完売している。もうひとつのイベントは、これも過去2回開催し、いずれも好評を博しているダチョウ倶楽部・寺門ジモンさんプロデュースの「寺門ジモンのフードパーク マジ!ウマすぎ!夢の特選グルメ大集合!」を開催する。新宿京王百貨店で14日から20日までの1週間。寺門さんは芸能界屈指の食通ということで、彼のプロデュースするデパートでの催事。肉の名店を中心に、イートイン、実演販売、お持ち帰り品販売などを実施する。前回までは会場も狭くスペースも限られていたが、今回は大幅に拡大し出店の数も増強し皆様に楽しんでいただく。次はコンテンツ関連のトピックス。3月9日に映画「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」が公開されるが、これに向けて動画配信サービスが好調。このドラえもんの映画作品2本を含む27話を動画配信することにした。見放題のサービスを、テレビ朝日動画とNTTドコモの「dビデオ」で見られる。月額525円。2月15日からサービスを開始して今日2月26日までの11日間で、「dビデオ」で「テレビ/総合ランキング」の1位にランキングされている。テレビ朝日の動画は他にも好調で、昨年のドラマの中で視聴率1位を獲得した「ドクターX~外科医・大門未知子~」の見逃し配信も非常に好調だった。過去最高の売り上げだったコンテンツの2倍を記録している。そういったファンの方々の要望にも応え「ドクターX」のDVD化を決定した。3月20日に発売される。特典映像には、主演米倉涼子さんをはじめキャストのインタビュー集や、ここでしか見られない感動のクランクアップのシーンなどを収録している。是非お買い求めいただきたい。「お願い!ランキング」がローソンとコラボレーションした。1月8日放送の美食アカデミー特別篇で、あの川越シェフとショコラティエの斉藤先生がローソンの定番商品「からあげクン」をプロデュースした。第1弾が「鶏とゴボウの炊き込みご飯味」、第2弾が「オリーブ味」、第3弾が「親子丼味」ということで、1月から2月にかけて3商品を展開しているところでそれぞれ100万個の売り上げを突破し、3つ累計でも330万個を突破する人気商品になっている。これも「お願い!ランキング」とローソンのコラボレーションのひとつの成功例。
平城取締役: 映画について。1月19日公開の、松竹、山田洋次監督の「東京家族」。現在6週目に入っていて37日間で動員147万1971人、興行収入15億5000万円超えという状況。山田監督の「母べえ」「おとうと」同様に息の長い興業でさらなる上積みが期待される。東映の「特命戦隊ゴーバスターズVSゴーカイジャー」も1月19日の公開で、動員は42万8341人、興行収入4億2482万円となっている。去年の同時期に公開した「ゴセイジャーVSシンケンジャー」の対比119.2%となっており、既に目標を突破しており順調に興行を続けている。


以上

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日テレの3冠を止めたのはテレ朝! '59年の開局以来初のプライム年間視聴率トップ!! [/tvasahi]

 1月2日、各局の'12年の年間視聴率が出そろい、全日帯とゴールデン帯で日本テレビが1位を獲得した。しかし、夜7時~11時帯のプライムタイム視聴率ではテレビ朝日が1位を獲得し、日本テレビの2年連続の3冠を阻止。これまで長らく日本テレビとフジテレビが2強争いを展開してきたが、'12年はドラマやバラエティー、スポーツ中継全てで安定した数字を残したテレ朝が風穴を開けた。

開局以来初となる四半期視聴率4冠を獲得したテレビ朝日の勢いは最後まで止まることがなかった。レギュラーバラエティーでは毎週月曜に放送中の「もしものシミュレーションバラエティー お試しかっ!」が平均14.5%(最高20.1%)、同じく月曜の「Qさま!!」が13.7%(最高19.1%)、毎週火曜に放送中の「ロンドンハーツ」が13.6%(最高17.5%)と安定して高い数字を記録。スペシャル番組では、7月1日の「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!真夏の猛特訓スペシャル」が18.5%、5月1日の「ロンドンハーツ&アメトーーク!姉妹番組が初のコラボ一夜限り3時間SP!!」が16.4%、5月6日の「日曜洋画劇場特別企画 相棒-劇場版2-警視庁占拠!特命係の一番長い夜」が19.1%、9月2日の「よゐこの無人島生活 真夏に再び3時間SP」が18.3%、そして12月27日の「いきなり!黄金伝説。東京の島でサバイバル大賞 6時間SP」が17.1%と期待の特番が軒並み高視聴率を記録した。

連続ドラマでは、10月クールの木曜ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」が、最終回で民放の年間トップとなる24.4%を獲得するなど、平均19.1%と驚異的な数字をマーク。また、同クールの金曜ナイトドラマ「匿名探偵」が深夜帯(夜11時15分~)としては大健闘の平均10.5%、7月クールの木曜9時枠「遺留捜査」は12.4%、1月クールの水曜9時枠「相棒season10」が平均16.7%(最高20.5%)、“新相棒”甲斐享が加入した10月クールの「相棒season11」が平均16.9%(最高19.9%)と好調をキープ。一方、スペシャルドラマは2月19日の「必殺仕事人2012」の15.7%を皮切りに、3月17日の観月ありさ主演「濃姫」が14.5%、5月19日の椎名桔平主演「灰色の虹」が15.6%、12月15日放送の田村正和主演「十万分の一の偶然」が18.2%、12月22日の米倉涼子主演「熱い空気」が18.6%。毎週土曜夜9時枠で放送中の「土曜ワイド劇場」は、12月8日までで平均13.6%という安定した数字を記録し、“2時間ドラマのテレ朝”健在を示した。

また、なんといってもテレビ朝日の大躍進の原動力の一つはフィギュアスケートやワールドカップアジア最終予選などスポーツ中継だろう。4月5日の「サッカー・キリンチャレンジカップ2012 なでしこジャパン×ブラジル女子代表」が17.5%、4月21日の「世界フィギュア国別対抗戦2012 女子フリー」が16.2%、12月8日の「グランプリファイナル」が23.2%、そして独占中継権を持つ「2014FIFAワールドカップ・アジア最終予選中継」は、6月3日の「日本×オマーン」が31.1%、6月8日の「日本×ヨルダン」が31.6%、6月12日の「オーストラリア×日本」が35.1%、9月11日の「日本×イラク」が28.9%、11月14日の「オマーン×日本」が30.0%という高視聴率をマークした。(数字は全てビデオリサーチ調べ、関東地区)

'13年は、1月19日(土)にテレビ朝日開局55周年記念作品のドラマスペシャル「野良犬」を、2月2日(土)、3日(日)には「2夜連続ドラマスペシャル 最も遠い銀河」などの大型ドラマ、3月には「ワールドベースボールクラシック」、4月に「世界フィギュア国別対抗戦2013」、そして夏にはスペイン・バルセロナで開催される「第15回世界水泳選手権」の中継が控えている。'12年はプライム1位、全日2位、ゴールデンも2位になるなど絶好調の同局が、これらの布陣で史上初の年間視聴率3冠を獲得することができるのか、ことしもテレビ朝日から目が離せない。

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テレ朝54年目で初!年間プライム1位快挙 [/tvasahi]

 テレビ朝日が快挙を達成した。2012年の年間視聴率(1月2日~12月30日、ビデオリサーチ調べ)が2日、明らかになり、同局が、1959年(昭34)の開局以来初のプライムタイム(午後7~11時)トップの座を獲得した。全日(午前6時~深夜0時)ゴールデン(午後7~10時)では日本テレビが昨年に続いてトップを死守した。10年まで7年連続3冠だったフジテレビは、全時間帯で3位と苦しい結果となった。

 テレビ朝日が、開局以来の悲願を達成した。昨年まですべてのカテゴリーで3位だったが、プライムタイムでトップ。12・5%で王者、日テレの12・2%に0・3ポイント差をつけた。ゴールデンでも日テレに0・1ポイントの僅差で開局以来初の2位。全日も41年ぶり4回目の2位を獲得した。

 同局は昨年、地上波独占放送権を持つサッカーW杯ブラジル大会アジア最終予選が30%台を連発したほか、フィギュアスケート、プロ野球日本シリーズなど大型スポーツ番組が、軒並み好数字を記録。ドラマでも10月期の「ドクターX 外科医・大門未知子」が民放ドラマ年間1位となる平均19・1%をマークするなど「相棒」に続くヒット作が誕生した。レギュラー番組でも「お試しかっ!」をはじめとするバラエティー「報道ステーション」「スーパーJチャンネル」などの報道番組が好調を維持し快挙を引き寄せた。

 同局は73年から03年まで視聴率4位が指定席で“万年4位”とやゆされたこともあったが、01年にアジアサッカー連盟主催試合の独占放送権を獲得したころから風向きが変わってきた。「サッカー代表戦はテレ朝」の意識が定着。強力コンテンツに引っ張られ全体的な底上げに成功したほか、11年7月の完全地デジ化でチャンネルが10から5に変わり、番組表が中央付近に移動したことも追い風という見方もある。同局は「多くの視聴者の皆さまにご支持いただいたおかげと、心より御礼申し上げます。昨年1年間チャレンジャーとして貫いた姿勢を崩すことなく、今後も真面目に、思い切って取り組んでまいります」とコメントを発表した。

 一方、日テレは昨年8年ぶりに年間視聴率3冠を奪取したが、テレ朝躍進の影響を受け、全日、ゴールデンの2冠にとどまった。10年まで7年連続で3冠を維持したフジはドラマは好調だったが、ゴールデンタイムのバラエティーで苦戦が続き、いずれの時間帯も日テレ、テレ朝ともに水をあけられた3位に甘んじた。日テレ、フジの2強時代は終わり、テレ朝も3冠を狙える状況になっている。

 [2013年1月3日7時41分 紙面から]


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テレ朝大躍進! プライム帯視聴率年間1位 開局以来初の快挙 [/tvasahi]

テレビ朝日は2日、2012年の年間視聴率がプライムタイム(後7:00~11:00)で平均視聴率12.5%を記録し、1959(昭和34)年2月の開局以来初の1位を獲得したと発表した。ゴールデンタイム(後7:00~10:00)は12.2%で開局以来初の2位、全日(前6:00~深2:00)は7.7%で41年ぶり4回目の2位となった。視聴率はビデオリサーチ調べ。2004年~2010年はフジテレビが三冠、2011年は日本テレビが三冠と2強時代が長らく続いたが、これにテレ朝が割って入る大躍進を果たした。

2012年間ドラマランキングTOP10

 サッカーW杯ブラジル大会アジア最終予選の日本戦5試合、フィギュアスケートGPシリーズなどの大型スポーツ番組で高視聴率を獲得し、加えてドラマでは『相棒』シリーズに続いて、米倉涼子主演の『ドクターX~外科医・大門未知子~』が民放ドラマで年間1位となる大ヒットを記録。そして、『お試しかっ!』『Qさま!!』『ロンドンハーツ』といったレギュラーバラエティー番組が年間を通じて安定して高視聴率を残し、今回の躍進をけん引した。

 報道系番組でも『報道ステーション』(月~金 後9:54~)が平日ベルトで好調を継続し、プライム帯全体のベースアップに貢献。全日帯の『スーパJチャンネル』(月~金 後4:53~7:00)は年間で横並びトップとなる大健闘で、プライム帯への玄関口としての役割を果たした。

 同局では2011年7月の完全デジタル化に伴い、チャンネルが「10」から「5」に変わるタイミングで、新たな経営計画「デジタルVビジョン」を策定。2011年から3年計画で注力する5つの目標を掲げていたが、その中の一つである「地上波の世帯平均視聴率で平成25年度(2013年)中にプライム・プライム2 1位、全日帯 トップグループ」は着実にクリアしつつある。さらに今年2月1日の開局記念日から1年2ヶ月間にわたる55周年記念期間に突入。大型ドラマやバラエティーの特別番組、3月の野球WBC、4月のフィギュアスケートの国別対抗、夏の世界水泳などでさらなる攻勢をかける。
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早河洋社長 記者会見(11月27日)要旨 [/tvasahi]

※視聴率状況について
早河社長:今年の振り返りみたいなことになるが、4月クールの四冠、年度上期のプライムトップなど、開局以来初めての好成績を残すことができた。年間の集計では、全日、ゴールデンは、目下、日本テレビがトップで、テレビ朝日がこの数字を抜くのは難しい状況である。しかしプライムタイムはトップの可能性があるので、非常に厳しい戦いではあるが、年末に向けてラストスパートをかけていきたい。これが終わっても年度の戦いが残っていて、正月クールもチャレンジャーらしく攻め続けていきたい。また少し先のことではあるが、13年度は、経営計画「デジタル5ビジョン」の最終年度で、開局55周年の記念期間と重なっている。今の流れに乗って1年を通じて善戦、健闘できるように願っている。いずれにしてもここまでトップ争いができるのは初めてのことで、制作現場も自信を深めていると思う。一方でチャンピオンになるということ、トップになることの難しさを、ハードルの高さを、あるいは上位局の強さを体感しているのではないかと見ている。今年の体験というのは次のステップに必ず活きてくると確信している。
平城取締役:視聴率の最新状況を報告させていただく。残り4週と6日となった年間平均視聴率。全日が7.6%、ゴールデンは12.1%。この2区分は2位。プライムは12.3%、プライム2は8.2%で、この2区分はトップ。プライムは2位局に0.1ポイント差。ゴールデンは1位日本テレビと0.2ポイント差。全日は0.4ポイント差。続いては年度視聴率。現在、全日が7.6%で2位。ゴールデンが12.0%、プライムは12.3%、プライム2は8.1%で、この3区分はトップ。全日は1位局と0.2ポイント差。ゴールデンはトップタイ。プライムは2位局と0.5ポイント差、プライム2はかなりの差をつけている。続いて10月クールの視聴率。全日が7.6%で2位。ゴールデンが12.6%、プライムは12.8%、プライム2は8.3%でこの3区分はトップとなっている。全日は1位局との差が0.2ポイント差。11月の現在の月間視聴率を申し上げる。全日が7.9%。ゴールデンは12.8%。プライムは13.2%。プライム2が8.5%と現在のところ4区分ともトップとなっている。これが視聴率の最新状況だ。各番組の視聴率状況を報告させていただく。10月スタートのドラマでは「相棒season11」が6回平均で17.3%。それから木曜ドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」が5回平均で17.7%。この2本のドラマが他局を含めた10月スタートの連続ドラマで現在1位、2位となっている。木曜ミステリー「捜査地図の女」は5回平均で10.1%。金曜ナイトドラマ「匿名探偵」は7回平均で10.5%と金曜ナイトは順調に推移している。ドラマに関しては以上である。続いて今後の主な放送予定について報告する。まずスペシャルドラマは、12月15日、16日で2夜連続松本清張スペシャルドラマを予定していたが、12月16日にご存知のように総選挙が入ったので、2夜目の作品を1週ずらすことにした。12月15日の田村正和さん主演のドラマスペシャル「十万分の一の偶然」はそのままだが、16日に放送予定だった米倉涼子さん主演の「熱い空気」は12月22日放送に変更させていただいた。2夜連続から2週連続ドラマということで放送させていただく。報道番組としてはその12月16日に「選挙ステーション」を予定している。19:56からスタート予定。1部の司会者は古舘伊知郎さん、小川彩佳。開票速報に山口豊。リポーターとして富川悠太、宇賀なつみ、青山愛。解説に時事通信の田崎史郎さん、テレビ朝日の藤岡信夫も加わる。2部は24:30からの予定で、MCが田原総一朗さん、他に渡辺宜嗣、村上祐子という布陣でお送りする。それからスポーツでは、「フィギュアスケートグランプリファイナル」が12月7日から3日間開催されるが、うれしいことに出場選手6人中、男子が4名、女子は2名日本人選手が出場する。男子は羽生結弦さん、小塚崇彦さん、町田樹さん、高橋大輔さん、女子は浅田真央さん、鈴木明子さんが出場する。12月7日、8日、9日と3日間お送りしようと思っている。
※営業状況について
早河社長:10月についての営業状況は、タイムが前年比93.7%。スポットが93.4%。トータル93.5%で確定した。11月はタイムが94%+α、スポットが100%±α、トータル97%+αで推移している。12月に関しては、現状、タイムが94%±α、スポットが95%±α、トータル94%+αで推移している。タイムは11月に続き、大型単発番組、年末特番のセールスがポイント。今週末の「福岡国際マラソン」、「フィギュアスケートGPファイナル」ロシアのソチで行われる最終決戦、そしてゴルフの「日立3ツアーズ」、こうしたスポーツコンテンツに加えて、ドラマでは松本清張原作のドラマ「十万分の一の偶然」、「熱い空気」これは2週連続放送になるが、こういったものがある。特に「フィギュアスケートGPファイナル」は中国で浅田真央さんが優勝して、高視聴率であったことから非常に期待している。この前終わったNHK杯も20%を超えていたので、この辺に期待している。スポットは11月に引き続き需要が旺盛で、停滞から脱したかのように感じている。例年のことだが12月はボーナス商戦とクリスマス商戦により混み合うという感じになるが、今年も中旬までの需要が特に集中している状況だ。11月に続き前年の水準を上回る売り上げを確保していきたい。
※放送外収入について
藤ノ木常務:まずはイベント関連。「徹子の部屋」コンサート、今年で7回目になるが、人気長寿番組の「徹子の部屋」をステージに移したこのコンサートを東京と大阪で開催する。チケットは発売と同時に完売。コンテンツビジネスのトピックスでは、「ロンドンハーツネットムービー」が累計1億回再生を突破した。2011年8月に第1弾を配信した「ロンドンハーツネットムービー」。今月6日に第4弾「ザ・トライアングル」の配信を開始し、11月17日(土)付で、累計1億回再生を突破した。YouTube公式チャンネルの登録者数でも日本のテレビ局ではじめて10万人を突破した。第3弾に続き第4弾もYouTubeでの英語字幕に対応していて、日本国内だけでなく、世界各国の方々にもお楽しみ頂いている。海外からのアクセスも多く、「ロンドンハーツネットムービー」の公式Facebookがあるが、世界中のファンからコメントを頂いている。そのYouTubeとの連携だが、こうした強みを生かして、2013年1月の予定でYouTube上のテレビ朝日の公式チャンネルにテレビ朝日制作のオリジナル・コンテンツを随時、配信していくことが決まった。今回も、現在絶好調のバラエティ番組との放送連動したオリジナル動画を制作して配信していく。期待してほしい。もうひとつは「相棒パン」。昨年に続き2回目になる。2種類のパン。山崎製パンさんとのコラボレーションで、前回は1種類だったが、今回は薄皮ミルクティーパンと2色のビスケパンを12月1日(土)に2種類同時発売することになった。水谷豊さんが番組の中で飲まれる紅茶をイメージした紅茶味のコラボ・パンだ。昨年も好評で、みなさんにお買い上げいただいたので、今回も期待している。高視聴率を背景に、グッズの売り上げも好調に推移している。テレビ朝日の番組関連グッズを販売するテレアサショップ東京駅店があり、民放キー局が出店しているが、10月月間売上で初めてのトップを獲得した。キラーコンテンツになっている「相棒」関連のものや、「ももクロChan」「仮面ライダーウィザード」「ドラえもん」など、いろんなジャンルのテレビ朝日の特色を生かした商品が売り上げを伸ばしている。こうした商品についても力を入れて作業をしている。
平城取締役: 映画について。出資映画の状況だが、「北のカナリアたち」11月3日(土)公開、24日間で動員98万人、興行収入10億4000万円で推移している。主演の吉永小百合さんが報知映画賞の主演女優賞を獲得したので、こうした話題でさらに動員が期待できると考えている。「鍵泥棒のメソッド」9月15日(土)公開、72日間で動員43万人、興行収入5億3000万円だが、これも報知映画賞の作品賞をいただき、今後の広がりが期待できる。「あなたへ」は現在2次興行中だ。8月25日(土)公開、93日間で動員221万3600人、興行収入23億5000万円で推移しているが、主演の高倉健さんも報知映画賞の主演男優賞を獲得している。これらの3作品は今後の年末の映画賞レースにおいていくつかの賞を獲得することが期待できるので、さらなる観客動員の伸びが予想されると思っている。
※今年最後の会見だが、どんな1年だったか
早河社長:トップグループというか、トップレベルで1年間戦えたのは大きな収穫だったと思っている。1クールは4冠だったので、そういうものが1年間続けばいうことはないが、いつも申し上げている通り、50数年の歴史の中ではこういうトップ争いをやったというのは初体験だった。それが社員に大変良い影響を与えて、相乗効果的にモチベーションが上がって大変元気で明るい雰囲気になっているというのが一番の収穫ではなかったかと思っている。もちろん、サッカーなどの爆発力のあるコンテンツもあるが、「報道ステーション」「スーパーJチャンネル」などの健闘も光った。ドラマもここにきて「相棒」に加えて「ドクターX」というヒット作が生まれた。バラエティは従来から深夜帯で醸成したものをプライムタイムに供給していくという流れが定着して、苦戦していた枠も少しずつ改善してきている。来年は、2014年2月が開局55周年になる。来年2月1日の開局記念日から1年2か月間、55周年記念期間として大型ドラマとかバラエティSPなどを投入していくことにしている。スポーツは4月にフィギュア国別対抗、ワールドチームトロフィーがあり、年末にはグランプリファイナルが福岡で開かれる。夏には世界水泳も開かれる。効率的に編成して、今年を上回る成績が上げられれば良いと思っている。今年の振り返りでいうと、営業的には、連結・単体ともに増収で、営業あるいは経常利益ベースで増益(上期)だった。それからスポットも過去20年で最高の半期シェア21.7%、プラス0.3%で頑張ってくれた。タイムは人気バラエティを中心に単価アップもできた。コカ・コーラがオリンピックを契機に行ったキャンペーン「コカ・コーラ チャレンジ」コンペで提案型営業が成功した。広告外ではKDDIとの、auヘッドライン、それに旧来からあるニュースEXのモバイル・サービスが順調に推移している。テレ朝動画では「ももクロChan」が半期の過去最高の収入を得たということで、「ももいろクローバーZ」は紅白への初出場も決まり、いい展開になってきている。DVDは「アメトーーク!」が累計200万枚を突破する驚異的な成績を上げている。「ドリームフェスティバル」という「ミュージックステーション」から生まれたイベントも大成功。それからマスコット・キャラクターのゴーちゃん。がサンリオキャラクター大賞第9位にランクインして、来春からグッズなどのビジネスがサンリオ直営店200店舗で展開することになっている。いろんな面で、ここまでは手ごたえを感じた1年だったと思っている。

