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グーグル、「ストリートビュー」のプライバシー対応を強化

グーグルは13日、地図で検索した場所の風景を歩行者の目線で見られる「ストリートビュー」の日本向けサービスで、プライバシー問題への対応を強化すると発表した。画像の公開停止依頼を受け付ける電話窓口を新設したほか、掲載する画像を従来より低い視点から撮影したものに切り替える。ただ、画像を切り替える時期については未定としている。
 ストリートビューに掲載する画像は専用の自動車に備え付けたカメラで撮影し、ナンバープレートや人の顔を自動的に検出して「ぼかし」を入れる処理を施し公開している。従来は地上245センチメートルの高さにカメラを設置していたが、今後は40センチ下げ205センチからにする。画像の解像度を高め、自動的にぼかしを入れる対象を正確に見つけられるようにもするという。
 日本は海外に比べ道路が狭く住宅の塀が低いため、家の中などが判別できるケースが多かったが、新しい画像では問題が減るとみている。撮影は近く始めるが「撮影や画像処理が終了する時期は未定」(グーグルの河合敬一プロダクトマネージャー)という。画像の自動処理精度が高まっても、従来どおり個別に削除・修正依頼があった場合には対応する。

<拡大>
ストリートビューのこれまでの撮影車。カメラの位置は地上245センチ
 サービス拡充策としては、観光施設や大学など道路から撮影できない場所を追加していく。掲載を希望する施設や団体をサイトで募集し、グーグルが自転車を使い施設内を撮影する。画像はストリートビューで公開するほか、施設側が自らのサイトで活用することもできる。まずは1カ月に数件のペースで撮影に着手する。
 ストリートビューは2008年夏に始まった人気のサービス。ただ画像に表札や人などが含まれていることがあり、プライバシー侵害との批判もある。グーグルに対して画像の削除や修正の依頼は可能だが、これまではネットのみで受け付けるなど対応の不備を指摘する声も多かった。

[2009年5月13日/IT PLUS]



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