今井翼が舞う情熱のフラメンコ

８月４日から２６日まで大阪・松竹座で初のソロ公演「Ｗｏｒｌｄ’ｓ　Ｗｉｎｇ　翼　Ｐｒｅｍｉｕｍ２００７」を開く「タッキー＆翼」の今井翼（２５）が２６日、都内で会見した。「新たな挑戦をしたい」とフラメンコを披露するため、スペインへの一人旅も敢行して本場の空気を味わってきた翼。「いい夏を過ごしたい」と燃えている。松竹座での公演はチケットが即日完売となったため、１０月に東京・日生劇場でも開催されることが決まった。

　待望のソロでの劇場公演だ。これまでソロコンサートや、劇場公演も００年から０６年まで堂本光一座長のミュージカル「ＳＨＯＣＫ」に出演してきたが、座長を務めるのは初めて。今回は関西ジャニーズＪｒ．とともに、第１部はニューヨーク、スペイン、アフリカなど世界をめぐる華麗なダンスショー、第２部はトークを織り交ぜた翼オリジナルのショータイムとなる。

　中でも見どころは「もともと好きで自分のアイデア」というフラメンコの初披露。「芸術という部分もあるが、ジプシーという部分で悲しみもあったりする。そういうものをどうしたら出せるか」と本場のフラメンコを見るため、ようやく取れた４日間の休みを利用して４月下旬に２泊４日の強行日程でスペインを訪問。コーディネーターもつけず、全くの一人旅だった。

　「ナマで見られてワクワクしましたね。練習してますが、今までの踊りと違うので理想と現実のジレンマも感じている。でも、できるだけ理想に近づけるようにしてお見せします」とキッパリ。また、アフリカをイメージした踊りでは「その日の気分で」と裸にもなるつもりで、ジャニーズお家芸の宙乗りも「高所恐怖症ですけど、やれと言われればやります」とサービス精神は全開だ。

　この夏は、公演の合間の８月１８、１９日にタッキー＆翼として日本テレビ系「２４時間テレビ」のメーンパーソナリティーも務める。「休みは全くありませんが、体力的には大丈夫。自分の中ではこういう大きな仕事をさせてもらうことが財産になる。いい夏を過ごしたい」と瞳を輝かせた。

　なお、１０月の日生劇場公演の詳細は後日、発表される。