以上
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早河洋社長 記者会見(9月25日)要旨 [/tvasahi]

※視聴率状況について
早河社長:2012年度上期が残すところあと6日となって、平均視聴率は、全日7.6%、これは日本テレビと0.1ポイントの差で2位。ゴールデン11.8%でトップタイ。プライムが12.2%で1位。プライム2が8.1%で1位。数字的には極めて僅差の戦いとなっている。この流れで行けばプライムとプライム2で上期トップはキープできるのではないかと思っている。年間の全日では日本テレビが抜きんでている。ただゴールデン、プライムは0.1から0.3ポイントの差で接戦となっている。ここの区分ではフジテレビも本来の力を出してくるとみている。いつも言っているが、1982年以来フジテレビ、日本テレビはここ30年トップを奪い合ってきた。ちなみに10年以上前のトップの局のゴールデン、プライムは15~16%という高いレベルだった。テレビ朝日は当時手も足も出なかった。今は12%台に乗ればトップ争いができる状況に変わってきている。チャンピオンという経験が長い2社にチャレンジャーとして挑戦を続けてきて、今の時点でこういう競争関係にあるのは誇れることだと思っている。ノックアウトされないように、脱落しないように切磋琢磨できればと願っているところだ。いまテレビ朝日の現場はこういう風に粘り強く挑戦を続けていれば、道は開けるということを学んでいるのではないかと私は思っている。
平城取締役:視聴率について若干の補足をさせていただく。上期残り6日となるが、全日で2位をキープすれば、41年ぶり開局以来5回目の2位ということになる。ゴールデンがトップもしくは2位になっても開局以来初。プライムがトップをキープすればこれも開局以来初という状況。プライム2に関しては2005年上期以来15期連続トップになる。レギュラーのベースアップの効果と、期首、GW特番、6月強化週、「報道ステーション」の好調、サッカーW杯アジア地区最終予選が4試合あったことで、ゴールデンが前年比で0.7ポイント、プライムが0.6ポイント上昇している。全日帯も「スーパーJチャンネル」の好調、「相棒」リピート等の好調、土曜日曜午後帯のバラエティ特番の好調により全日も0.4ポイント上昇という風になっている。年間はあと6日で4分の3が過ぎるが、現在プライムとプライム2がトップという状況になっている。9月に関しては、全日、ゴールデンが2位。プライム、プライム2が1位という状況だ。7月クールのドラマは他局もなかなか苦戦した。五輪の影響などもあったと思う。7月クール連続ドラマ何本かの中で、当社木曜21時「遺留捜査」の平均は12.5%だったが全局で2位。ちなみにベスト5には、他に「警視庁捜査一課9係」が4位、「京都地検の女」は5位とベスト5に3本、当社のドラマがランクインしている。今後の主な放送予定を簡単に申し上げると、10月になるといよいよ「相棒」が水曜21時に帰ってくる。10月10日スタート。初回2時間15分スペシャル。10月18日に木曜ミステリー、木曜ドラマの新作がスタートする。木曜ミステリーは真矢みきさん主演の新企画「捜査地図の女」。木曜ドラマは米倉涼子さんが女外科医に挑戦することになる。「相棒」が変わって成宮寛貴さんが新しい相棒として登場する。非常に期待できると思っている。スポーツではサッカーW杯アジア地区最終予選オマーン戦が11月14日、今度はアウェーで行われる。現在勝ち点は10でトップという状況だが、アウェーでは苦戦も予想されるので今後の展開が非常に興味あることだと思われる。その他10月の半ばからはフィギュアスケートのGPシリーズも開幕する。ここも浅田、安藤、髙橋、織田選手含め非常に楽しみな展開が期待される。
※営業状況について
早河社長:8月の営業売上は前年比、タイムが116.9%。スポットが91.8%。トータル105.6%で確定した。タイムは上期最大のポイントであるロンドン五輪の売上が目標を達成し8月のタイム売り上げを前年に比べ大きく伸ばす要因となった。スポットでは震災の影響が色濃く残る昨年5月以来、1年3か月ぶりに前年を下回った。原因はロンドン五輪に宣伝予算がシフトしたこと、エコカー減税期間が終了に近づくに従って自動車メーカーの出稿が減ったことが要因だが、想定していた以上の急減速、急ブレーキとなった。9月の営業売上はタイムが109%±α。スポットが89%+α。営業局トータルで98%+α。タイムは9月11日に放送した「サッカーW杯アジア地区最終予選 イラク戦」と、本来は7月に行われるが五輪の関係で9月に移った「全英リコー女子オープンゴルフ」などがあって前年を大幅に上回る見込みだ。スポットは8月と同様に大変厳しい市況となっている。8月のロンドン五輪あるいは自動車メーカーの出稿減に加え、アルコール、飲料メーカーが売り上げ不振によって利益確保のため宣伝予算を削減したことも影響しており、未だ前年90%に届いていない。最終的に90%に届くかどうかというレベルで7月までと比べると8月、9月は低調と言えると思う。10月だがタイムが86%+α。スポットが50%+α。営業局トータルで67%+αで推移している。
※放送外収入について
藤ノ木常務:イベント 等のトピックスについて3点報告する。一つ目が「恐竜王国2012」展が一昨日閉幕した。当社のこの夏最大のイベントだったが、7月21日から幕張メッセの国際展示場で展示していた。64日間の会期中に36万人を超す来場者があった。二つ目は「テレビ朝日ドリームフェスティバル2012」。音楽を愛するテレビ朝日が満を持して立ち上げた音楽イベントの2回目がいよいよ来月開催される。昨年の武道館で行われた第1回は3日間、お陰様で大成功を収めたが今年は会場を二つにして、一つは代々木第一体育館で10月6日から8日までの3日間。もう一つはShibuya AXというライブハウスで10月6日7日の2日間。2会場に拡大して豪華ラインアップでお送りする。最後は、「大つけ麺博 日本一決定戦」を開幕する。9月27日から10月17日までの3週間。3年連続20万人以上動員しているこのイベントが今年で4回目となる。今年は全国からオープンエントリー方式で出店を募りWEB上で予選を通過した24店舗がJR浜松町駅前に集結する。そこでお客様の投票で日本一のつけ麺を決定したいと思っている。食べたつけ麺が美味しかったら投票してもらうということになる。この投票券付つけ麺券は現在も近くのセブンイレブンで前売りしている。コンテンツビジネスのトピックスを3点。一つは「ロンドンハーツネットムービー」。9月1日に累計再生回数が8000万回を突破。当社の人気バラエティ番組からスピンオフした「ロンドンハーツネットムービー」はこれまでに3弾まで配信している。第3弾は5月15日配信開始で既に2700万回再生を突破し、現在も全シリーズ合計で一日約10万回再生されている人気を博している。もう一つ「ゴーちゃん。」がサンリオのキャラクター大賞で9位に入賞した。今回で27回目となるファンによる人気投票でサンリオキャラクターのNO.1を決定するもの。1位はハローキティ、初参加のキャラクターがベスト10入りしたのはゴーちゃん。が初めて。ベスト10入りしたことでサンリオの全国の店舗でゴーちゃん。商品が発売されることになる。FIFAワールドカップアジア最終予選、9月11日イラク戦で高視聴率を獲得したが、データ放送でも新たな取り組みをした。LINEというコミュニケーション・アプリの中でテレビ朝日サッカーの公式アカウントを取得した。9月11日に向けて盛り上がりを続けていき、そのフォロワー登録数は30万人を突破するという勢いで、番組視聴にも貢献した。11月14日にはオマーン戦が控えているので、それに向けた取り組みを強化していきたい。
※映画事業について
平城取締役:出資映画2作品。高倉健さん主演の「あなたへ」だが、8月25日(土)公開、30日間で動員185万7000人、興行収入19億6000万円を超えている。主演の高倉健さんが、8月19日(土)の「Sma STATION!!」に本人初のテレビ生出演をするという話題も含めて、高倉健さんが精力的にPR活動した結果もあるが、内容も評価も高く、特に平日5日間の成績が土・日を上回るという現象となっている。今週中に20億円突破は間違いなく、あとはどこまで上にいけるか期待したい。内田けんじ監督の「鍵泥棒のメソッド」9月15日(土)公開、9日間で動員20万人弱、興行収入2億5000万円弱と順調に推移。内容の評価も高く、今後に期待できると思っている。
※スギちゃん骨折について
早河社長:回復は順調だと聞いている。近いうちに、復帰に向けて事務所の方から今後の
お仕事に関するお話があるということを聞いている。社内でこの件について、反省を込めて再発防止策を話し合ってきたが、高飛び込みはこれまでも万全の安全対策を講じたり、入念な準備をして実施してきた。当日もそうだったが、やはり100%安全という確証を得られないという判断に至り、この飛び込み企画というのは、バラエティの一コーナーとしては今後行わないということに決めた。私どもの放送ハンドブックには、バラエティの制作に関する、安全を最優先する旨のガイドラインがあるが、こうした詳細の競技種目というか、メニューというか、そういうところまでの記述がなかった。これは、実質的には細部にわたって作るのは難しいのだが、最善の安全対策は飛び込み企画をやめるということに結論付けた。

以上



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<テレビ朝日>開局以来初の四半期「四冠王」達成 [/tvasahi]

まんたんウェブ 7月3日(火)14時45分配信

<テレビ朝日>開局以来初の四半期「四冠王」達成
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4月の月間視聴率「四冠王」を獲得したテレビ朝日

 テレビ朝日は3日、4月クール(4月第1週から6月第4週)の四半期視聴率で、1959年の開局以来初めて「四冠王」を達成したと発表した。同局の早河洋社長は「サッカー、フィギュアなどスポーツ、バラエティー、報道ステーション、相棒の衰えないコンテンツ力が牽引。士気も上がっています」と好調の理由を説明している。

【写真特集】「相棒」やバラエティーなど好調の番組の写真

 同局は4月クールに「全日」(午前6時~深夜0時)で7.9%、「ゴールデン」(午後7~10時)で12.3%、「プライム」(午後7~11時)で12.7%、「プライム2」(午後11時~深夜1時)で8.6%を記録。4月に月間で初の四冠王を達成したのをはじめ、週間では同期間、四冠を6回達成している。

 サッカーW杯アジア地区最終予選の生中継が今年放送された全ての番組の中で初めての30%超えを3回記録したほか、「報道ステーション」がクール平均13.8%と好調で、バラエティーもロンドンハーツとアメトーークのコラボなどが順調だったという。

 早河社長は「7月クールも流れを持続できるという楽天的な考えはない。五輪は視聴率の変動要因になるし、他局は長時間番組など強力なラインアップ。夏場の厳しい戦いに耐えて、反転攻勢に出れれば。テレビ朝日はチャンピオンではなくチャレンジャー。守るのではなく攻め続ける」と気を引き締めている。(毎日新聞デジタル)


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テレ朝が初の上半期視聴率三冠王? 余波で証券会社は株価予想引き上げ [/tvasahi]

テレビ朝日が上半期(4~9月)視聴率で、前回首位だった日本テレビ、2位のフジを抑え、トップになる可能性が出てきた。

 とにかく「4月」に飛ばした。好調要因はスポーツ特番が強かったことだろう。
 その代表が『世界フィギュアスケート国別対抗戦』。4日間の編成で平均15%に迫る勢いだった。これにバラエティーのスペシャルが好調。『報道ステーション』などのレギュラー報道部門も安定的高視聴率で、全日(6時から24時)7.8%、ゴールデン(19時~20時)11.9%、プライム(19時~23時)12.4%とすべての部門で他局を抑えた。
 5月も勢いは衰えず、6月に入っても好調を持続している。12日に放送した『2014FIFAワールドカップアジア地区最終予選』は3試合平均32%と次々に高視聴率を出した。
 結果、6月中盤までの平均視聴率は全日8.1%、ゴールデン12.8%、プライム13%でキー局中の首位をキープしている。
 これに三菱UFJ証券が過敏に反応、テレ朝の株価目標を18万円から21万5000円へ引き上げた(6月なかばの株価は11万円前後)。

 ただ、ドラマの方は芳しくない。渡瀬恒彦『新・おみやさん』は平均10%前後、観月ありさ『Answer』9%、長澤まさみ『都市伝説の女』9%、武井咲『Wの悲劇』も8%止まり。上半期勝利の美酒に酔うには後半(7~9月)の実績がポイントになる。
 「7、8月はロンドン五輪があるが、人気の女子マラソンはフジにとられた。テレ朝は8月6日未明の『男子ハンマー投げ』、それに『陸上男子100メートル』など、高視聴率が期待できそうもない種目ばかり。五輪での底上げは期待できません」(テレビ雑誌編集者)

 やはり、夏はドラマで勝負せざるを得ない。丸山隆平(関ジャニ8)のダメ社員もの『ボーイズ・オン・ザ・ラン』はテレ朝にとってある種“賭けドラマ”となる。
 ただし、ほかは安定視聴率を稼げるドラマばかり。過去の実績から渡瀬『警視庁捜査一課9係』は12~13%が確実。上川隆也『遺留捜査』は13~14%、名取裕子『京都地検の女』は10~11%と得意の警察・検事ものが多い。こうしたドラマで数字を上積みしていく戦略である。
 「上半期にテレ朝が視聴率三冠王をとる確率は6~7割。怖い存在です」(ライバル局編成マン)

 テレビ界の勢力分布図が、今年、大きく変わるかもしれない。
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早河洋社長 記者会見(5月29日)要旨 [/tvasahi]

※視聴率状況について
早河社長:4月クールの平均視聴率は、昨日まで4区分でトップをキープしている。しかし、数字を良く見ると、全日、ゴールデンは2位局とわずかな差で混戦模様ともいえる。今週から「2014FIFAワールドカップブラジル アジア地区最終予選」が始まるので、この3試合を軸に今の流れを持続できるよう戦っていきたい。日本テレビ、フジテレビは強いが、当社はあくまでチャレンジャーなので、攻めることで混戦から抜け出すことを期待している。
平城取締役: 4月クールの平均視聴率は、全日7.8%、ゴールデン11.9%、プライム12.4%、プライム2 8.5%と全区分でトップとなっている。全日、ゴールデン、プライムの2位局との差は0.1~0.8ポイント。期末期首特番・ゴールデンウィーク特番の健闘や「報道ステーション」の好調により、ゴールデンで前年比1.1ポイントプラス、プライムで1.0ポイントプラス。また、「スーパーJチャンネル」や「相棒」リピート等の平日ベルト番組の好調により、全日も0.6ポイント上昇させている。4月クールは8週終わったが、週単位でみてもプライムは8週中5週トップを取っている。残り3週は2位となっている。プライム2は8週連続トップだ。5月も好調に推移していて、全日7.6%・1位、ゴールデン11.4%・民放2位、プライム12.0%・1位、プライム2 8.5%・1位。ゴールデンウィーク特番の健闘や「報道ステーション」の好調により、ゴールデンは前年比0.4ポイントプラス、プライムは0.4ポイントプラス。全日も0.3ポイント上昇させている。ちなみに、年間視聴率では、全日7.7%・3位、ゴールデン12.1%・3位、プライム12.4%・2位、プライム2 8.4%・1位。全日は2位局と0.2ポイント差、プライムは1位局と0.2ポイント差となっている。4月に始まった番組の視聴率状況では、4月クールドラマは全般的に苦戦している。「Answer ~警視庁検証捜査官」(水 21:00)は6回平均10.1%。シリーズ第9弾の木曜ミステリー「新・おみやさん」(木 20:00)は、初回14.1%だったが、6回平均で11.4%。木曜ドラマ「Wの悲劇」(木 21:00)は5回平均9.3%と、プライム帯のドラマは苦戦している。金曜ナイトドラマ「都市伝説の女」(金 23:15)は7回平均9.4%と健闘している。全日帯では「やじうまテレビ」が4月クールに入り若干好調になってきている。第2部の週平均は5.7%と、前年から0.9ポイントアップさせている。「モーニングバード!」は2年目を迎えたが、5月1週に自己最高の週平均7.7%を獲得し、4月以降の平均も前年から0.6ポイントアップしている。GW明けにスタートした「ゆうゆう散歩」は初週5.1%と好スタートを切り、5月22日に自己最高の初の7%台となる7.1%を記録した。
※今後の番組について
平城取締役: 6/23(土)21:00から松本清張没後20年特別企画「ドラマスペシャル 波の塔」沢村一樹さん主演、羽田美智子さん出演で放送する。7月改編のドラマでは、水曜21時は「警視庁捜査一課9係 season7(仮)」。渡瀬恒彦さん主演の人気シリーズ第7弾。前回は、最終回で17.0%と歴代最高視聴率を更新し、クール平均視聴率も15.8%の高視聴率となった。出演は、渡瀬恒彦さん、井ノ原快彦さん、羽田美智子さん。木曜ミステリーは「京都地検の女」。名取裕子さん演じる京都地方検察庁の女性検事を主人公にした人気シリーズ第8弾。新任の検察事務官として大杉漣さんが出演する。木曜ドラマは、2011年4月クールでは水曜9時に放送した「遺留捜査」。昨年は初回17.0%、平均14.3%だったが、木曜9時に編成する。出演は上川隆也さん。金曜ナイトドラマは、関ジャニ∞の丸山隆平さん主演の「ボーイズ・オン・ザ・ラン」。ビッグコミックスピリッツ連載の花沢健吾さん原作の作品だ。ちょっぴり「エッチ」で「ポップ」で「泣ける」青春ドラマだ。
神山専務:「2014FIFAワールドカップブラジル アジア地区最終予選」がいよいよ6/3(日)から始まる。3日は「日本×オマーン」18:00から放送予定。6/8 (金)は「日本×ヨルダン」で19:00から放送予定。6/12(火)は アウェーだが「オーストラリア×日本」で18:30から放送予定。強行日程だが、W杯出場に向けて運命の3連戦となる。好ゲーム、高視聴率を期待している。女子は、6/16からオリンピック強化としてヨーロッパ遠征があるが、6/18(月)の「なでしこジャパン×アメリカ女子代表」を19:53から放送する予定だ。ゴルフは、「第112回全米オープンゴルフ」を6/15 (金)~18(月)に放送する。サンフランシスコ近郊のオリンピッククラブ・レイクコースだ。日本の出場予定選手は、世界ランク59位の石川遼選手が「60位以内は権利あり」ということでかろうじて滑り込んだ。また、日本地区の最終予選を突破した谷口徹選手、先週のダイヤモンドカップで優勝した藤田寛之選手、 高山忠洋選手の3選手が出場権を得ている。「第67回全米女子オープンゴルフ」は7/6(金)~9(月)に開催する。日本の出場予定選手は、宮里藍選手、宮里美香選手、上田桃子選手、横峯さくら選手、馬場ゆかり選手だ。
※営業状況について
早河社長:4月については、タイムが115.1%、スポットが131.1%、トータル123.3%となった。震災の反動増ということでマーケットの活況にも支えられた。地区シェアは0.9ポイントアップして21.6%で確定している。5月については、タイムが100%+α、スポットが128%+α、営業局トータルで113%+αで推移している。4月に続いて食品、輸送機器などといった業種の出稿が増収につながっている。また新規の広告主とも言えるインターネット関連企業のGoogle、アマゾン、HULUなどの積極的出稿が目立ってきている。新しいこういう業態が着実に増えていることが、テレビ広告市場の活況にもつながっているのではないかと思っている。6月は、タイムが104%+α、スポットが76%+α、計90%-αで推移している。タイムは先程から出ているサッカーのアジア最終予選が3試合あるし、全米オープン、アースモンダミンカップのゴルフなど大型のスポーツ単発が多くあり、6月の全売り上げの6分の1を占めている。従ってこれらの番組のセールスをいかに仕上げるかがポイントだ。サッカーについてはかつて40%台を連発した2005年の最終予選が非常に高い関心を集めたが、そうしたところまではいかないにしても、セールスに結びつく試合展開を期待している。スポットは4月、5月の爆発的な伸びとは対照的に、若干6月は鈍化しているかなと思う。これはサッカーもそうだしロンドン五輪もあるし、他局も大型スポーツ物件が多く、アドバタイザーが広告宣伝費をどこに、或いは何に投下すべきか検討中という影響が出てきて、全体に買い付けが遅くなっているような気がする。株価も低迷しているが、「スポット市場が冷え込んできている」という風には見ていない。現時点で全体の流れは活況を呈していると思っている。上期スポットの大幅増という見込みをどの局も立てているし、後れを取らないようにセールスを展開しているところだ。
※放送外収入について
神山専務:まずイベント。3月末から開催している「ダ・ヴィンチ 美の理想展」が来場者10万人を突破していて、6月10日まで開催するが、17万人の動員を目指していきたい。コンテンツビジネスでいくつか申し上げる。WEB・モバイル関連では5月15日より「ロンドンハーツネットムービー第3弾 マジックメール特別編」をPC、スマートフォンのテレ朝動画、YouTubeで配信開始している。第1弾、第2弾合わせた累計再生数が、4500万回を突破した。そのうち第3弾は600万回再生を記録していて好調に推移している。この第3弾も第2弾に引き続き広告展開をしている。「ミュージックステーション」が次の世代のアーティストたちによるスタジオライブ&トーク番組「Young Guns on the Web」の動画をインターネット向けに独自に制作をして、テレ朝動画とYouTubeに配信開始している。5月4日から第1弾、5月18日から第2弾、そして25日から第3弾を配信している。以降2組の配信を予定している。テレビ朝日初の試みとなる動画CM、本編の前に動画CMが流れるいわゆるインストリーム広告による無料配信がアドバタイザー、P&Gの協力によって実現した。商品化では5月22日の東京スカイツリーの開業に合わせて、エイベックスマーケティングが運営する「Tree Village」がオープンした。当社では番組グッズに加えてスカイツリーと各番組、ゴーちゃん。を初めとするキャラクターとのコラボグッズとかゴーちゃん。のパッケージフードメニューを販売している。これからも「Tree Village」とのコラボレーション企画を展開していきたいと思っている。出版で1点。ワールドプロレスリングの分冊百科「燃えろ!新日本プロレス」が大変好調で、シリーズ累計で91万2000部を達成している。
平城取締役:映画はGW前に公開した「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」が、1本の映画の中で初めて仮面ライダーとスーパー戦隊が共演するという話題作だったが、37日間で動員が131万8000人、興行収入が15億2000万円と15億円を突破している。去年に公開した「レッツゴー仮面ライダー」との対比で119.7%という結果になっている。

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テレビ朝日 :視聴率好調の理由 “キャストより内容”が時代にマッチ [/tvasahi]

 テレビ朝日が4月の月間視聴率で開局以来初めての「四冠王」を達成し、長きにわたって日本テレビとフジテレビの2強体制が続いてきた視聴率争いに風穴を開けつつある。ある業界関係者は「キャストありきではなく、内容重視の番組作りが視聴者に受け入れられた結果」と分析する。同局好調の理由を探った。(毎日新聞デジタル)

 ◇企画力で勝負「キャストより内容重視」

 テレ朝には「キャストありきでなく内容重視」を象徴するような番組がある。深夜の人気バラエティー番組「お願い!ランキング」だ。09年10月のスタート当初は有名タレントをほとんど出さず、番組ADを出演させるなどしていたが、ひねりの利いた企画の数々で人気を博している。

 同番組の関係者は企画を立てる際には「ちょっとストレートじゃない感覚。どこかエッジが立っているようなものを」と常に内容を重視しているといい、同番組からは、「川越スマイル」の川越達也シェフや「美しすぎる料理研究家」の森崎友紀さんなど人気キャラクターが誕生したり、声優の三ツ矢雄二さんが再ブレーク。また、「関ジャニの仕分け∞」や「白黒ジャッジバラエティー 中居正広の怪しい噂の集まる図書館」などが単独番組として生まれるなど、同局の元気の良さを体現するような番組となっている。

 長年2強の後塵(こうじん)を拝してきたテレ朝が視聴率でトップを取ると宣言したのは11年1月の早河洋社長の年頭あいさつだった。デジタル化への対応の後、14年2月の開局55周年に向け、13年度中にプライムタイム世帯視聴率1位を目標に掲げた経営計画「デジタル5ビジョン」を発表した。計画自体はデジタル化後のコンテンツビジネスを強化するための基本方針だが、「コンテンツ総合企業」を目指す基盤として「『つくる』の強化」いわば企画力の強化を掲げている。

 ◇ゴールデン移行が好循環

 同局が重視する企画力はバラエティー番組でより強く発揮されている。バラエティーは「ロンドンハーツ」や「アメトーーク!」など同局を代表する人気番組が安定しており、「いきなり!黄金伝説。」はもちろん「お試しかっ!」「シルシルミシルさんデー」「関ジャニの仕分け∞」など、企画色の強い番組がここ数年の改編でゴールデン帯に進出し、成長を見せており、深夜で成功した番組をゴールデンへ移行するというモデルが成果を上げている。

 レギュラー番組の好調は、今年の4月期の改編にも如実に表れた。プライムタイムの改編率は05年以来最少の9.8%にとどまり、ゴールデンタイムのバラエティー番組などはほぼ変更せず、内容のリニューアル等で対応した。改編の会見で同局は「レギュラー編成が非常に順調にいっている」と手応えを話していたが、バラエティー番組を中心にレギュラー番組が着実に育ち、“収穫期”に入っているといえるだろう。

 ◇縁の下の力持ち「相棒」

 視聴率向上に最も貢献をしている番組がある。国民的な人気となっている刑事ドラマ「相棒」だ。現在は、新シリーズが放送されていないにもかかわらず、平日午後にリピート放送し、平均視聴率11%台(4月23日時点)を獲得。全日帯の数字を引っ張り上げるとともに、その後の「スーパーJチャンネル」への継続視聴にそのままつながっているとみられ、「Jチャン」は同時間帯1位を長くキープし、4月の平均視聴率も8.8%をマークしている。

 「相棒」は既に「シーズン10」まで放送されており、コンテンツのストックも豊富。いい意味で“大人向け”の上質な骨太ドラマであるため、繰り返しの視聴にも耐えられる。経営計画「デジタル5ビジョン」には、自局の伸ばすべき強みとして「骨太で企画力が高いドラマ」をうたっており、具体例として「相棒」をあげている。早河社長は4月の定例会見で、「『相棒』をずっと編成したいくらい」と称賛しており、他の民放関係者も「全日帯の強さは『相棒』の再放送にある」ととらえているほどだ。

 内容重視の企画力を源泉に巧みな編成で視聴率の上積みを図った同局は、11年度にプライム平均視聴率で3位の12.0%を達成し、トップの日本テレビとの差を0.6ポイントと開局以来最少にまで縮めた。そして4月には、「全日」(午前6~深夜0時)、「ゴールデン」(午後7時~10時)、「プライム」(午後7時~11時)、「プライム2」(午後11時~深夜1時)のすべての時間帯で首位を獲得するに至った。

 ◇通常編成からが勝負 W杯予選に期待

 「現場も非常に士気が上がっている」(早河社長)といい、6月にはサッカーW杯最終予選もスタートする。早河社長は「好調なスタートを切ったと思うが、まだ始まったばかり。今後は山あり谷ありだと思っている。日テレ、フジの2強に離されないように年間を通してチャレンジャーとしてその差を縮めていきたい」と兜(かぶと)の緒を締めている。(毎日新聞デジタル)

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早河洋社長 記者会見(4月24日)要旨 [/tvasahi]

※視聴率状況について
早河社長:先週は「世界フィギュアスケート国別対抗戦」4日間の編成で、平均すると15%に迫る数字がでた。これにバラエティのスペシャル、「報道ステーション」などがいずれも高視聴率で、全ジャンルでトップを獲得した。この結果、昨日までの数字では、全日 8.1%、ゴールデン12.8%、プライム13.0%と全区分でトップとなっている。4月改編は快調なスタートとなった。但しまだ3週と始まったばかりなので今後山あり、谷ありの展開が予想される。日本テレビ・フジテレビの2局はこれまで30年間トップを交互に獲るなど強いので、1年という長丁場になると、状況は変化していくとみている。しかし、この2強に離されないようにしていきたい。この勢いで年間を通してチャレンジャーとしてその差を縮めたい。このところ堅調な視聴率が広告収入にも反映してきて、テレビ朝日としては記録的な数字が出ている。
平城取締役:4月クールの現状としては、前年比で全日+1.0ポイント、ゴールデン+2.0ポイント、プライム+1.6ポイントとなっている。プライム2は前年と同じ数字だ。2位局との差がゴールデンで0.4ポイント、プライム0.5ポイント、3位局との差がゴールデンで1.8、プライムで1.9という状況だ。「世界フィギュアスケート国別対抗戦」や「女子サッカー・キリンチャレンジカップ」等の影響が大きい。レギュラー拡大スペシャルがそれぞれ健闘した。全日帯も「スーパーJチャンネル」「相棒」のリピート等の平日ベルト番組の好調により、1.0ポイント上昇となっている。系列局では、ABC・メ~テレ・KBCが4冠だ。2012年春の期末期首平均視聴率は全日7.9%、ゴールデン12.7%、プライム 12.7%とそれぞれ2位。プライム2は 8.2%のトップだ。ゴールデンは2008年春以来、プライムは08年秋以来となる2位となっている。全日は1971年春以来、41年ぶりの2位タイを獲得。期末期首のプライム15%突破番組は14.5時間で昨年比2.5時間増えた。シングル枠は昨年比15時間も減った。レギュラーの底上げが出来ていることが好調の結果だ。バラエティ系では、レギュラー番組のスペシャルで、「トリハダ秘スクープ映像100科ジテン」、「お試しかっ!」「クイズプレゼンバラエティQさま!!」、「ミュージックステーション」、「シルシルミシル」等の拡大スペシャルが好調だった。単発では「ビッグダディ」、「SMAPがんばりますっ!!2012」などが高視聴率を獲得している。ドラマでは「相棒 最終回スペシャル」が最終回として歴代最高視聴率20.5%を獲得した。「報道ステーション」は、期末期首は例年苦戦しがちだが、4月1週と2週に13%台の高視聴率を獲得するなど好調に推移している。各番組の視聴率状況を説明する。4月スタートドラマでは、観月ありささん主演の水曜9時の「Answer ~警視庁検証捜査官」は11.4%。木曜ミステリー「新・おみやさん」は14.1%。金曜ナイトドラマ「都市伝説の女」 は初回10.3%の好スタートを切った。2回平均9.7%。木曜9時の木曜ドラマ「Wの悲劇」はあさって4/26スタートだ。全日帯では、「やじうまテレビ」 第2部を一部リニューアルし、週平均5.8%と前年から1.0ポイント上昇している。「相棒」のリピートが好調で、「劇的空間」という枠が16時台平均11.4%と、ダントツの数字となっている。今後の主な放送としては、今日解禁となったが5/19(土)に椎名桔平さん主演の「ドラマスペシャル 灰色の虹」を放送する。監督は「相棒」の和泉聖治さん、原作は貫井徳郎さんのサスペンスだ。
※スポーツについて
神山専務: スポーツでは、「サッカーW杯アジア地区最終予選」がいよいよ6/3から始まる。6月は一気に3試合が組まれている。6/3 (日)はオマーン戦、6/8 (金)はヨルダン戦。ホーム、埼玉スタジアムで。6/12(火)はアウェーでオーストラリア戦。先週末の「世界フィギュアスケート国別対抗戦」が良い結果が出たので、この勢いを持って一気に「サッカーW杯アジア地区最終予選」モードに入っていきたい。昨日、サッカー協会から発表になったが、A代表の強化試合が5/23(水)に組まれることになった。日本×アゼルバイジャンで、当社が中継することになった。静岡エコパスタジアムで行われる。
※営業状況について
早河社長:3月から申し上げると、タイムが前年比107.1%、スポットが110.8%、トータル109.4%だった。スポットは地区のシェアを大幅にアップして、単月の売上高としては過去最高を更新することが出来た。4月については、タイムが113%+α、スポットが130%+α、営業局トータルで122%+αで推移している。これはやはり震災からの反動増で前年を大きく上回る水準となっている。5月のセールス状況は、タイムは100%+α、スポットは98%+αで、合わせて99%+αで推移している。タイム・スポットともに順調に推移しているが、好調なスポットは最終的には前年・前々年2010年を大幅に上回る水準に達する見込みだ。色々なマーケットの分析があるが、市況は上半期が特に好調という見方が大勢を占めていて、当社としてはアドバタイザーとの良好な関係を築いて、この旺盛な需要を取りこぼさないよう積極的なセールス活動を行って参りたい。
※放送外収入について
神山専務:イベントで「世界最大 恐竜王国2012」を7月21日~9月23日まで、幕張メッセの国際展示場で開催する。先日16日に記者発表を行った。概要は、全長11mを超す大型ティランノサウルス類の全身骨格の世界初公開を含め、一挙13体のティランノサウルス類が大集合する。これをはじめとし約200点以上が展示される。中国山東省の諸城市にある、世界最大の恐竜化石群から発見された骨格標本や化石が中心となる。特に4月5日にイギリスの科学誌ネイチャーで発表されているが、恐竜の生態解明につながる新発見として発表された大型羽毛恐竜ユティランヌス・フアリの化石が初公開されるということも大きな話題になっている。当社の人気ドラマだった「菊次郎とさき」の初の舞台が5月19日からル・テアトル銀座で27日まで開催される。主演はテレビと同じく陣内孝則さん、室井滋さん。演出に石橋冠さん。コンテンツビジネスのトピックスでは、WEB・モバイル関連で、これまで累計3000万回再生を記録した人気コンテンツ「ロンドンハーツネットムービー」第3弾を5月15日から配信する。テレ朝動画オリジナルコンテンツの「ももクロChan」が好調で、3月の月間本店売上が前月比で116%と自己新記録を達成した。昨年の9月以来、7か月連続で前月の売上を上回った。出版では、2010年の8月に発売した「世界の車窓からDVDブック」の第2期シリーズが終了して、47万8500部を記録した。これは2007年11月に第1シリーズを発売したが、そのシリーズ累計では200万に迫る192万1000部を達成した。「お願い!ランキング風水本」も累計で18万部を突破している。最後に、今月2日にスタートしている「ゴーゴー祭 ~テレ朝動画キャンペーン~」において、4月23日から5月6日にかけて新作や動画配信は初めてとなるコンテンツをテレ朝動画にて毎日配信していく。4月2日にスタートした民放キー局と電通が共同で推進しているVODサービスの「もっとTV」の対応型テレビを、5名様にプレゼントする企画も立てている。
平城取締役:先週末4月21日公開の「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」だが、公開2日間で35万6千人。興行収入4億強という大ヒットのスタートを切った。週末の興行ランキングで1位となっている。「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス」は1週前の4月14日公開。9日間の計で動員が31万2500人、興行収入が3億5000万となっている。3月3日公開の「ドラえもん のび太と奇跡の島 アニマルアドベンチャー」は現在のところ動員が318万5000人。興行収入が35億弱と非常に好調な結果となった。公開1週目から5週目までは、5週連続の興行収入・動員数とも1位を達成している。この映画は本年1月公開の邦画洋画含めて全ての映画合わせても、興行収入は1位という結果となっている。
※「ちい散歩」終了と新番組「ゆうゆう散歩」について
早河社長: 地井さんはキャラクターが素晴らしく、町に出て行っても人々との触れ合いや出会いを的確に表現できる人だ。その中でもポイントとなっているのは絵、スケッチだ。単純なインタビューではなくて記録にとどめておくのが特徴だった。選考の過程で、そういう才能を持った人か、あるいは絵に代わるものとして音楽があると思うが、そういう人がいないかということで人選をした。(出演交渉は)非常に難しいだろうけれども加山雄三さんが良いのではないかなと。「徹子の部屋コンサート」などで、加山さんは東北弁で徹子さんとやりとりして、非常に巧みなところもある。若大将としてスーパースターの領域に達した人だが、現在は庶民性も持ち合わせている。写真とか絵画も好きだ。音楽性もある。いわゆる、散歩する町との接点をうまく表現できる人ではないかと交渉して、快諾していただいた。番組の骨格はそのままにして、加山さんは地井さんと別のキャラクターとして番組の中に入っていただく。ただ、タイトルそのものは「若大将が街を行く」という趣旨のタイトルにした。
※地井さんが全快した場合、番組の復活はあるのか
早河社長:ご本人にもお伝えしているし、私たちも計画があるが、お元気になられたらスペシャル版を用意しているとお伝えしている。「ゆうゆう散歩」はレギュラー放送と考えている。



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早河洋社長 記者会見(3月27日)要旨 [/tvasahi]

※視聴率状況について
早河社長:年度平均視聴率は全日・ゴールデン・プライムともに3位。トップとの差は、これまでになく縮まっている。51週経過しているが、51週のうち24週でプライム2位以上、1位も4週あった。プライム2は7年連続の1位となる。全体として、日本テレビ、フジテレビを追撃可能な素地はできた。両局とも強いし、その差は小さくはないが新年度に入っても何とか食らいついてその差を縮めていきたい。堅調な視聴率のおかげで売り上げもスポットを中心に当社としては記録的なペースになっている。また、「相棒」は神戸尊役の及川光博さんに3年間演じていただき、その卒業効果もある結果だった。season11で新相棒を迎えることになるが期待を持てる終わり方だったと思う。「スーパーJチャンネル」だが、もともと夕方帯のニュースは私が編成時代の1997年に2時間化して、他局が追随してきたのだが、いずれにしても夕方ニュースでトップは開局以来初のことだ。また、「ロンドンハーツネットムービー」オリジナルムービーがテレ朝動画とYou Tubeで累計3000万回アクセスがあった。第2弾は広告をつけてビジネスの可能性を感じているところだ。
平城取締役:1月クールは、全日・ゴールデン・プライムと概ね3位という状況だが、昨年は、サッカーアジアカップ等もあったので、レギュラーベースで良い結果になっている。全日・ゴールデンは対前年比+0.2ポイント、+0.3ポイントという状況だ。年度視聴率は、現在ゴールデンが11.7%で3位となっている。このままゴールの見込みだ。ゴールデンは単独3位をキープすると、1969年以来42年ぶり、開局以来2回目の快挙だ。年度に関しては、昨年度「サッカーW杯日本×オランダ」(43.0%)があったので、レギュラーがベースアップして、前年と同等という事は底上げできているということだと思っている。年度平均視聴率のトップとの差は、全日は0.6ポイント差で過去最小を更新している。ゴールデンは1.0ポイント差で過去最小を更新している。下期平均視聴率では、全日・ゴールデン・プライムは、それぞれ+0.2、+0.5、+0.1と3区分はプラスに転じている。年間の2位以上の話が出たが、下期では25週中13週でプライム2位以上を獲得している。1月ドラマでは、「相棒season10」が素晴らしい結果で最終回を迎えたが、2クール18回平均が16.6%で1月クールに関しては大河ドラマも含めた1月スタートのドラマの中でトップ。次回のSeason11に期待が持てる。1月バラエティでは、「くりぃむクイズ ミラクル9」(水 20:00)が7回平均で11.8%と、バラエティのスタートとしては良いスタートが切れた。4月はドラマの通常改編だけでバラエティは一部リニューアルを除き基本的に今の番組の継続となっている。番組の底力がついてきている状況だ。4月に入って、スペシャルドラマ、バラエティ等があるが、基本はレギュラー拡大になる。4/7には、「SMAPがんばりますっ!!2012」というSMAP の皆さんが体を張って色々なものに挑戦する人気の高いバラエティを放送する。
神山専務:スポーツでは、サッカー男子U-23は3月14日にバーレーン戦に勝ち、ロンドン五輪への出場権を得た。日本のA代表だが、2014年のワールドカップブラジル大会のアジア最終予選がいよいよ今年の6月から来年6月に開催される。日本はBグループで同組にはオーストラリア、イラク、ヨルダン、オマーンがいる。8試合行い、上位2カ国がW杯出場となる。当社が地上波独占で放送する。今年の6月は3試合組まれている。6/3 (日)「サッカーW杯アジア地区最終予選 日本×オマーン」ホームで埼玉スタジアム。6/8 (金)「サッカーW杯アジア地区最終予選 日本×ヨルダン」もホームで埼玉スタジアム。6/12(火)「サッカーW杯アジア地区最終予選 オーストラリア×日本」はアウェーの試合だ。このように6月は怒涛の3連戦となる。先日の局長会で社長から3試合合計で最低でも視聴率100%と言われているので、これから全社的盛り上がりを図りたい。女子サッカーでは、4/5 (木)「キリンチャレンジカップ2012なでしこジャパン×ブラジル」を19時から放送する。フィギュアスケートでは、「世界フィギュアスケート国別対抗戦」が4/19(木)~22(日)に国立代々木競技場第一体育館で開催される。昨年震災の影響で延期になったため、今回は2009年に続き第2回の大会だ。2014年のソチ五輪でこの団体戦が正式種目に決定しているので注目の大会になるだろう。参加は6カ国。今週末の世界選手権を受けて最終的に決定する。現時点ではロシア、アメリカ、カナダ、日本はほぼ確定している。男女シングル、ペア、アイスダンス。各種目で得たポイントで順位を決定する。日本の出場選手はシングルで浅田真央選手、鈴木明子選手 村上佳菜子選手のうち2名、男子は高橋大輔選手、小塚崇彦選手、羽生結弦選手のうち2名が世界選手権後に決定する。
※営業状況について
早河社長:2月は、タイムが前年比102.3%、スポット107.6%、トータル105.0%だった。タイムは、地上波独占の「サッカー・ロンドン五輪アジア最終予選」の2試合のセールスがけん引した。スポットは、東京地区が前年水準を下回る中で、当社は対前年比107.6%と大幅に伸ばし、地区シェアは+1.8ポイントアップの22.9%となった。このシェアは、月間の新記録である。様々な要因があるが、当社のタイムテーブルがアドバタイザーから一定の評価を頂けている結果ととらえている。3月は、タイム:106%+α、スポット:110%+α、営業局トータル:109%+αで推移している。前年は震災により3日間CMを休止した。今年は、タイム・スポットともに、その反動増という要因が大きい。加えて、震災の影響で控えられていた広告費が例年以上の “期余り予算”となり、3月に集中して発注となったことが、売上を押し上げた。タイムは、ロンドン五輪出場がかかった「サッカー・ロンドン五輪アジア最終予選 vsバーレーン戦」、そして昨年は震災で中止となった「Tポイントレディースゴルフ」が増収につながった。スポットは、“期余り予算”を取り込めたこともあり、3月はテレビ朝日の月間最高売上記録を更新できる勢いだ。東京地区の伸びを上回り、3月も、通期でもシェアアップができそうとのことだ。今期は、大変良い流れでセールスが出来ており、上位局との差を縮めることができた。この勢いで、来期につなげたい。4月は、タイム103%±α、スポット119%+α、営業局トータル111%+αで推移している。4月改編のセールスは、「クイズプレゼンバラエティQさま!」「関ジャニの仕分け∞」「シルシルミシルさんデー」などの人気バラエティが引き続き好調。加えて、当社の看板番組である、「報道ステーション」も完売した。全般的に4月改編セールスは順調である。タイムは期首特番、そして前年中止となった「ヤマハレディースオープン・葛城」と「フィギュア国別対抗戦」のセールスがあって、増収を見込めそうだ。スポットも出足好調だ。前年4月は出稿のキャンセル・延期が相次いだが、今年はすでに前年実績を大幅に上回り、さらに好調だった2010年度実績も上回る勢いだ。
※放送外収入について。
神山専務:WEBモバイル関連で、テレ朝動画とYou Tubeで配信している「ロンドンハーツネットムービー」は累計で3000万回再生を突破した。第1弾の「アイドルトラップ」が2000万回、第2弾の「裏でこんなことやってます」が1000万回突破。ANNニュースの配信を2009年の9月からYou Tubeでしているが、今年2月で国内での再生回数が1億回を超えた。海外を含めた総再生回数は1億1700万回に達した。1割が海外からのアクセスとなっている。国際関連で当社とワーナー・ブラザース インターナショナル テレビジョン プロダクションとの間で番組フォーマットの共同開発で提携契約を結んだ。毎年1番組を選定し世界規模のフォーマット販売をすることにしているが、その第1弾として1993年から95年まで当社が放送した「さんまのナンでもダービー」の番組フォーマットをテレビ朝日、よしもとクリエイティブ エージェンシー、ワーナー・ブラザース社と共同で世界各国のテレビ局に売り込むことになった。セールスは4月1日からカンヌで開催されるMIPTVにおいて、本格的に開始していく。アメリカの4大ネットワークでのレギュラー番組化も目指していきたい。昨年の12月に「ゴーゴー祭 プレゼントキャンペーン」を開催したが、その第2弾ということで4月2日から5月6日にかけて「ゴーゴー祭 テレ朝動画キャンペーン」を開催する。地上波番組のスピンオフとか4月新番組のPR、人気ドラマのアーカイブを配信していく予定。
平城取締役:春休み公開中の映画「ドラえもん のび太と奇跡の島 アニマルアドベンチャー」が週末のランキングで4週連続トップという大ヒットの結果になっている。23日間の合計で182万人強。興行収入が20億5000万円位というレベル。前作比で149.7%、一昨年比で101.3%となっていて過去の最高記録を目指し頑張っている。先週公開の「僕達急行 A列車で行こう」は少額出資だが、森田芳光監督の遺作で、主演松山ケンイチさん、瑛太さん、鉄道オタクのコメディ。週末ランキング10位でまだまだこれからと思っている。
※3・11関連番組についての感想は
早河社長:テレビ朝日のものでは取材を積み重ねたものが結果的には良かった。発生からずっと、被災3県の、テレビ朝日の系列局が撮ってきた映像のその後みたいなものをやっていた。そういう手法はどこでもやるが、テレビ朝日の部分は丁寧に作ってあったかなという気がする。報道番組で5時間半とか6時間、11%をとるのはなかなか難しい。他局は一般番組を夜帯でやっていた。そういう面では高い評価を得たのではないか。現場としては大変やりがいがあったと聞いている。やっぱり、良い出来栄えでも5%・6%だと達成感もないので、質も量も獲得できたのではないかと思っている。1年たったが、私が発生直後から言っていることは、人類が初めて経験する大災害が3つ重なったわけで、たとえば原発は廃炉まで30年とか、町の再建、防災都市の完成、がれきの撤去、除染とか考えると、とても1年や2年で問題が解決するわけではなく、継続して報道すべきだ。できれば定点観測的なものにこだわったほうがよいというのはある。基本的に原発が停まれば今年の夏も節電のためのキャンペーンがあり、市民生活に大きな影響が出ることは間違いない。それが恒常的になって、つつましやかな暮らしというか、たとえば煌々と輝くネオンサインは落とすとか。テレビ朝日も暗い中で仕事をした。そういうことが継続的に起こりうる道を選ぶのか、一定程度、電力とか、産業経済の維持、今の暮らしの維持のために原発を最低限稼働させるのかという、単にエネルギー問題でけではない、文明論的な部分があると思う。そういう深いテーマであるということを番組で丁寧に問題提起していくことがこの大震災の報道には欠かせないと思う。表面的な被災状況を伝えるというレベルではないと思っている。

                                    以上

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早河洋社長 記者会見(2月14日)要旨 [/tvasahi]

※視聴率状況について
早河社長:これまで日本テレビとフジテレビのトップ争いに埋没しないようにと言い続けてきたが、年末週、三が日、1月2週目などがトップレベルを獲得して、全体として健闘している。年間のプライムは12パーセント台の戦いで、トップとの差は縮まっているが、3強とか三つ巴とか言われるのは過大評価と思っている。2強との差は非常に大きい。当社の弱点ははっきりしているので、その原因を緻密に分析し、短期・中期の戦略を構築して強化、改善をしていきたい。会社全体も、編成あるいは制作現場も士気は上がっていて、果敢に上位局に挑戦していきたい。来年度が経営計画デジタル5ビジョンのゴールなので、今年どこかではっきりした成果を出して来年度につなげ、本当の意味での三つ巴というか、3強という評価を得たいと考えている。
平城取締役:1月クールの現状を報告する。現在のところ、全日が7.7%の3位、ゴールデンが12.3%の3位、プライムが12.5%の3位、プライム2が8.4%の1位。対前年比でプライム2が低くなっているが、これは前年のこの時期に、サッカーのアジアカップが計5試合あり、平均視聴率27.6%だったので、その反動だと思う。下期の10月以降では、ゴールデン12.3%、プライム12.5%と同じ状況で、ゴールデンが対前年比+0.4ポイント、プライムが+0.2ポイントになっている。12.5%のレベルで推移して、他局と差を縮めながら戦っている。これは基本的にはレギュラー番組のベースアップができているということだと思う。2011年度の視聴率は、全日が7.4%の3位、ゴールデン11.6%の3位、プライムが12.0%の3位、プライム2が8.3%の1位となっている。全日は「スーパーJチャンネル」「曜日サスペンス」等の好調で、前年比で0.1ポイント上昇している。ゴールデンやプライムもレギュラー編成のベースアップの効果で、去年の数字には「サッカーW杯日本×オランダ」が含まれていたが、その前年レベルを維持している。他局との差で言うと、2011年の「年間」で他局との差は全日、ゴールデン、プライムとも最小になっていて、「年度」でも同じような状況になっている。全日は0.6ポイント差で過去最小、ゴールデンは1.0ポイント差で過去最小を更新中、プライムは過去最小差が0.6ポイントだが、現在のところ0.7ポイント差となっている。全日が3位をとれば5年連続、ゴールデンが3位をとれば開局以来2回目。プライムが3位をとれば7年連続、プライム2に関しては7年連続の1位となる。「クイズプレゼンバラエティー Qさま!!」が歴代レギュラー最高の19.1%を2月6日に記録した。また、「お試しかっ!3時間SP」が自己最高の20.1%、「スーパーJチャンネル」が民放同時間帯で、2011年の年間トップとなった。現在放送中のドラマでは、「相棒」と「科捜研の女」は10月スタートの2クール編成だが、「相棒」が14回平均で16.4%、「科捜研の女」は12回平均で12.9%となっている。ただ、1月スタートの「聖なる怪物たち」は4回平均8.0%と苦戦している。金曜ナイトドラマ「13歳のハローワーク」は5回平均8.4%。枠としては横並び1位。バラエティは、水曜8時に「くりぃむクイズ ミラクル9」を編成。初回が13.0%と好スタートを切り、現在4回平均で11.4%と順調に推移している。ベルト番組では、「ワイド!スクランブル」が先週、本年度最高の週平均7.2%を獲得している。「モーニングバード!」「やじうまテレビ!」はまだまだという状況だが、「モーニングバード!」は現在6%前後で推移している。その他、主な放送予定としては、2月19日(日)「ドラマスペシャル必殺仕事人2012」がドラマの目玉となっている。
神山専務: スポーツについては、サッカーのロンドン五輪アジア最終予選が残り2試合。
2月22日(水)対マレーシア戦。これはアウェーだが、編成枠は21時53分から24時05分。3月14日(水)対バーレーン。これはホームだが、キックオフ時間はまだ決まっていない。日本は2月5日の対シリア戦に負けて得失点差で2位となり、五輪出場権は3月14日まで持ち越されることになった。バーレーンにも1位通過の可能性が出てきたので、残り2試合で3カ国が出場権をかけて争うことになった。盛り上がりに期待したい。仮に2位に終われば各グループの2位同士の3カ国のプレーオフ。その勝者がアフリカ大陸とのプレーオフになる。※営業状況について
早河社長:1月の営業実績はタイムが前年比85.8%、スポットが106.8%、トータル94.9%。
タイムが低く見えるのは、前年の「AFCアジアカップ」の反動減であり、セールス自体は順調に推移した。スポットは前年比、東京地区は102.7%で、テレビ朝日は106.8%と大きく上回り、21.7%0.8ポイントの大幅なシェアアップを達成した。12月も0.7ポイントアップで、年末年始、非常に良い流れでセールスが出来ており、今後も上位局とのシェアの格差を縮めたい。2月はタイムが102%±α、スポットが104%±α、トータル103%±αで推移している。タイムは、「サッカー・ロンドン五輪アジア最終予選」がセールスのポイント。22日の「対マレーシア戦」と3月14日の「対バーレーン戦」と、予選が厳しい状況になっているだけに、視聴者の興味・関心が高まるわけで、アドバタイザーに強くアピールできると思う。スポットは、東京地区は前年水準に届くかどうかという状況だ。その中で当社が大きく上回っていることは喜ばしい。3月は、タイムが前年比100%±α、スポットが85%+α、トータル90%+αで推移している。“期余り予算”需要がタイムにも影響しており、レギュラー番組・期末特番のセールスは、高額で決定するなど、概ね好調といえる。スポットは、市況は活況で、数字はこれから延びてくると見込んでいる。
※放送外収入について
神山専務:まずイベントから。「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想」を3月31日(土)~6月10日(日)までBunkamura ザ・ミュージアムで開催する。現存するものは十数点しかないと言われている中から、今回<モナリザ>と同時期に描かれたとされる<ほつれ髪の女>という作品が初来日する。そのほかにも日本初公開の作品数点が含まれている。WEB・モバイル関連。ひとつは1月16日にKDDIが発表したスマートフォン向けの新しいサービス「au スマートパス」に、3月1日から「ニュースアプリ」のサービスを開始する。「ニュースEX」のサービスをベースにして、テレビ局ならではの動画ニュースを前面に出したスマホ向けのニュースサービスである。ご承知のようにこの「スマートパス」には500近いアプリが参加する予定と聞いているが、その中でも当社の「ニュースアプリ」はKDDIとの協業としてフラッグシップ的なサービスとなる。なお現在140万人弱に利用されている「ニュースEX」も引き続き展開していくということで、モバイルビジネスの両輪としていきたい。テレ朝動画が好調。本店・支店の第3クォーターの売り上げが四半期売り上げで過去最高を記録。1月以降も好調で、「ももクロChan」「痛快!ビッグダディ」「特命係長 只野仁」等が牽引している。以前にも言ったが「ロンドンハーツネットムービー」第二弾を昨年12月27日から配信を開始した。1月末時点で、再生回数が700万回を突破していて、第一弾と合わせると2600万回を記録している。第二弾は広告をつけての配信。3社のアドバタイザーがついている。それからテレ朝動画のオリジナル番組「バナナTV」も配信開始して1月末時点で240万回の再生を記録。商品化では、「相棒」を提供している山崎製パンとコラボパン企画を実現した。水谷豊さん扮する杉下右京がドラマの中で飲んでいる紅茶をモチーフにしたパンを、12月1日から全国のスーパー・コンビニで発売していて、直近までで出荷数が240万個を突破した。異例の売り上げかなと思う。DVDでは、「アメトーーク」の第7弾の発売が決定。3月28日から19、20、21巻の3タイトル。出版で1点。ワールドプロレスリングの分冊百科「燃えろ!新日本プロレスリング」が大変好調で累計70万部に迫る勢い。
平城取締役:映画は年明け2作品、年末3作品に出資している。この前の土曜に公開した「はやぶさ 遥かなる帰還」。週末2日間で11万人弱。内容の評価が高くて渡辺謙さんが全国を回ってキャンペーンを繰り広げているので、これからいい成績を期待できると思う。「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン」は1月22日公開で、23日間で動員が45万、興業収入が5億弱。去年の「ゴセイジャーVSシンケンジャー」が興業収入3億5700万だったので、既に大きく上回っている状況。年末「聨合艦隊司令長官 山本五十六」は12月23日公開で、現在のところ動員が125万人強で、興業収入が15億弱。「friends もののけ島のナキ」は12月17日の公開で、動員は110万強、興行収入が15億弱。「仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズMOVIE大戦MEGAMAX」は当社の強い仮面ライダーものだが12月10日公開で、動員が132万人。興業収入がほぼ15億と、非常にいい結果を残している。※3・11特別編成について
平城取締役:まず3月10日の深夜、通常は月末の金曜日に放送している「朝まで生テレビ」をここで編成する。また、朝9時30分から夜23時30分まで、14時間に渡って報道特別番組を編成する。9時30分から11時50分は「報道ステーションSUNDAY SP」を、35分枠を拡大してお送りする。定時ニュースをはさんで12時から21時まで「つながろう!ニッポン」と題して、まず第一部は「被災地からのメッセージ(仮)」というテーマだ。IAT岩手朝日テレビ、KHB東日本放送、KFB福島放送、とテレビ朝日の共同制作で、震災後いわゆる“伝言中継”に出演した被災者の方々がその後どうなったかということを、中継等をはさみながら4局の共同制作でお送りする。第二部は「スーパーJチャンネルSP」。渡辺宜嗣が現地に飛んで生中継でお送りする。第三部は16時から17時30分「フラガール2~復興と希望のステージ(仮)」。一度放送したが、いわき市のハワイアンズのフラガールたち、スパリゾートハワイアンズの彼女たちの密着記録をお送りする。ナビゲーターは石原さとみさん。17時55分から21時は「映像が物語るあの日の真実(仮)」。今まで公開されなかった米軍や消防が撮った映像等を中心に当日を振り返る企画。古舘伊知郎さんで「報道ステーションSP」を編成する。陸前高田の復興を定点観測し続けた「報道ステーション」の看板企画「復興を見つめて」の特別編を放送するほか、古舘さんも現地へ行って、震災と向き合い続けた長渕剛さんもスペシャルゲストに迎えて、ライブ等々も予定している。これが3月11日の当社の編成だ。
※「相棒」の及川さんの卒業が発表されたが、社長の感想は?
早河社長:寺脇さんについで2代目だが、彼の場合はかなりの人気ミュージシャンでもあったので、よくぞ「相棒」の世界にきてくれたと思うし、よくぞ3年間やっていただいたと感謝をしている。寺脇さんとは違う「相棒」像を作ったと思う。次の人も2人とは別の「相棒」像を確立してもらいたいと、非常に楽しみにしている。
以上
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早河洋社長 記者会見(11月29日)要旨 [/tvasahi]

※視聴率状況について
早河社長: 日本テレビとフジテレビが年間の視聴率で厳しい戦いをしている中で、当社もよく戦っているという認識をしている。ドラマの「相棒」「科捜研の女」「DOCTORS 最強の名医」が内容も含めて評価されている。スポーツでは、先週末の「フィギュアグランプリシリーズ ロシア大会」が浅田真央選手の復活で高視聴率を獲った。深夜帯もトップの成績だった。夕方の「スーパーJチャンネル」がこのところずっと同時間帯民放トップを記録している。この1年間同じ流れではあるが、上位との差は縮まった状態で戦っている。
平城取締役:10月クールは現在のところ、全日7.6%、ゴールデン 12.3%、プライム 12.3%。前年同期比では、全日+0.6、ゴールデン+1.2、プライム+0.9と他局に比べて伸び率では勝っている。年間平均視聴率では、フジテレビと日本テレビがプライム12.4%、ゴールデン12.4%という中で、当社は全日7.3%、ゴールデン 11.6%、プライム 12.0%、プライム2 8.8%となっている。前年同期比では、全日+0.1、ゴールデン+0.5、プライム+0.4、プライム2 +0.1。全区分、民放で伸びているのは当社のみだった。ゴールデンはトップの日テレ・CXが12.4%なので開局以来最小となる0.8ポイント差。これまでは1.8ポイント差が最小だった。プライムもトップの日本テレビ・CXと比べて開局以来最小となる0.4ポイント差となっている。10月スタートドラマでは、「相棒season10」(水 21:00)は6回平均17.0%。木曜ドラマ「DOCTORS 最強の名医」(木 21:00)は5回平均14.0%。木曜ミステリー「科捜研の女」(木 20:00)は6回平均13.5%とプライムのドラマは順調に推移している。10月スタートバラエティも順調で、「関ジャニの仕分け∞」(土18:58)が4回平均11.1%。ネオバラエティを3番組改編したが、「ストライクTV」(月23:15)が昨日初めての二桁の10.9%を獲得した。「中居正広の怪しい噂の集まる図書館」(火 23:15)7回平均10.2%。「マツコ&有吉の怒り新党」(水 23:15)は2週連続で12%を突破し、8回平均10.9%と順調だ。報道では、「報道ステーションSUNDAY」(日 10:00)が8回平均5.0%。「スーパーJチャンネル」は18週連続民放同時間帯トップとなっている。「モーニングバード」も11/23には自己最高の8.2%を獲得した。今後の主な放送としては、12/17(2100-2321)に渡辺謙さん主演のドラマSP「愛・命 ~新宿歌舞伎町駆け込み寺~」を放送する。また三が日は最終調整中だが、3年連続ゴールデン・プライムトップだったので、4年連続トップを狙おうと思っている。
※スポーツについて
神山専務:フィギュアでは「グランプリシリーズ」が先週のロシア大会で終了して、「グランプリファイナル」の出場選手、男女各6名が決定した。日本からは、男子では高橋大輔選手、ロシア大会で見事逆転優勝した16歳羽生結弦選手。女子では鈴木明子選手、浅田真央選手が決定した。12/10(土)12/11(日)とゴールデン対応をする。良い顔ぶれになったのと、「グランプリファイナル」は例年高視聴率を獲得しているので、大いに期待したい。サッカーでは「ロンドン五輪アジア最終予選」だが、先週、バーレーン戦、シリア戦があり6試合中3試合が終了し3連勝した。今はグループトップとなっている。残りの日程は2/5(日)、2/22(水)、3/14(水)。キックオフ時間は未定。グループ1位が五輪出場権を得る。ロードレースでは、12/4(日)「福岡国際マラソン」(12:00~14:30)を放送する。出場選手は川内優輝選手と、今井正人選手。五輪代表選考レースのひとつになる。
※テレビ朝日の高視聴率状況をどう分析するか
早河社長:番組は各ジャンルともコアになるものが出てきているということだ。ドラマでは「相棒」という番組が刑事ドラマ全般に良い波及効果を出している。バラエティでは、23時台がブリッジになって深夜帯からゴールデン・プライムにかかりそうなものを養成して送り出すという循環がうまくできている。ポイントは、番組内容だけでなく、人が育っている。若い人に30分の番組をやらせたり、月1回チャレンジさせたりして番組がレギュラーになり、良い時間帯を担当させていくというような成功体験を数多くやらせるということが良いのではないか。スポーツでは、選択する競技次第ということもあるが、この10年、水泳、サッカー、フィギュアと戦略的取り組みが安定的な数字となって出てきている。報道では「報道ステーション」に加えて、夕方ニュースがトップにいるというのは嬉しいことだ。課題は朝帯。これが1~2%上がればほとんど問題の無いタイムテーブルになる。ここが大きな改善ポイントだ。
※営業状況について
早河社長: 10月の営業売上は、タイムが前年比109.7%、スポット108.8%、トータル109.2%となった。11月も流れは継続して、タイムが前年比:110%+α、スポットが107%+α、トータル109%-αで推移している。タイムは、スポーツイベントがほとんどで「フィギュア・グランプリシリーズ」中国・フランス・ロシアの3大会、「日本シリーズ」第6戦、「サッカー・ロンドン五輪アジア最終予選」バーレーン戦、シリア戦、ロードレースは「全日本大学駅伝」「横浜国際女子マラソン」など、広告会社からの強いサポートも受けて、前年を大きく上回った。スポットについては、9月、10月に続き11月も活況となっている。12月は、タイムが前年比:89%+α、スポット:105%+α、営業局トータル:97%+αで推移している。タイムは、単発では「福岡国際マラソン」、10日からの「グランプリファイナル」が理想的な顔ぶれとなったので、若干時差はあるが高視聴率・好セールスに繋がってくれることに大変期待を寄せている。年末年始特番のセールスが佳境を迎えている。昨年も12月は良い成績だったので、実績のあるコンテンツは人気のようだ。タイム全体では、現状、前年89%+αだが、これから年末年始の番組を精力的にセールスをしていく。スポットについては、現状前年105%+αと順調だ。最大限需要を取り込み、第3四半期を良い形で締めくくれそうだ。
※放送外収入ついて
神山専務:ニュースEXの今の会員は138万人強。iPhone4SをKDDIも10月14日から発売開始している。これを受けて、12月1日から、スマートフォン向けの情報サービス、au one ニュース EXが iPhone 4Sでも利用可能になる。配信情報はEZニュースEXとほぼ同じ内容。動画など一部は来春になる。サービス開始に伴い、12月31日までに新規に加入されるお客さまを対象に、2ヶ月間無料キャンペーンを行って会員獲得につなげたいと思っている。イベントでは、「徹子の部屋」35周年記念コンサートを12月5日、東京国際フォーラムのホールAで、12月10日、神戸国際会館で開催する。チケットは発売と同時に即日完売した。東京フィルハーモニー交響楽団創立100周年を記念した「第九」特別演奏会が7公演。こちらもチケットは即日完売した。コンテンツビジネスのトピックスでは、「LONDONHEARTS NET MOVIE」が9月13日から配信され、11月18日には再生回数が1400万回を突破した。出版では『ナニコレ珍百景』のスピンオフ企画「93歳正造じいちゃん 56年間のまんが絵日記」が大変好調。累計で25万部を突破した。国際ビジネスでは、当社の人気企画であった「30人31脚」が来年4月にベトナムで番組化されることになった。現地に進出しているロッテがスポンサーとなる。番組フォーマットを購入したVTV(ベトナム国営テレビ)が、11歳から12歳の600名余りが参加する大会を来年4月に開催し、その模様をゴールデンで2時間で放送予定。海外での放送は中国・タイに続き3カ国目。「ゴーゴー祭」を 12/3(土)~12/11(日) 開催する。これまで数回にわたって実施した「テレビ朝日ケータイ祭」を発展させ、モバイルメディアに限らず、様々なメディアデバイスでの収益増を狙って、「ゴーゴー祭 冬のプレゼントキャンペーン」を設定する。
※映画事業について
平城取締役:映画事業については、現在公開中の「三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」に出資しているが、現在のところ興行収入18億円、最終的には20億円に届くのではないかという大ヒットになっている。また、邦画では「ツレがうつになりまして。」(10月8日公開)も8億5000万円と、いい成績を残している。主演の堺雅人さんが、昨日、報知映画賞を獲り、またそこに勢いがつくのではないかと思っている。
※カタログハウス「通販生活」テレビCM考査について
早河社長:民放連の放送基準の中に「ニュースと混同されやすい表現をしてはならない。特に報道番組のコマーシャルは番組内容と混同されないようにする」というのがある。126条だ。47条には「社会・公共の問題で意見が対立しているものについては、できるだけ多くの角度から論じなければならない」。こういう背景があることをご理解いただきたい。もう一点、重要なことは、国民投票に関する表現があるが、国民投票そのものは憲法改正に伴う国民投票制度というのはあるが、実際、それぞれ重要テーマといえども、国民投票をするという制度そのものが存在していない。それをやる場合は、国民投票制度というのを国会で通すなり、憲法で定められている制度に付け加えるなり、それなりの国会審議と、ある種の世論の背景とかいろいろある。あの表現だと、すぐにでもできてしまうということになってしまう。受け手のほうは、そこの認識があまりないのではないかという気がする。今の3つの点から、やはり報道番組の中に入れるCMとしては適当ではないという判断をせざるを得なかったというのが私の印象だ。現場の議論はもっといろいろあったようだが、集約して言うとそういうことだ。
※今年をふり返っての感想を
早河社長:年末年始は視聴率も良く、アジアカップもあり快調な出足だった。業績も10年度から大幅な増収増益で、そういう見通しの中に、東日本大震災が起きた。マグニチュード9という大地震、40m遡上していく大津波、それに加えて福島第一原発という3つの大災害が重なった。本当に経験則にない初体験の報道に、局としてあたったというのは忘れられない年になるだろうと思う。各メディアの中で得られた教訓とか、あるいは反省点とかそういうものを整理して、年末とか来年の1周年とか、その他のエポックで放送を続けていくことになるが、それに是非活かしていきたいことが多々あるなという気がしている。業績はそんなこともあり3月、年度が替わった4月5月と震災の影響、直撃を受けたが、6月頃から回復基調になって第2四半期、第3四半期共に好調で、上半期全体としては減益ではあるけれど減益の幅が非常に小さくなりつつあって、計画からいけば連結ベースでは上方修正した。視聴率はここまで3位レベルで推移してきたが、9月はトップレベルの戦いができているし、上位との差も縮まっている。これからは月単位、週単位で勝つことはあってもクール単位で勝つことが次の目標であって、来年以降そうした形の勝負をしていきたい。ドラマもバラエティも報道もスポーツも総じて元気なので、これをどうやって組み合わせていけるのか、新しいものにどうやって対応していくのか、編成と現場が一体となって戦っていければ、一定の答えは出るのではないかと期待している。その他事業だが、11月21日に西麻布の土地の地鎮祭を行い、オフィスビルと多目的ホールの着工をした。2年後にどちらも完成する。韓国の放送局との提携、インドもそうだが海外へのコンテンツ展開のスタートのメドが立ったことも大きい。CSでは「テレ朝チャンネル」に「朝日ニュースター」が加わって、来年4月から2波体制になるということ。新規事業、社内公募の企画が2つスタートすること。ニュースEXの充実などインターネットの方のしかけも多様になってきていて、それに伴う収入も伸びてきている。何より今年1年で嬉しかったことと言えば、現場が営業、編成、コンテンツビジネスの収益部門が収益拡大の意欲に溢れて、それに引きずられる形で制作現場が応えてくれたことだ。色々な提案が出てくるし細かい企画やアイデアが良く耳に入るようになり、大変企業風土的にもいい雰囲気になってきているという実感をした1年だった。惜しむらくは、大変残念であったのはカイロ支局長の死去で、これは痛恨の極みと言う言葉しかない。ざっとふり返るとそんな印象だ。

                         以上

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早河洋社長 記者会見(10月25日)要旨 [/tvasahi]

※リビア取材 死亡事故ついて
早河社長:臨時の局長会、常務会を開き社内に状況を説明すると共に、野村支局長に黙祷を捧げた。野村君は大変優秀な社員で報道を希望してテレビ朝日に入り、ネットワーク局の後、報道局に勤務した。カダフィ独裁の終焉という歴史的瞬間をリポートしようとして現場に向かったのだが、本当に残念なことで報道局をはじめ会社としてもこの悲しい出来事に非常に重い気分でいる。野村君には奥さんと2人のお子さんがいて、お兄さんと奥さんのご両親がカイロに行っているが、その悲しみというのは想像を絶するものがあると思う。現地の目撃者情報、これは間接情報になるが、病院の関係者、怪我をしたカメラマンの話などを総合するとドライバーの運転ミスの可能性が高いと見られるが、内戦で警察や救急の体制が機能不全の状況に陥っていると思われ、現場検証や救急車による搬送は行われなかった。このために詳細についてはなお不明な部分があるが今後安全面も考慮して、事故の状況の更なる詳細の把握に努めたい。
※視聴率状況について
早河社長:9月月間でプライムトップという流れと重なるが、秋期末期首4週平均が、ゴールデン・プライムで2位となった。トップのCXとはゴールデンが0.2ポイント差、プライムが0.6ポイント差。10月平均視聴率は、3週経過して、全日7.8%で2位、ゴールデン13.0%で2位、プライム12.7%で2位、プライム2 8.0%で1位と順調なスタートだった。その中でも看板番組である「相棒」初回2HSPは19.7%と、シリーズ歴代最高の初回視聴率だった。「科捜研の女」初回2HSPは17.1%と、シリーズ歴代最高タイの高視聴率での好スタートとなった。これらが牽引して良い成績に繋がった。10月半ばを過ぎ、フィギュアスケート、サッカー、流動的ではあるが日本シリーズなど、スポーツの視聴率が今後の鍵を握っている。
平城取締役:10月視聴率は前年同期比で全日+0.8、ゴールデン+2.2、プライム+1.6。「相棒」「科捜研の女」の好スタートや期首特番の健闘等でよい数字が出た。全日・ゴールデン・プライムの3区分は2位。全日はトップと0.1ポイント差、ゴールデンは0.2ポイント差の接戦。秋期末期首平均視聴率は全日7.6%で3位、ゴールデン12.4%で2位、プライム12.2%で2位、プライム2 7.9%で1位。全日もトップCXと0.2ポイント差、2位NTVと0.1ポイント差の3位と、上位2局と同レベルで推移している。原因は、レギュラーの特番、「ビッグダディ」や「タイムショック」等の単発特番、サッカー日本代表戦などの好結果による。10月スタート番組では、「相棒season10」木曜ミステリー「科捜研の女」のほかは、宮藤官九郎脚本の金曜ナイトドラマ「11人もいる!」(金 23:15)が初回11.4%と好結果を残した。今週から木曜ドラマ「DOCTORS 最強の名医」(木21:00)がスタートする。バラエティでは、9月に先行スタートした「関ジャニの仕分け∞」(土 18:58)が3回平均11.8%と良いスタートを切った。そのほか、月曜・火曜・水曜のネオバラエティ3番組を改編した。「ストライクTV」(月23:15 )が4回平均8.8%、「中居正広の怪しい噂の集まる図書館」(火 23:15)は3回平均10.4%。「マツコ&有吉の怒り新党」 (水 23:15)は3回平均10.3%と好調にスタートした。報道・情報では、「報道ステーションSUNDAY」 (日 10:00)が4回平均4.7%。「城島茂の週末ナビ ココイコ!」 (土 6:30)は4回平均2.8%。視聴率的にはまだまだだが、情報系番組は視聴習慣がつくまでは様子をみたい。今後は、11/5 (土)2100-2311 ドラマスペシャル「火車」、11/26(土)2100-2348「美空ひばり23回忌メモリアルコンサート だいじょうぶ日本」という特別番組を用意している。
※スポーツについて
神山専務: サッカーロンドン五輪アジア最終予選の今後の日程は、11/22・対バーレーンでアウェー、キックオフ時間は23:30。11/27対シリアはホーム国立で。キックオフ時間は19:20。2/5に対シリア、アウェー。2/22対マレーシア、アウェー。3/14対バーレーン、ホーム。いずれもキックオフ時間は未定。「フィギュアGPシリーズ2011」は、アメリカ大会から始まった。小塚崇彦選手が3位という結果だった。カナダ大会は10/28(金)から。出場選手は、女子では鈴木明子選手。男子は高橋大輔選手。中国大会は11/4(金)から。女子は村上佳菜子選手。男子は織田信成選手、羽生結弦選手。フランス大会は11/18(金)から。女子は村上佳菜子選手。男子は織田信成選手。ロシア大会は11/25(金)から。女子は、浅田真央選手。男子は、羽生結弦選手。このうち、中国とロシア大会はゴールデンで編成をする。12/9(金)~11(日)はグランプリファイナル。こちらもゴールデン対応をする。駅伝・マラソンでは、11/6(日)8:00からJAバンクスポーツスペシャル第43回全日本大学駅伝対校選手権大会。11/20(日)12:00から第3回横浜国際女子マラソンは生対応。出場選手は前回優勝の尾崎好美選手。12/4(日)は恒例の福岡国際マラソン。出場予定選手は、市民ランナーの星といわれている川内選手ほか。横浜、福岡共に、ロンドン五輪の代表選考会になる。
※営業状況について
早河社長:9月の営業売上は、タイムが前年比97.1%、スポット109.3%、トータル103.2%となった。タイムは、2夜連続ドラマスペシャル「砂の器」などが貢献している。スポットは、東京地区全体で前年の108%を越えるほどの活況だった。10月の営業売上は、タイムが前年比:109%+α、スポットが108%+α、トータル109%+αで推移している。
11月の営業売上だが、現状、タイム前年比:103%+α、スポット:100%+α、トータル:102%±αで推移している。タイムは、単発セールスが中心となる。スポーツイベントがそのほとんどを占めており、「フィギュア・グランプリシリーズ」「サッカー・ロンドン五輪アジア最終予選」2試合、体操、ゴルフ、ロードレース。26日(土)に放送する3時間特番「美空ひばり23回忌メモリアルコンサート だいじょうぶ日本」も大変引き合いが多く、完売間近となっている。これらによって、最終的にはタイム全体で前年を大きく上回る見込みだ。スポットについては、活況となっており、すでに前年水準は見えている。
※放送外収入について
神山専務:11/3(木)~6(日)「旬・新鮮 全国S級食材フェア」を開催する。テレビ朝日が100%手打ちで新規イベントとして立ち上げる。日本各地で最も旬で高品質な食材を集め、廉価で消費者に提供しようというものだ。「ホセ・カレーラス テノールリサイタル」をサントリーホールで開催する。11/29(火)、12/2(金)の2日間。終了したイベントとしては、「大つけ麺博」が10/16に終了した。来場者約23万人と前年の約22万人を上回る結果を残した。「フェルメールからのラブレター展」は京都会場での開催が終了した。来場者は38万人弱と、過去10年で同会場で行われた展覧会としては、動員数3位という記録となった。今後は、仙台の宮城県美術館に行き、12/23(金祝)より3/14までBunkamuraザ・ミュージアムにていよいよ東京展が開幕する。映画では、「探偵はBARにいる」が好調で、44日間計で興行収入12億円弱。目標は既にクリアしている。「ライフ いのちをつなぐ物語」は53日間計で興行収入12億4千万円強。
WEB・モバイルでは、「LONDONHEARTS NET MOVIE」を9/13(火)より配信し、10/11には再生回数が1000万回を突破した。先週末には1200万回を突破している。今後は広告導入等を含めてビジネス展開をしていきたい。テレビ朝日関連のアメーバピグの月間売上も好調に推移している。特に、「藤子・F・不二雄エリア」が好調を牽引している。10/18にはアントニオ猪木のピグを出した。「テレ朝news」は8月9月の接触者数で初めて2ヶ月連続で民放ニュースサイト1位となった。「ニュースEX」はiPhone4S端末への対応作業をしており、3社で詰めている。技術面の改修などが必要なので、サービス開始は12月初めになる。フィーチャーフォンのニュースEX会員の乗り換え需要に対応していきたい。動画では、韓国で動画配信をする。11/1より、韓国のインターネット動画配信サイト「FUNNY JAPAN.TV」へ、「ロンドンハーツ」を日本での放送数時間後に配信。韓国のインターネットへ、日本のバラエティ番組をレギュラー的に有料配信するのは、日本の放送局として初の試み。DVDでは、「アメトーーク!」DVDの第6弾(16巻・17巻・18巻)発売を受け、累計販売数が162万枚に達した。
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早河洋社長 記者会見(9月27日)要旨 [/tvasahi]

※視聴率状況について
早河社長: 9月の月間平均視聴率 がプライムで12.5%と目下トップ。ゴールデンも民放2位タイでトップと僅差で接戦を展開している。番組としては、月曜の「クイズプレゼンバラエティー Qさま!!」や水曜の「新・警視庁捜査一課9係」などや2夜連続のドラマスペシャル「砂の器」、「ミュージックステーション25周年SP」などの特番編成も好調で、プライムトップに貢献している。ちなみに「新・警視庁捜査一課9係」は、7月スタートドラマで全局トップの平均15.8%だった。また、報道では夕方の「スーパーJチャンネル」が上期で同時間帯の民放トップが確実となった。「報道ステーション」も堅調。「モーニングバード!」も上昇の兆しをみせている。
※10月改編について
平城取締役:ドラマとしては待望の「相棒」が帰ってくる。水曜9時に2クールで放送する。また、前回の平均視聴率が14.0%で好評だった「科捜研の女」を、木曜8時に2クール放送する。その他ドラマは期待できる作品を揃えている。バラエティでは「関ジャニの仕分け∞」という新番組を先にスタートした。初回2HSPが13.2%と好スタートした。2回平均で約11%。プライムではバラエティは1本だが、ネオバラエティを月曜・火曜・水曜と23時台は非常に好調だがあえて改編した。これは、2013年度のプライムトップに向けてすぐにでもプライムでできる番組をということで、月曜「ストライクTV」、火曜「中居正広の怪しい噂の集まる図書館」、水曜「マツコ&有吉の怒り新党」となっている。特番ではただいま期末期首期間になっているが、9/28 (水)1900-2148 「銭形金太郎 復活3HSP」。月曜は、「クイズプレゼンバラエティー Qさま!!」が直近の2回でも16.5%、17.4%とレギュラーでも好調で、また、「もしものシミュレーションバラエティー お試しかっ!」も直近の3時間SPが15.9%と好調なので、月曜に関しては、この2番組のスペシャル運用だったり、あるいは合体スペシャルといった形で特番を考えている。その他期末期首に関しては「ロンドンハーツ」「アメトーーク!」「ミュージックステーション」等のスペシャルを10月に向けて準備している。
※スポーツについて
神山専務: サッカーでは、男子の「ロンドン五輪アジア最終予選」が9月21日(水)から始まった。日本はグループCで、対戦国はバーレーン、シリア、マレーシア。各組の1位が五輪出場権を獲得する。初戦はマレーシアを2対0で破り、視聴率16.6%と良いスタートが切れた。来年の3月14日まで5試合残っているので、「なでしこに続け」というのをキャッチフレーズに盛り上げたい。そのほかのサッカーは、10/7(金)「キリンチャレンジカップ 日本×ベトナム」が兵庫・ホームズスタジアム神戸にて。10/11(火)「FIFAワールドカップアジア3次予選 日本×タジキスタン」が大阪長居スタジアムにて。
「フィギュアGPシリーズ2011」がいよいよ10/21(金)のアメリカ大会から始まる。カナダ、中国、フランス、ロシア大会と続き、12/9(金)からグランプリファイナルがケベックシティ(カナダ)で開催される。編成枠は現在調整中。今回からグランプリシリーズについては、ルール改正があり、男女シングルの出場選手が12人から10人に変更になった。これまで以上に激しい戦いが想定される。
※営業状況について
早河社長: 8月のセールス実績は、タイムが前年比99.8%、スポット100.4%、トータル100.1%となった。8月9日(火)に放送した、京都で開催しているフェルメール展に関する「フェルメール特番」などの増収が貢献している。スポットは出足が鈍かったが、最終的には前年を越える売上をあげることができた。9月の営業売上は、タイムが前年比:97%±α、スポットが108%±α、トータル102%+αで推移している。タイムでは、ドラマスペシャル「砂の器」のセールスがうまくいった。ドラマのクオリティにも高い評価をいただいた。当初、3月放送予定の時の14社中9社のアドバタイザーに引き続き提供してもらった。スポットは108%と活況となっていて、被災度が高かった輸送機器、金融・保険といった業種が 前年を上回る出稿を行っており、スポット市場については震災の影響から概ね脱しつつあるとの感じもしている。上期のセールス状況では、タイム前年比:97%+α、スポット:97%±α、営業局トータル:97%+αで推移している。3月の大震災で、広告市場は大変不透明になり心配した。実際、4月、5月は出稿のキャンセルが相次いだり、予定していたイベントや大型単発番組が中止になるなど、厳しい第1四半期となった。しかし、最終的にはスポットは6月に前年を超え、7月には営業全体で前年水準を上回った。原発がまだ完全な収束状況ではないが、第2四半期以降、またこの先の10~11月に向けてテレビ広告市況は活況を呈しているという見通しはある。下期の見通しでも順調に推移している。視聴率が好調な「クイズプレゼンバラエティーQさま!!」「シルシルミシルさんデー」などの人気バラエティや、土20時の新番組「関ジャニの仕分け∞」などなど、セールスは好調だ。一方、ドラマ・ストーリー系番組のセールスは、「相棒」以外は苦戦をしている。また大型スポーツ物件では、「フィギュア・グランプリシリーズ」、「男子サッカー・ロンドン五輪アジア地区最終予選」、「ワールドカップ アジア3次予選」「キリンチャレンジカップ」のA代表の戦いなど揃っているが、これに加えて、「横浜国際女子マラソン」「福岡国際マラソン」名古屋の「全日本大学駅伝」などを効率よく売っていかなくてはいけない。特に、サッカーはなでしこブームもあり、1月のアジアカップも日本の優勝に終わったので、セールスも期待している。アドバタイザーが震災の影響を取り戻すために反転攻勢、積極的なセールス計画を立てて広告を出稿しているのが概況。10・11月は特に活況を呈している。
※放送外収入について
神山専務:イベントでは、「大つけ麺博」が9/23から前回同様、浜松町駅前特設会場で10/16まで開催。今年で3回目。過去最大の32店舗が出店している。昨年は、約22万人を動員したので、今年も期待したい。「フェルメールからのラブレター展」を現在は京都で開催しているが、12/23(金)から来年3/14(水)までBunkamuraミュージアムで開催する。映画では、9月公開の2作品が好調だ。「探偵はBARにいる」が16日間で興行収入8億円強と目標をクリアしている。「ライフ いのちをつなぐ物語」は、25日間計で興行収入11億円弱まで来ている。「仮面ライダーオーズ 海賊戦隊ゴーカイジャー」は51日間で興行収入17億5000万円ほどで目標を大きくクリアしている。WEB・モバイル関連ではドラえもんの有料動画の配信を9/3からスタートしている。ドラえもん誕生の100年前を記念して、テレ朝動画では1年間かけてテレビシリーズの作品を毎週2作品ずつ計100話を配信する。バラエティの「ロンドンハーツ」では9/13からオリジナル番組「LONDONHEARTS NET MOVIE」をテレ朝動画、YouTubeテレ朝チャンネルにて配信。テレビでは見ることができないドッキリ企画を配信。1話約5~7分、現在7ファイルを配信し、300万回を超えた再生数を記録。今後はバナー広告等でビジネス展開をしたい。アメーバピグでは、9/6(火)より「藤子・F・不二雄ミュージアムエリア」を展開し、大盛況となっている。DVDでは、11月から12月にかけて「松本清張ドラマスペシャル 砂の器」「新・警視庁捜査一課9係season3」「陽はまた昇る」を発売する。また、2006年4月に運営を開始したCSテレ朝チャンネルの契約件数が400万件を突破した。目標より前倒しの達成。IPTVと新規ケーブル局での契約件数獲得が今回の好結果につながった。
※上海メディアグループとの連携強化について
早河社長:上海市を拠点にする一大メディアグループとの間で連携を強化する。一つは、相互研修制度の創設。いままでは上海メディアグループからの研修を受け入れてきたが、相手の発展・発達のスピードも速く、学ぶべきところが多く、テレビ朝日からも研修生を出したい。学習的なものではなく、中国のマーケットをいち早く捉え、テレビ朝日のコンテンツの供給や、新しいビジネスの開発の可能性を調査、検証するという目的も含めた派遣をする。向こう側からは、当社がバラエティ番組が得意なので、そちらに人間を出しても良いということで、番組フォーマット販売やフォーマット開発につなげていければと思う。私が会見したのは張副総裁で、現在、上海メディアグループの総裁、つまり社長は上海市に転出していて空席となっている。張副総裁は総合メディア関係の責任者の副社長で、覚書を交わしてきた。
※テレビ朝日の暴力団排除条例への対応は
早河社長:テレビ朝日の現状については、「テレビ朝日倫理規範」「テレビ朝日行動基準」があり、この2つの中で反社会的勢力との絶縁を謳っている。「テレビ朝日倫理規範」は、「社会的秩序や会社の健全な活動に悪影響を与えるあらゆる個人・団体とは一切かかわりません。」と定めている。「テレビ朝日行動基準」には、「社会的秩序や企業の健全な活動に悪影響を与えるあらゆる個人・団体とは一切かかわりを持ちません。民事介入暴力に対しては、『恐れない』『金を出さない』『利用しない』を原則として、組織的に対応します。」と定めている。それぞれ、テレビ朝日のホームページに掲載している。個々の契約の問題だが、警視庁も認めているように、契約書が個々に存在しないというケースもあることは承知しているということだ。つまり、契約の形態が番組やジャンルによって違う。全てに暴力団排除の文言を入れるのは難しいというのがテレビ朝日の事情であり、各局共通の問題としてある。従って、主旨は十分理解できるが、どのようにして主旨を具体的に反映させるかということは10月1日を前に、すぐにとはいかない事情もある。民放連でも総務委員会の中のコンプライアンス検討部会で対応を協議しているが、そこでもまだ具体的な結論は出ていない。一巡して、各局がどういう対応をとるのか、そしてそれを民放連ベースで持ち寄って、具体策をどうするのかという方向になっているのではないかと思う。


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早河洋社長 記者会見(7月26日)要旨 [/tvasahi]

※アナログ停波について


早河社長:7月24日(日)は、私を含めた関係役員、スタッフが出社し、本社のスーパーマスターでその瞬間を迎えた。12時の前は「サンデー・フロントライン」の“ニュースの記憶”コーナーで、テレビ普及のきっかけとなった皇太子ご成婚のパレードなどを取り上げて、アナログ時代の象徴ともいえる出来事を振り返った。テレビ朝日OBの実況アナウンサーやカメラマンの証言などで構成した。その後の「ANNニュース」内で「アナログ終了」関連ニュースを放送した。“アナログ停波へ”という項目と“駆け込み需要”についての2項目。11時59分から放送の「プロ野球オールスター」で、アナウンサーが「アナログ放送番組終了」をお知らせして、アナログ側は20秒前から「カウントダウンスーパー」を表示した。正午にアナログ放送番組を終了し、ブルーバックの「お知らせ画面」に移行した。停波については、サッカーの「やべっちFC」の番組で、アナウンサーが「被災した3県を除き、完全に終了になります」というアナログ放送終了をコメントした。アナログ側は23時58分から通常のクロージング放送を行い、23時59分に停波し、砂嵐状態になった。我々は10chのアナログ電波が停まり、5chになった。12時の段階で、社内で「テレビ朝日は10chが無くなり、新しく生まれ変わったという気持ちで今後仕事をして行こう」という趣旨の挨拶をした。皆様のおかげで、ラテ欄も堂々と真ん中へ位置することができた。あとは、放送の中身を充実させていくことに尽きる。反応だが、テレビ朝日に24日当日は380件、25日には103件、合わせて483件。ほとんどが24日の午後から夕方に集中している。系列には約3000件。このうち9割にあたる2700件あまりが受信相談で、苦情は10%に満たない。アナログ停波からデジタル移行に関しては順調に行われたと評価している。5000万世帯と言われているが、東北3県を除けば4800万世帯で、民放連会長が言ったように10万世帯という数字、あるいは当日の総務省コールセンター・NHK・民放に寄せられた約18万件という数字を考えると、99.7%から99.8%くらいの達成度ではないかと推量している。それが順調に移行したという判断の根拠としている。
※デジタル化時代を迎えて改めて抱負を?
早河社長:完全デジタル化になってもテレビはメディアの中心軸として機能していく。デジタルの特性である高画質、高音質、双方向を活かした番組作り、とりわけデータ放送は加速していかなくてはいけない。我々はアナログ50~60年の歴史の中で信頼される報道番組、なでしこジャパンに象徴されるようなエキサイティングなスポーツ、笑い・癒し・面白さを追求するバラエティ、感動的なドラマ等々を長い間制作して放送してきた。そのノウハウの蓄積はネット時代になってもデジタル時代になってもかなりのポジションで生き続けることができるだろう。メディア環境の変化にまずは迅速的に対応していく。基礎的な点ではひとつは独創的でアナログ時代に構築してきた魅力あるテレビならではのコンテンツを作り続けて、視聴率争いの上位にいることがビジネス展開の基本条件になる。もう一つは、ネット系メディアなどあらゆるデバイスにコンテンツを供給していくというビジネスが大事だ。そのためにはIT業界との連携、提携、協業を進める。一例では、携帯のニュースEXのようなことだ。今まではテレビ向けに作っていたのをコンテンツと称していたが、地上波とは違う意味合いのネット系コンテンツの企画力、制作力、展開力を充実させる必要がある。コンテンツプロバイダーであると同時に、事業提携、協業等によって何らかのプラットフォームに参画していくことが必須になる。デジタル5ビジョンという計画の1年目だが、2013年の開局55周年までにデジタル時代のビジネスモデルの基盤を整備構築する必要があるということで、いくつかは既に布石を打ちつつあるが、そういう認識をしている。
※視聴率状況について
早河社長: 概況の前に、「白虎隊」の福島地区と東京での放送について。この経緯は、番組審議会で、脚本家の内館牧子さんから福島を励ますために自分が書いた「白虎隊」の再放送ができないかという提案を受けて、関係のジャニーズ事務所をはじめ、権利者と編成が交渉した結果、実現するものだ。5時間近い長編だが、福島の方から「白虎隊」の放送を決めてくれて大変ありがたいとのリアクションがあった。
平城取締役:4月からの最新状況だが、全日は現在、7.1%の3位、ゴールデンは10.9%の民放3位、プライムは11.4%の3位、プライム2は8.4%の1位となっている。前年比で0.2ポイント等下がっているが、全般的に、去年の数字の中にはサッカーのW杯が入っていることと、HUTの低下等があるが、各局との差はそんなに大きくなっていない。3局での良い争いができている。レギュラー編成で弱点だった曜日の編成が順調にいっている。ベースアップしている状況はそのまま続いている。HUTは、7月1週2週でゴールデンとプライムで本年度ワーストを2週連続で記録した。通常のHUTは8月のお盆の時期に下がるが、節電とか、いろんな状況が影響していると思う。ここの番組では、ドラマが3本スタートした。特に「新・警視庁捜査一課9係」が3回放送したが、平均15.2%。7月クールの民放スタートの全てのドラマでトップとなっている。それから木曜9時「陽はまた昇る」だが、前回5/14のスペシャルドラマ「最後の晩餐」の続編のようなかたちで、井上由美子さん脚本、佐藤浩市さん、三浦春馬さんが出演しているが、13.5%と良い形でスタートできた。木曜ミステリー「京都地検の女」はまだ2回だが、平均で12.2%と前年度を上回っている。今週からスタートする、金曜ナイトドラマ「ジウ 警視庁特殊犯捜査係」。これは大変力が入っていて、良い出来になっている。7月29日スタート。7月クールドラマに関しては3本好スタートで、金曜ナイトドラマも期待ができる。日曜ナイトだが、高校野球もありスタート時期が未定だが、「バラ色の聖戦」が控えている。4月スタートのバラエティだが、「トリハダ秘スクープ映像100科ジテン」 (火 19:00) は、火曜19時はアニメ枠で苦戦していたが、今月に入って2桁10.1%を記録し、平均が9.3%と、枠として改善してきている。金曜 21時、ABC制作の「Oh!どや顔サミット」は13回平均で8.2%と一進一退を繰り広げているが徐々に安定してくると思っている。朝帯の「モーニングバード!」だが、先月はちょっと厳しいと話したが、7月に入って2週・3週と週平均で5.3%と5%台を回復させた。スタート時に7.5%をとったが、7/19(火)には自己2位の6.9%を獲得している。
※営業状況について
早河社長: 6月はタイムが前年比85.3%、スポット101.5%、93.0%となった。タイムの前年比85.3%は、昨年のワールドカップの反動減。スポットの東京地区は97.7%で、当社のシェアは前年比+0.8ポイントの21.2%だった。7月は、タイムが前年比100%+α、スポットが99%+α、トータルでは99%+αで、前年を超える可能性も出てきている。「世界水泳・上海2011」をはじめ大型物件が目白押しだったが、「世界水泳」についてはゴールデン帯の生放送となる「競泳決勝」を目玉に、最終的には順調に仕上がった。23日、24日は「マツダオールスターゲーム2011」で、特に24日、デジタルになった日だが、宮城で行われた。東北の復興に一役買う、良い雰囲気のオールスターだった。セールス面でもアドバタイザーに注目された。8月は、タイムが前年比97%+α、スポットが50%+α、あわせて75%+α。タイムは、主にレギュラーの空枠のセールスを粛々と行っていく。あわせて10月改編セールスが佳境を迎えており、8月一杯まで頑張っていきたい。スポットだが、今の段階で50%というのは、正直出足が鈍い状況だ。8月は閑散期ということもあって、少々厳しくなるのではないかと思っている。ただ、9月はキャンペーンの予定も聞こえ始めており、8月に限定された落ち込みと思っている。デジタル化になって、デジタルの普及も進んでおり、アドバタイザーからの問合せも少しはあるが、セールス面で影響がでていることは全くない。
※放送外収入について
神山専務:イベントでは「フジロック フェスティバル2011」が7月29、30、31日の3日間、苗場スキー場で開催。今回で15回目。これも恒例の「SUMMER SONIC 2011」は8月12、13、14日に千葉のQVCマリンフィールドと幕張メッセで開催される。8月6日から9月12日まで「夏休み テレビ朝日 ボエボエ!ドラえもんパーク」が開催される。これは9月3日のドラえもん誕生日にオープンする「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」を記念して、テレビ朝日アトリウムにドラえもんたちの遊び場として展開していくというもの。映画は「スーパー戦隊199ヒーロー大決戦」が7月24日まで44日間で興行収入8億8500万円強と目標を大きくクリア。「仮面ライダーオーズ」「海賊戦隊ゴーカイジャー」は8月6日からの公開となっている。WEB・モバイルは「ニュースEX」が137万3000強という所で推移している。7月クールの「陽はまた昇る」の見逃し動画を初回放送終了直後から配信開始。

以上
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早河洋社長 定例記者会見(7月5日)の要旨 [/tvasahi]

※視聴率状況について
早河社長: 4月からの第1クールは「スーパーJチャンネル」が平均で開局以来初の同時間帯トップとなった。昨年も良かったが、6月は全日・プライムが2位だった。全体では3位レベルで、深夜帯のプライム2がトップだった。全日は4週連続2位以上で、2位局のNTVに0.2ポイント差で4月クールを終えた。ワールドカップの反動で全日・プライム・深夜帯のHUTが下がっている中での若干の混戦模様という見方もできる。
ドラマでは「遺留捜査」が平均14.3%、「土曜ワイド劇場」が13.9%だった。バラエティでは月曜日の三階建てである「もしものシミュレーションバラエティー お試しかっ!」「クイズプレゼンバラエティー Qさま!!」「ビートたけしのTVタックル」。そのほかでは「ミュージックステーション」「シルシルミシル」などが12~13%台。「報道ステーション」も堅調だった。課題としては、火曜・土曜のゴールデンタイムと早朝帯だ。「スーパーJチャンネル」は前枠の曜日サスペンスからの流れも良くて、今回の成績につながった。7月編成は、手堅いラインアップになっている。「世界水泳」「全英オープン」などのゴルフも第2クールの視聴率の鍵を握っている。
平城取締役:4月クールは全日・プライムとも3位、ゴールデンは民放3位。4月スタートの時点で、震災の影響で特に特番系を色々と差し替えたりしたところが若干影響をして、4月のスタートがちょっと遅れたことが原因だ。特に当社の場合は、バラエティで食べ物系の番組が多かったのでスタートが遅れた。6月に入り、月間でもプライム・全日はほぼ2位という状況が続いているので、7月クールにつなげたい。火曜・土曜の弱点の中で、火曜日に「トリハダ秘スクープ映像100科ジテン」をスタートさせ、10回平均で9.3%だった。前枠のアニメが4%台だったので、枠の改善としては成功した。バラエティーは時間がかかるので徐々に二桁から上がっていければと思っている。金曜9時の「Oh!どや顔サミット」は、この枠もドラマから4月にバラエティに変えて、11回平均 8.2%。まだまだではあるが、徐々に改善していければと思っている。ドラマでは「遺留捜査」は良い結果だったが、木曜ミステリー「おみやさん」は全9回平均 11.5%、木曜ドラマ「ハガネの女」は全9回平均 7.5%と期待より低かった。金曜ナイトドラマ「犬を飼うということ」は、内容の評判は良かったが、視聴率的には全9回平均 8.5%という結果だった。日曜ナイトドラマ「アスコーマーチ」は若手女優・武井咲さんの初めての主演作だったが、枠としてドラマを始めて2年弱だったので、全9回平均 6.0%と厳しい数字になった。「モーニングバード!」(月~金 8:00)は13週平均で5.0%。初回7.5%と良かったが、その後は停滞傾向で、現在は週平均4%台が続いている。夏に向けて改善すべきところだと思っている。7月クール新番組では、「新・警視庁捜査一課9係」season3(水21:00)が7月6日スタート。昨年から「新」というタイトルをつけて新しいシリーズで放送している。2010年7月クールが平均14.7%と良い結果を残しているので期待を裏切らない結果になるだろう。特に主演の渡瀬恒彦さんだけでなく、井ノ原快彦さんがNHKの朝帯でも主婦層の好感度を得ているので期待できる。木曜ミステリーは安定したシリーズものの「京都地検の女」(木 20:00)。名取裕子さん主演で第7弾になる。木曜ドラマ「陽はまた昇る」(木 21:00)は7月21日スタート。これは、昨年井上由美子さんの脚本で「同窓会」という大ヒットしたドラマを制作した同じチームが贈る新しい企画だ。5月放送のスペシャルドラマ「最後の晩餐」(平均15.6%)に続くストーリーになっている。警察学校という、かつてない新鮮な舞台を通して、誰かを守ること、力を合わせること、夢を持つことの素晴らしさを描き、視聴者に生きる勇気を与えるドラマだ。主演は佐藤浩市さん、三浦春馬さん、池松壮亮さん、真矢みきさんほか豪華メンバー。金曜ナイトドラマ「ジウ 警視庁特殊犯捜査係」(金 23:15)は、黒木メイサさん、多部未華子さんのダブル主演で、ベストセラー作家・誉田哲也さんの傑作警察小説をドラマ化する。若き女性警察官2人が、衝突を繰り返しながらも警察史上に残る連続犯罪事件を追い詰めていく。日曜ナイトプレミアはスタート日は未定だが、「バラ色の聖戦」(日 23:00)。吹石一恵さん主演。平凡な30歳の専業主婦が、偶然目撃した夫の浮気を機に「失われたキレイ」を取り戻す決心をし、主婦モデル界へというストーリーになっている。日曜の夜に、大人の女性を中心に、家族全員が楽しめて、心地よい爽快感がある、そんなドラマを目指す。
※スポーツについて
神山専務:プロ野球では、「マツダオールスターゲーム2011 」。7/23(土)7/24(日)の第2戦・第3戦を我々が放送する。第2戦は7/23(土)13:59-16:55の放送枠で、QVCマリンフィールド。第3戦は7/24(日)日本製紙クリネックススタジアム宮城にて12:00-16:00の放送対応をする。第3戦の試合開始は12:30だが、12:00から被災地復興応援セレモニーがあるので、この模様も放送する。ゴルフでは、今週末に「全米女子オープン」を放送する。
7/14(木)~17(日)は「第140回全英オープン」で日本選手の出場は、藤田寛之選手、石川遼選手、平塚哲二選手、河井博大選手、高山忠洋選手が確定している。7/28(木)~31(日)は「第35回全英リコー女子オープン」で日本選手は宮里藍選手、上田桃子選手、佐伯三貴選手、横峯さくら選手、不動裕理選手、茂木宏美選手が確定している。「世界水泳」の上海大会が7/16(土)~31(日)まで開催される。当社は2001年に福岡大会を放送してから今年で6大会目、丸10年という節目だ。今回は上海ということで、ほぼ時差が無いので、ゴールデン対応をする。競泳は7/24(日)~31(日)。完全デジタル化の初日が競泳の初日にあたる。また今回の大会では日本人の金メダリストはロンドンオリンピック代表に内定をする。
※営業状況について
早河社長: 5月についてはタイムが前年比98.1%、スポットが86.5%、トータル92.2%で確定した。アドバタイザーの復興が徐々に進んで、キャンペーン復活の動きが出てきたことに加えて、映画をはじめ多くのプロモートセールスに成功したことが要因だ。5月の地区シェアは22.6%と月間新記録を達成することが出来た。従来の月間最高は去年1月の22.2%だった。6月は、タイムが前年比85%+α、スポットが101%+α、トータルは93%±αで推移している。タイムが85%と悪いのは、昨年のワールドカップの反動減。スポットは前年を上回る見込み。東京地区は前年の水準にまでは達していないが、市況は回復基調にあるのは間違いないと思っている。7月は、タイムが前年比95%±α、スポットが90%+α、トータル93%+αで推移している。タイムは、「全米女子オープン」「全英・全英リコー女子オープン」「マツダオールスターゲーム2011」、そして「世界水泳・上海」と大型スポーツ物件をどれだけセールスできるかにかかっているが、「全米女子オープン」と「世界水泳」はある程度のところにきている。スポットは、スポーツ物件があるために売り場が少なくなるが、今月の最終週にキャンペーン出稿が多くなっているので、取りこぼしのないように編成・営業が協力し合ってセールスに臨んでいる。
※放送外収入について
神山専務:イベントだが、「テレ朝ドリームフェスティバル2011」を9月23日、24日、25日の3日間、日本武道館で開催する。L’Arc~en~Ciel、 B’zほか豪華アーティストが勢ぞろいする。「フェルメールからのラブレター展」は6月25日から京都市美術館で開催。10月16日まで開催。その後、12月23日から来年3月14日まで東京Bunkamuraミュージアムで開催される。修復後世界初公開となる「手紙を読む青衣の女」を含む、フェルメールと同時代のオランダ室内画展だ。フェルメールの作品はほかにも「手紙を書く女」「手紙を書く女と召使い」と、3点を公開する。WEB・モバイルでは、「ニュースEX」が昨日時点で135万3,400人弱の会員数。夏の新機種商戦の中で、スマートフォンau oneの会員が伸びてきている。テレ朝動画では、5月の人気ランキング1位が「レッツゴー仮面ライダー」。2位が「ももクロChan」。3位が「アスコーマーチ」。「アスコーマーチ」は視聴者に携帯でも配信していることが伝わりやすいように、携帯画面イメージに動画をはめ込んだ告知をドラマ本編内で実施したことが会員増につながっている。
                         以上

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早河洋社長 定例記者会見(5月31日)の要旨 [/tvasahi]

※視聴率状況について
早河社長:このクールは、月曜のバラエティ「クイズプレゼンバラエティーQさま!!」「TVタックル」水曜の「ナニコレ珍百景」が平均12~13%台で安定した視聴率を獲っている。ドラマは「遺留捜査」が平均14%台のほか、「土曜ワイド劇場」も好調。ベルト番組では、「報道ステーション」も4月以降は13%台、「スーパーJチャンネル」は6週連続で同時間帯トップをキープ。先週は苦戦していた「そうだったのか!学べるニュース」「Oh!どや顔サミット」「ガリレオヒット脳研」の3つの番組が2ケタに乗った。話題としては、前クールのドラマではあるが「遺恨あり」が第37回放送文化基金賞のテレビドラマの本賞を受賞した。「相棒」はギャラクシー特別賞を受賞した。嬉しいニュースだ。今月放送した井上由美子さん脚本のドラマスペシャル「最後の晩餐」が15.6%で、内容が良かった。最後を見た方はお気づきだと思うが、7月の連続ドラマにつながるエピローグになっていて、期待できる出来栄えだった。
神山専務: 4月クール平均視聴率(4月1週~5月4週平均)は、全日7.2%で3位、ゴールデン10.8%で民放3位、プライム11.4%で3位、プライム2は8.4%とダントツの1位だった。プライムでは、NTVに1.1ポイント差、CXに1.3ポイント差と、少し広がった。全日は2位のNTVに0.3ポイント差に迫っている。5月平均ではNTVに0.1ポイント差。今後、朝帯ベルト番組等々頑張って、2位を目指したい。4月スタートのドラマでは、「遺留捜査」(水 21:00)が安定していて7回平均14.1%。木曜ミステリー「おみやさん」(木 20:00)は5回平均11.2%。第2回は9.5%で8年ぶりのシングルになったが、GW明けには持ち直した。木曜ドラマ「ハガネの女」(木 21:00)は6回平均7.7%。金曜ナイトドラマ「犬を飼うということ」(金23:15)は7回平均8.4%、日曜ナイトドラマ「アスコーマーチ」(日 23:00)4回平均6.1%と目標に達していない。4月スタートのバラエティでは、「トリハダ○秘スクープ映像100科ジテン」(火 19:00)は6回平均9.8%。先週は7.9%に下降し、平均も2ケタを割った。レギュラー番組として毎週戦っていくための構成を模索中だ。毎週継続して見てくれる視聴者に飽きられない新しい工夫が必要だ。「Oh!どや顔サミット」(金 21:00 ABC)は6回平均7.8%。第6回は10.4%とついに2ケタに乗せたので、今後に期待したい。4月スタートの報道情報番組では、「モーニングバード!」(月~金 8:00)8週平均で5.2%。1月クールより0.2ポイント上げたが、GW明けの5月2週と3週は5%を割り、まだまだ安定していない。今後の番組だが、スポーツでは、明日6月1日「キリンカップサッカー2011 日本対ペルー」を放送する。1月のアジアカップ後、初のA代表戦ということで、新潟/東北電力ビッグスワンスタジアムで行う。日本代表メンバーは先日発表されたが、香川選手を除く海外組のフルメンバーと注目の若手であるガンバ大阪の宇佐美選手が初めて選ばれた。高視聴率を期待したい。ゴルフでは、「第111回全米オープン」が6月17日(金)~20日(月)。出場資格保持日本選手は、藤田寛之選手、先週49位になった石川遼選手、日本の予選を通過した久保谷健一選手。「第66回全米女子オープン」は7月8日(金)~7月11日(月)。出場資格保持日本選手は、宮里藍選手、宮里美香選手、横峯さくら選手ほか。「第140回全英オープン」は、7月14日(木)~17日(日)。出場資格保持日本選手は藤田寛之選手、石川遼選手、平塚哲二選手の3名。他に、ミズノオープン等々で選手が追加される。「第35回全英リコー女子オープン」は7月28日(木)~31日(日)。出場資格保持日本選手は、宮里藍選手、上田桃子選手。最後に、「第14回 FINA世界水泳選手権大会」が7月16日(土)~31日(日)中国・上海で開催される。放送枠は最終調整中。今回の大会では日本人選手の金メダリストが自動的にロンドンオリンピック代表に内定されるので、各選手のモチベーションが上がるかと思っている。テーマ曲は、当社が初めて世界水泳を放送した2001年の福岡大会で起用したB‘zの「ultra soul」を装いを新たにして「ultra soul 2011」として公式テーマソングに起用する。
※「スーパーJチャンネル」が好調の要因は?
早河社長:最大の要因はサスペンスのリピート枠からの視聴の流れが「スーパーJチャンネル」の視聴層と重なっていて、良い流れになっているということ。中身的にもコメンテーターを一人しか置いていないので、渡辺アナ中心にニュースに向かい合って誠実な印象を司会陣が与えているから、見やすいという評価をいただいているのではないかと思う。中身的にスッキリしてきていることと、タテの流れが貢献しているということ。
※営業状況について
早河社長:4月はタイムが105.2%、スポット86.5%、トータル94.7%だった。5月は、タイムが98%±α、スポットが86%±α、合計では92%±αということだ。5月は4月以上に厳しいセールスとなった。4月は震災前にセールスがほぼ目処がついていたが、5月は大部分の枠について震災後にセールスを始めており、広告市場がほとんど動いていない中で苦戦したということだ。
6月は、タイムが84%±α、スポットが70%+α、合わせて75%+α。数字的には低くなっているが、まだ積みあがる余地は十分にあると思っている。「キリンカップ 日本vsペルー戦」、それから「全米オープン」、この大きなスポーツイベントのセールスが大きなポイントである。昨年はワールドカップがあり、それなりの増収があったので、その反動減が今年はきているので、最終的な仕上がりはタイムは80%台にとどまる見込み。スポットは、キャンペーンを復活するアドバタイザーが増えてきており、厳しい状況ではあるが少しずつ上向いている。前年の水準に戻るのはもうしばらく先だろうが、6月のスポットは、70%と申し上げたが、最終的に95%前後、あるいはそれを超えるぐらいではないか。
※セールスへの震災の影響はどの程度長引くか
早河社長: 難しい。予算を達成しそうだということはほぼ計画通りということとも言えるが、7月~9月は電力の節減等がある。それから東北地区の生産拠点とか部品の供給というのが、急速に回復しているが、まだまだ100%ではないので、第2クールは不透明な状況というのは変わりない状況だ。全米オープンとか、世界水泳とか大きなスポーツイベントがあり、営業の環境が変わる。7月についてはスポット枠が少なくなるとか。それから、節電と同時に、天候と気温がどうなるかということも左右するので、いまここで第2クールの見通し、つまり上半期全体の見通しを言うのは難しいと思う。
※放送外収入について
神山専務:まずは映画だが、「岳」が好調で、先週末の興行収入で12億7500万円強。目標数字は20億円でこれを目指していきたい。「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦」も目標まであと一息。現在、興行収入11億6000万円強。「オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー」は目標をクリアして、いま、興行収入13億2000万円ほど。「ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団」も一昨年の成績に到達できる見込みで、24億円強という状況だ。コンテンツビジネスだが、WEB・モバイル関連では「アメーバピグ」で4月に「いきなり!黄金伝説」と完全コラボで展開した「黄金伝説島」釣りゲームエリアを期間限定でオープンした。4月の月間売り上げがサイバーエージェントとのアライアンス開始以来最高を記録した。それから4月29日に放送した大震災関連番組「つながろう!ニッポン」の一部をユーチューブにて配信し、ユーチューブトップでも取り上げられ、約58万回の再生があったということだ。「ニュースEX」もまずまず順調で、今133万人強の会員数といったところだ。DVD関連では5/13に「新春ドラマスペシャル 味いちもんめ2011」のレンタルを開始し、6/15(水)からはドラマスペシャル「遺恨あり 明治十三年 最後の仇討」を発売する。「遺恨あり」は、第37回放送文化基金テレビドラマ本賞を受賞した作品で、主演の藤原竜也さんが演技賞を受賞され、受賞に関するステッカーを貼って発売する。出版は「そうだったのか!池上彰の学べるニュース」が累計で72万7000部まで伸びている。商品化は、土曜日の深夜に放送している「「ももクロChanだZ!!」と連動し、「ももクロ3Dノート」を販売したところ、日曜日、テレアサショップに大勢のファンが詰め掛けた。データ放送では、本日から系列局のデータ放送で、震災関連情報を閲覧できるサービスをスタートさせた。コンテンツ的にはKHBの「宮城県災害情報窓口」と、ドラえもん募金の情報を展開していくということで、今後は被害状況なども閲覧可能になるようにしていきたい。
※映画が好調の理由について
神山専務:「ドラえもん」は震災直後に足が遠のいたということだが、ああいう状況の中で娯楽というか、子どもたちを元気付けるために劇場に足を運んだこともあろうかと思う。「岳」は作品力が評価されているということだと思う。

                         以上

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早河洋社長 定例会見(3月29日)の要旨 [/tvasahi]

※東日本大震災に伴う特別編成などの総括について
早河社長:災害発生から緊急連続放送を約103時間。このうちCMなしを発生から約74時間、L字放送を約10日間・240時間あまりやった。マグニチュード9という世界最大級の巨大地震、大津波、原発事故と災害が三重に重なり、歴史的にも記録にない状況が生まれた。ANN系列ネットワークの取材本部を設置して、同時に会社の中に大災害時に対応する非常災害対策本部を設置した。これは私が本部長で、放送対策部と安全対策部にわかれる。放送対策部はその名のとおり緊急放送を実施する司令部で、安全対策部は社員の安全確保や社屋管理、その他総務的な対応をするところだ。特徴的なのはテレビがライフラインとして機能したことではないか。今月の番組審議会は課題番組を、東日本大震災にテーマを切り替えて、評価を伺った。ひとつは、『古舘さん、長野智子さん、渡辺宣嗣アナが落ち着いたキャスターぶりだった。』『エース級を次々に登場させて局としての意気込みが理解できた。』『15日(火)に放送した緊急特番「東日本大震災 100時間の全記録」は抑制が効いていて良かった。』コメンテーターについては、『我々の災害アドバイザーでもある山本孝二さんという元気象庁長官が落ち着いたしゃべりで安心感を与えて地震津波だけでなく一般に災害についても的確なコメントを発していた』という評価があった。CM抜きで3日間放送した事について、『公共的な義務だったとは思うが称えたいと思う。』放送内容については、『説得力や臨場感などが良く、信頼できる報道ができていたのではないか』ということだった。反面、『キャスターやアナウンサーの力量がわかった。』『通常放送の時の癖や習慣などの力量不足が非常時に出た部分も否定しがたい。』『全体像を伝える努力が必要だったのではないか。』原発については、『専門的な記者が必要ではないか。』『NHKの報道については、官僚的ではあったが、安定感・信頼感・滑舌の良さがあって、同じニュースを見るならそちらを見ようという視聴者が多かったのではないか』というような評価をいただいた。被災者支援では、ドラえもん募金を行っているが、12億円を超える視聴者の善意が届けられている。6億円分は既に岩手・宮城・福島の三県、日本赤十字社などに寄付し、4月一杯をめどに続ける。業績への影響は、まだ集計ができていないが、ノーCMによる減収は10億円台の後半くらいになろうかと思う。今回、私が全スタッフに指示をしたことは、放送法6条にある「テレビ局は災害が発生したり、発生するおそれがある場合、災害の予防にあたり尚且つ被害を軽減するために役立つ放送をしなくてはいけない」ということだ。ライフラインとしての公共的使命を最優先すべきだという意味だが、視聴率よりも発生した事実を冷静沈着に報道することを優先するようにと指示をした。すべてが初体験とも言えるのだが、原発史上最悪の事故が発生しその危機は去っていない。これについては、行政或いは東京電力など関係当局の情報を正確迅速に伝えることと、その意味を原発に詳しい専門家に丁寧に問いただすことを徹底する。あるいは、大量の避難住民の感情面や心情面に配慮した報道を心がける。そういうことを徹底するようにした。
※3/17から基本レギュラーに復帰したが、なぜそのときからか。
早河社長:他局の動向も気になったが、区切りのいいところで内容を見て判断した。3日目の16:53「スーパーJチャンネル」からCM復帰をした。
※震災報道は今後どう変化して行くか?
早河社長:今は原発だ。素人が見ても状況は悪化している。原子炉の外側、格納容器あたりから漏れただろう放射性物質を含んだ水がタービン建屋から外に出ているのは不安を感じる。ただ、現場に近づけないので、専門家の意見や東京電力、原子力安全保安院の情報を過不足なく伝えるしか今はない。逆に日常的にややエキセントリックな取材というのをやりがちだが、見ている方から見るとどう映るのかを考えなくてはいけない。冷静に事実報道に徹してもらいたい。
※視聴率状況について
神山専務:1月クールの視聴率、残り1週。全日7.5%、ゴールデン 11.9%、プライム 12.5%、プライム2 10.2%。プライムは3位、全日・ゴールデンは民放3位。プライムは、CX、NTVに0.2ポイント差で、トップ争いをしている。地震報道前後で比較すると、当社とNTV・TBSは横ばい。NHKが大きく視聴率を伸ばした。その結果、プライムでは、当社、NTV・CXの3局が、12.5~12.7%の0.2ポイント以内にひしめく、大混戦となった。今週の結果によってはどうなるかというところ。それから年度の方も、全日・プライムは3位、ゴールデンは民放3位。NHKが視聴率を上げ、ゴールデンはNHKを下回り民放3位で終了する方向。41年ぶり・2回目のゴールデン3位が難しくなった。プライム2は、6年連続の1位と、設定以来最高が確実。
※営業状況について
早河社長:2月を簡単に申し上げると、タイムが90.8%、スポットが112.7%、 合計101.1%。単発ではドラマスペシャル「遺恨あり」が増収に貢献した。タイムが90%台より低いのは、
昨年バンクーバーオリンピックがあったことの反動減。アジアカップは日本中が熱狂した最高の結果となった。セールスそのものは満点ではないが、アドバタイザーの皆さんがサッカーコンテンツをいい意味で見直す動きが出てくることを期待している。スポットは1月に続いて活況。好調業種は薬品、輸送機器、精密・事務機器など16業種中13業種が前年を上回っている。3月はタイムが85%±α、スポットが100%±α、トータル95%±αとなっている。タイムもスポットも震災以前には非常に好調に推移し、いい年度末を迎えられると思っていたが、残念ながら大幅な減収となった。4月はタイムについては好調な視聴率を中心に4月の改編セールスが非常に良い形で進展していた。期首特番のセールスも順調だった。スポットについても3月の勢いがそのまま継続しており、4月末までほぼ完売という状況だった。しかしそれは地震により一変した。タイムはヤマハレディースオープンやフィギュアの国別対抗戦が中止となり大幅な減収。スポットもキャンペーンの中止が相次いでおり、少なくとも4月の市況は急激に悪化するということで、何%と言える状況ではない。
※放送外収入について
早河社長:ドラえもんの映画は現在14億弱くらい。前作に比べると70%いかないぐらいのレベル。大震災の影響で営業停止になった映画館が多数発生し、2週目は上映する映画館が、355館のうち233館まで落ち、その後やや戻した。間もなく復旧する見込み。先日、日刊スポーツで「映画館が15日ぶりに再開され、映画ドラえもんが上映され、被災者と思われるが家族連れ15人が 観に行き、笑顔が戻った」という優しい記事が出ていたが、興行の方にも影響が出ている。
神山専務:「ニュースEX」の会員数は現在約125万人。この大震災以降、約6万人増加しているということ。DVD関連では、「アメトーーク!」の第5弾が明日から発売。ドラマスペシャル「味いちもんめ」と「遺恨あり」はそれぞれ5月、6月に発売予定。出版では「サンデー!スクランブル」出演中の黒鉄ヒロシさんの「千思万考」という本が2月末から幻冬舎より発売されている。イベントでは、「ワールドプロレスリング」、プロレス3Dの第2弾が2/26(土)~3/4(金)の1週間限定で、1/4(火)に行われた東京ドームの収録分を全国ワーナー・マイカルの23劇場で上映した。


以上


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早河洋社長 定例会見(2月22日)の要旨 [/tvasahi]

※視聴率状況について
早河社長: 年末年始から良い流れで来ている。今クールは対前年比でもゴールデン、プライムで1%以上プラスだった。「相棒」、サッカーAFCアジアカップ、バラエティなどが牽引している。日曜の改善も大きい。課題となっているのは、朝帯二つのベルト、ドラマの安定感。苦戦していた火曜のアニメ枠はバラエティを投入する。土曜日も「お願い!ランキングGOLD」以降、改善の兆しが出ているので、4月クールの底上げをしていきたい。池上さんが抜けた後の「学べるニュース」は、スタッフの知恵と努力が貢献してきたので、難しいニュースをよりわかりやすく解説するという路線で頑張っていくことを期待している。「相棒」の後の「遺留捜査」も新シリーズになるよう期待している。先日、経営計画を発表したが、開局55周年の時点でプライムトップレベルに行かれるように、ひとつひとつ改編期ごとに課題や問題をクリアしていく。
神山専務: 1月クールの視聴率 は、プライムで日テレに0.2ポイント、CXに0.5ポイント差の3位でトップ争いをしている。ゴールデンも、日テレに0.6ポイント、CXに1.0ポイント差。前年同期比で、当社はゴールデン1.3%プラス、プライム1.1%プラスで大幅上昇した。年度視聴率も、全日・ゴールデン・プライムは、3位。プライム2は、1位ということで、大体これで終了の見込み。
※今後の大型番組、スポーツ番組について
神山専務:大型・スポーツ関連番組では、2/26(土)21:00-23:21にドラマスペシャル「遺恨あり」を2時間30分枠で放送する。吉村昭さんの「敵討」のドラマ化で、藤原竜也さん、松下奈緒さん、北大路欣也さんほかの出演。3/12(土)、13(日)にはドラマスペシャル「砂の器」を2夜連続で放送する。玉木宏さん、中谷美紀さん、佐々木蔵之介さん、小林薫さんほか。3/25(金)19:30-21:48にはキリンチャレンジカップ「日本×モンテネグロ」を放送する。アジアカップ後初の日本代表戦だ。4/14(木)~4/17(日)には、「世界フィギュアスケート国別対抗戦2011 」が横浜アリーナで開催される。国際スケート連盟規定に基づいた当該シーズン上位6ヶ国が、男子シングル、女子シングル、ペア、アイスダンスに分かれて国別の順位を競う。今回は2回目だ。
※4月改編について
早河社長:朝の「スーパーモーニング」については今年3月最終週で終了する。4/4からは新しいワイドショーがスタートする。「スーパーモーニング」は93年4月から「モーニングショー」を継承する形でスタートした。色んな事件、特に拉致事件、北朝鮮問題、政局の激動期などに視聴率を獲得し、大人のワイドショーとして定着してきたが、今ひとつ視聴者ニーズに応えきれていない部分があり、終了する決断をした。出演者、コメンテーターの皆さんをはじめ、いろんな方にお世話になり感謝している。新司会者には4月からフリーアナウンサーになる現在は日テレの羽鳥慎一アナウンサーを起用する。赤江珠緒さんは引き続きMCとしてコンビを組んでいただく。二人の清新で魅力ある司会陣が揃った。当社は朝ワイドショーの草分けなので、その伝統を引き継いで新しい形の情報番組を作っていきたい。
神山専務:現在苦戦している火曜19時のアニメ枠をバラエティに改編する。「トリハダ[マル秘]スクープ映像100科ジテン」という番組で、世界中から集めたトリハダものの映像を、ジャンル別にランキングして、テンポよく紹介する新機軸の衝撃映像バラエティだ。MCには、石原良純さんと加藤真輝子アナウンサー。初回(3/15)、第2回(3/22)を2週連続の3時間スペシャルでスタートして、ダッシュをかけていきたい。これまで6回ほど特番で放送しているが、昨年3月の視聴率は14.6%、6回平均でも12.5%を記録しているので、大いに期待したい。
※朝番組の中身はどう変えるのか?コンセプトは?
早河社長:最近のワイドショーやニュース番組は、VTRパッケージ主義みたいな、集まった映像素材や材料をパッケージにしてナレーションや音楽をつけてという形が全盛だが、せっかく魅力的な二人のアンカーがいるので、スタジオのライブ感を大事にしたい。どちらかというとあの枠は男性目線というか硬いものが多かったが、もう少し題材も女性層を意識し、特にF3層よりF2まで初期の段階ではターゲットを下げていく。コメンテーターもそれに沿った人選をしている最中だ。ワイドショーは何でもありの井戸端会議風の雑多な情報をわかりやすく番組独自の目線で切り取っていくものだが、題材そのものはそう変わらないが、力点の置き方としては、スタジオが生き生きとしているライブ感を大切にしたいとプロデューサーからは聞いている。
※朝番組での羽鳥アナウンサー起用理由。
早河社長:彼の「ズームイン」を中心とした実績を高く評価した。メインをはる人間は、司会進行の巧みさ、話術の巧みさ、スピード感、好感度、あるいは清新な感じとか、全体では好感度で表されるが、そういう点では抜きん出た方ではないか。間隔が空かないというのは、今回のケースは3月最終週までやって4/4(月)にテレビ朝日に転籍するということでは全く仰る通り。我々の制作体制、スタッフ、ご本人も大変難しい判断をせざるを得なかった。そこは、うまくクリアしていきたい。準備期間が短くなるので走りながら番組の個性を構築していくことになると思う。こういう形は、日本テレビの氏家会長をはじめ、関係者の寛大なご判断があったからと思っており、そういう面では感謝している。
※営業状況について
早河社長:1月についてはタイムが前年比112.6% 、スポットが112.6%、トータル112.6%で確定した。タイムはセールスが若干苦戦したが、AFCアジアカップは、満点ではないが、日本中が熱狂したという最高の結果となり、アドバタイザーがサッカーコンテンツの良さを再認識してもらえるような結果だった。次につながる感じがしている。スポットは1月は本来、閑散期だが、今年は大変な活況で、東京地区も120%近い大幅増だった。テレビ朝日はコストアップを図ってきたが、昨年が良かったという反動減もあり、20.9%のシェアでマイナス1.3ポイントとなってしまった。2月はタイムが90%+α、スポットが112%+α、トータルでは100%+αの見込みだ。タイムが90%なのは、昨年はバンクーバーオリンピックがあり、その分が目減りしている。スポットは2月も活況。最終的には112%±αを見込んでいる。3月は、現在見込めているのは、タイムが前年比105%+α、スポットが106%±α、トータルでは106%±α。タイムは先ほど紹介した「砂の器」、それからサッカーのセールスに加えて、期末の特番があり順調に推移している。スポットは年度末特有の期余り出稿もあり、東京地区全体の供給量が需要量に対して完全に追いつかない状況となっている。好調な市況はしばらく継続すると考えているが、1月の中旬くらいからの視聴率の上昇で、この後の春に向かってのGRP環境が改善してくると思うので、シェアも上げていきたい。

以上

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早河洋社長 定例記者会見(11月27日)の要旨 [/tvasahi]

2009年11月30日
※視聴率状況について
早河社長
:現状、10月期は3位、プライム2はトップだ。前年比では下がっていて、残念ながら2位との差は広がっている現実がある。年間視聴率も3位レベルで推移している。番組では「相棒 season8」(水 20:00)が平均18%台と絶好調で、水谷豊さん・及川光博さんの新しいコンビが視聴者にはっきりと受け入れられた。「交渉人」(木 21:00)も激戦区で頑張っている。「ガリレオ脳研」(土 19:54)初回2HSPは12.0%と好スタートを切ったので、今後が楽しみだ。今週レギュラー週なので視聴率に注目している。また、深夜の「お願い!ランキング」(月~木24:20、金24:50)は高視聴率で30%台のシェアを獲っている。色々な可能性を感じている。 
上松取締役:下期の視聴率は、全日7.5%・3位、ゴールデン11.0%・4位・民放3位、プライム11.7%・3位、プライム2 8.5%・1位。前年同期比ではゴールデン、プライムともにおよそ1ポイント下がっている。年末年始は得意な領域なので残り1か月、頑張りたい。年間視聴率の最新状況は、全日は3位で7.9%。7.9%で終了すると開局以来最高タイになる。ゴールデンは4位・民放3位11.4%。プライム12.1%・3位、プライム2 8.8%。プライム2は5年連続の1位が確実。8.8%で終わると1997年に設定以来最高となる。ドラマの状況は、「相棒 season8」(水 20:00)が6回平均18.2%と今クールドラマでトップ。木曜ドラマ「交渉人」(木 21:00)は6回平均12.9%と今クールドラマで「相棒」「JIN-仁-」「東京DOGS」に続き4位となっている。
※今後の編成について
上松取締役
:ドラマ・バラエティでは、11/28(土)にドラマスペシャル「結婚」。橋田壽賀子さん脚本で渡哲也さん、上戸彩さん、そのほかオールスターである。12/12(土)に恒例の「30人31脚」。12/19(土)にドラマスペシャル「椿山課長の7日間」。浅田次郎さん原作、石原さとみさん、船越英一郎さん、北大路欣也さんなどオールスターキャストである。12/20(日)には年末年始恒例「M-1グランプリ2009」(ABC)を放送する。また、11月30日から環境weekキャンペーンとして、報道・情報番組を中心に「環境」にちなんだテーマで特集を放送する。「やじうまプラス」「スーパーモーニング」「ワイド!スクランブル」「スーパーJチャンネル」「報道ステーション」「地球まるごとTV」「サンデープロジェクト」で1週間、環境に関する様々な企画を放送する。共通のロゴを使うなど統一感を持たせる。
神山常務:スポーツでは、「フィギュアスケートグランプリシリーズ」が先週のカナダ大会で終了し、男女のシングルのポイントランキングが確定した。よって上位6名が「グランプリファイナル東京大会」に出場する。男子では、織田信成選手がランク1位、高橋大輔選手は5位で出場権を得た。ほか4名はアメリカの選手3名とブライアン・ジュベール選手(フランス)。女子は、ダントツでキム・ヨナ選手(韓国)、安藤美姫選手が2位、鈴木明子選手は6位。他はジョアニー・ロシェット選手(カナダ)、アリーナ・レオノワ選手(ロシア)、アシュリー・ワグナー選手(米国)が出場権を得た。「フィギュアグランプリファイナル2009」を12月4日(金)~6日(日)に放送する。また12月6日(日)に「第63回福岡国際マラソン」を生中継する。出場選手は、昨年優勝のツェガエ・ケベデ選手(エチオピア)が連覇を狙う。日本では尾方剛選手に期待したい。このほか、全日本大学駅伝や箱根駅伝で活躍した山梨学院のメクボ・モグス選手が今回初めてマラソンに挑戦する。
上松取締役:年末年始に関して。12月24日(木)に「黄金伝説5H・SP」。12月25日(金) には恒例の「ミュージックステーションスーパーライブ 4H・SP」。12月26日(土)に「はぐれ刑事最終回SP」。21年間放送してきた藤田まことさんお馴染みのドラマだが通算444話目ということで安浦刑事の原点にまつわる壮大な人間ドラマで幕を閉じる。12月31日(木)の「紅白」の裏は18:00~「ドラえもん30周年記念SP」、20:30~「痛快!ビッグダディ9 大晦日3時間SP」、23:30~「年越し雑学王2010(仮題)」となっている。   
※営業状況について
早河社長
:10月はタイムが前年比90%台前半、スポットが97%近く、トータルでは95%だった。タイムは全体的なカロリーダウンと空枠セールスの苦戦によって月額ベースでは大幅に落ち込んだ。単発では、「フィギュアスケート」が見込み通りに仕上がり、「日本シリーズ」は第1戦だが当初見込みを上回った。スポットは市況がようやく底を脱して、薄日が差してきた感じである。今年度中で最も高い前年比になった。広告宣伝費の使い方がタイムの固定費から柔軟なハンドリングが可能なスポットにシフトしているということである。11月は、タイムは87%近く、スポットは100%を超え、トータルでは93%くらいで推移している。タイムは依然として空き枠セールスの苦戦が続いている。前年の反動減もある。スポットは昨年2月以来、久々に前年実績を超え、プラスアルファの積み上げの段階にある。
※BPO放送倫理検証委のバラエティー番組に関する意見書について
早河社長
:9か月かけて5回、委員会を開いて非常に時間をかけて丁寧にまとめられたという感じがする。特に現場の制作者に配慮して、表現の萎縮につながらないようにあらゆる角度から分析、検証されたというのがよく分かり、バラエティーの特性というか、「古い秩序とか権威を笑い飛ばして世の中を窮屈にしている常識とか社会通念を揺さぶって人々に新しい現実を見せ、新しい感受性に目覚めさせて来た」というような評価、それから「戦後の民主主義の進展プロセスとも重なっている」などと高い評価をしていただきながらも、「実効ある指針を作ったほうがいい」、「少なくとも広範な議論を行った方が次の自由で斬新な表現につながっていくのではないか」と、そういうことだと思う。そういう意味では異論はないが、おっしゃるような実効的な指針というのは何なのか、という時に非常に難しいなと考える。どうしても「健全なものを作っていこう」というような抽象的なガイドラインみたいなものにならざるを得ないのではないか。ただ、民放連会長も言っているように励ましのような部分もあり、また、「なるほど」と言えるような提言内容でもあり、一度検証委員のどなたかに来ていただいて、制作プロデューサーたちと議論するのもいいのかな、というふうに考えている。5つの分類があったが、「TVタックル」とか「Qさま!!」とか「雑学王」とか、あの分類のどれにもあてはまらないというか、下ネタでも、いじめでもバカ騒ぎでもない、そういうバラエティーも実はテレビ朝日だけでなく、たくさん作っている。サイレントマジョリティー、クレームをつけてこない視聴者は、そういうバラエティーを、文字通り楽しんでいただいていると思う。そういうことの制作側としての自信というか自負を持ちつつ、行き過ぎた部分の表現を何か違う方法に変えるというような前向きな議論ができればいいのかなと思っている。
※今年の総括と来年の抱負
早河社長
:就任して5か月、初めての生え抜きの社長として不況の中、またアナログからデジタルへの転換期という節目の中での就任だった。昨年度は赤字決算で「今年度は絶対それを回避しよう」という決意で臨んできたが、上期の実績や今の業績を見る限り、どうやらそれは達成できそうだとホッとしている。同時に大幅な制作費の削減、一般経費をギリギリまで切ってきたので、その部分の悪影響、余波がどこかに出ていないか、タイムテーブル上はあまり出ていないが、社員のモチベーション、関係スタッフへの影響が本当に無いのか、特に下期に制作費をたくさん切ったので、このクールを年明けに点検し、もしかしたらまだ無駄があって削減しなければならないかもしれないし、どうしても増やしていくものが出てくるかもしれないし、非常に難しい判断を迫られていくと思う。一番大事なことは、みんながこういう状況を突破するために改革断行の2年目は頑張って耐え忍んでいこうと。何かその先にいいことがあるのかという時に、デジタル時代、テレビ朝日が10がなくなり5チャンネルになる、生まれ変わるわけなので、どのようなテレビ局に生まれ変わるのかは、社員のみなさんや系列局などの意見を聞いて、マーケットの動向などもよく見極めて何か経営ビジョンのようなものの柱をいくつか立てていきたいと思う。
                         以上

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早河洋社長 定例記者会見(7月7日)の要旨 [/tvasahi]

早河洋社長 定例記者会見(7月7日)の要旨

2009年7月8日
※新社長としての抱負
早河社長
:「100年に1度」と言われる不況がテレビを直撃しているタイミング、また、半世紀続いたアナログから完全デジタル化を迎えるという歴史的転換の時、2008年度の決算が当社初めての赤字ということで、50年の歴史を経て初めて生え抜きの社長となったが、大変厳しい状況での就任となり、光栄な気持ちと同時に深い感慨、大変な緊張を感じている。この厳しい状況の中、テレビ朝日が業績を回復して、デジタル時代に生き残るためにも、2月に宣言した「改革断行」の計画をダイナミックにスピーディーに実現して行くことしかない。6月25日付でコンテンツビジネス局を組織し、人事異動も終了し、ワーキングスペースの移動も完了した。テレビを取り巻く環境が、もともと構造的に広告費の低減傾向があったところに、不況が襲い掛かるというダブルパンチを受けている。不況から仮に立ち直っても、広告費の横ばい、ないしは微減が継続して行くわけで、本業である視聴率第一主義を捨てずにコンテンツビジネスに注力していく。「改革断行宣言」は2年という「時限立法」となっているので、短期に成果を挙げたい。大会社病にならないよう、実質1,200人・2,500億円の売り上げという会社なので、全社一体となって行くしかない。社員に対しては、事務部門や現場との確執などやっている場合ではなく、互いに敬意を持った土壌を作ろうと言った。全社一体となった上で、この5~6年の勢いを持ってこの苦境を皆で脱却して行こうと言った。
※コンテンツビジネス局の狙い
早河社長
:当社は本来の営業収入が約8割強であり、それ以外のところであるコンテンツから派生する事業、いわゆる放送外収入については、ひとつのコンテンツをBS、CS、DVD、映画、携帯、ゲームなどにマルチ展開する。その組み合わせや順番を、企画の段階から優先度をつけて目的を持ってやっていく。具体的な例としては「相棒」が理想型である。映画、DVD、出版、グッズ、ゲームと多面的に展開している。ただ、これは結果論として、成功を収めたのであるが、今後は「相棒」という企画が来たら、どういう順番でどこに力点を置いて戦略的にどういうふうに展開して行くかあらかじめ決めてビジネスチャンスを捉えて行く。収益機会を最大にしていく。そういう考えを編成制作局とコンテンツビジネス局が表裏一体となって、この50周年記念企画で見せたような番組の制作力を背景に一気に上位に迫ろうというのがこの組織改革の最大のポイントだ。
※視聴率について
上松取締役
:4月クールは、全日が3位で7.7%、ゴールデンは民放3位で11.3%、プライムが3位で12.0%、プライム2が1位で8.9%。ゴールデンを見るとテレビ朝日は前年度比でプラス0.2ポイントとなっている。他局は全部下がっている。TBSがマイナス1.5ポイント、NHKがマイナス0.7ポイント。CX、日テレも全部下がっている中で当社だけプラス0.2ポイントとなった。水曜21時の「臨場」は全10回で平均が14.5%と高い数字となった。このクールの全局を通じた現代ドラマで4位の高さだった。また数字だけではなく内容も高い評価を頂いたと思う。木曜20時の「木曜ミステリー 京都地検の女」は全9回平均が12.2%だった。これは裏にCXの「アンビリーバボー」に加え、日テレが「ぐるナイ」、それからTBSの「フレンドパーク」も移動してきた厳しい中でのこの数字は健闘と考えている。木曜ドラマ「夜光の階段」は全9回平均で10.6%だった。金曜21時の東阪共同の「必殺仕事人」、これは1月クールから2クール連続で放送し、全22回の平均が11.7%と、金曜21時の枠では高い数字だった。金曜ナイトドラマ「名探偵の掟」は全10回平均が9.5%だった。7月クールのドラマが既に始まったのでご報告させていただく。水曜21時の「新・警視庁捜査一課9係」は初回が13.5%と、裏にTBSのドラマ「となりの芝生」の初回が来たがそれを上回るいいスタートだった。木曜20時の木曜ミステリー「科捜研の女」の第9弾、初回を2時間スペシャルで放送したが、15.9%と大変高い数字をいただいた。木曜ミステリーは1999年1月から始まったが、歴代41作品中、最高視聴率でのスタートとなった。金曜21時、東阪共同の「コールセンターの恋人」は初回が9.3%だった。大変面白いドラマなのだがまだ宣伝等が浸透しきれていない。もっと見ていただけるように頑張って宣伝していきたい。金曜ナイトドラマ「メイド刑事」は初回が9.5%、2回目が8.2%で平均8.9%。こちらは初の携帯、ネットでの有料配信を放送直後から行っているが、大変面白いドラマなので今後に期待している。                      
※今後の編成について
神山常務
:スポーツ物件では「全米女子オープンゴルフ」(7月10日~13日)。日本選手は宮里藍選手、上田桃子選手ほか7名が出場予定。「全英オープンゴルフ」(7月16日~19日)は片山晋呉選手、矢野東選手ほか8名が出場予定だが、特に石川遼選手に期待したい。またアメリカから参戦する今田竜二選手、それから今年初優勝した池田勇太選手の評判が高いと聞いている。「全英リコー女子オープンゴルフ」(7月30日~8月2日)は9名が出場予定。昨年活躍した不動裕理選手、宮里選手に加え、勢いがある諸見里しのぶ選手に期待したい。
「世界水泳ローマ2009」(7月19日~8月3日)。シンクロは平均年齢20歳という新生マーメイドジャパンが世界にデビューする。ソリストの足立夢実さんに期待がかかる。競泳は代表の名称が古橋廣之進さんにちなんで「トビウオジャパン」となった。37名が出場するが、この中では入江陵介選手に期待している。ポスト北島と呼ばれる立石諒選手、女子では寺川綾選手にも期待している。海外ではマイケル・フェルプス選手、韓国の国民的ヒーローのパクテファン選手の活躍も期待している。
このほか「熱闘甲子園」(8月8日~22日)を放送する。8月8日に日本のJリーグと韓国のKリーグのオールスター「JOMOカップ」がソウルで開催される。
※営業状況について
早河社長
:5月は、タイムはカロリーダウンが響いて前年から大きく下回った。スポットは当初厳しかったが予算を上回ることができた。前年の90%を少し欠ける数値である。地区のシェアは少し伸びて21.8%である。
6月は、タイムは「刑事一代」、「サッカーワールドカップ予選」の3試合、「全米オープン」があり、純増となる売り上げはあったが、単価がかつてより下がっており、結果的には苦戦を強いられた。スポットは当初見込みをクリアできる。
7月はタイムの空き枠がかなり増えているのが懸念材料であり、スポットも極めて軟調である。ただ、タイムは「全英オープン」に石川選手が出場することによってスポンサーの注目度が高まっており、セールス強化においてチャンスだと思う。「世界水泳」も目標を立てて、なんとかそれに近づけたい。スポットは7月初旬が少し良くなってきており、前年比80%台半ばくらい行けるのではないかと見ている。
※放送外収入について
上松取締役
:以前の「テレ朝bb」が6月25日に「テレ朝動画」と名前を変えて有料動画配信に本格的に取り組むことになった。第一弾として金曜ナイトドラマ「メイド刑事」を放送直後から有料配信している。これは業界初めての取り組みである。1話262円(税込)、全話パック1,575円(税込)。今のところ、まずまずのスタートである。携帯電子書籍サイト「テレ朝eBOOK」を5月25日のNTTドコモを皮切りに始めた。初期のコンテンツとして、「相棒」「臨場」「夜光の階段」「メイド刑事」、その他コミックを含めて1,000タイトル以上を配信中。月額315円ほかいろいろなプランがある。こちらは始まって間もなく、あまり知られていないが、「相棒」が一番多く出ているということである。
※完全デジタル化の動きについて
早河社長
: 5月が当社の担当月だったが、全部で125の番組に269回の告知を行った。昨年9月の担当月と比べて3倍である。特番も編成し、PRスポットも4月下旬からのカウントであるが、362本投入した。その結果、総務省の「地デジコールセンター」、いわゆる「デジサポ」に入った視聴者からの問い合わせが2万4,000件と過去最高を記録した。5月28日に「報道ステーション」が特集を放送したところ、1,500件という1日としては大変多くの問い合わせがあった。私どもの5チャンネル周知では、今回7月1日、2日、3日の3日間の調査で、チャンネル認知が54.5%となり5割を超えた。チャンネル番号が変わらない局との認知率の差がなくなった。局を挙げての積極的なキャンペーンの成果である。
※「金正雲氏とみられる写真」について
早河社長
:ひとえに入手先の確認取材というか、確認時の詰めの甘さというか、こういうことに尽きると思う。君和田前社長(現会長)が報道局長、ニュース情報センター長、外報担当部長に対して厳重注意を行った。また、再発防止策を緊急で作成させた。

以上

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テレビ朝日:初の最終赤字 [/tvasahi]

テレビ朝日が30日発表した09年3月期連結決算は、最終損益が17億円の赤字(前期は64億円の黒字)だった。開局以来初の最終赤字となった。

 売上高は前期比2・2%減の2471億円、営業利益は79・8%減の20億円の減収減益。年間視聴率は東京エリアでTBSを抜いて3位に浮上したが、景気後退の影響で番組と番組の間に流す「スポットCM」の収入が12・1%減り、テレビ放送事業は開局以来初の19億円の営業赤字を計上した。

 10年3月期の業績予想は、広告収入の前年割れが続くとみて売上高は7・2%減の2295億円。番組制作費や人件費の削減で営業利益は41億円、最終利益も34億円の黒字化を見込む。【望月麻紀】
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