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新千葉市長の31歳・熊谷さん、モノレールで初登庁

IT企業サラリーマン出身で31歳の全国最年少市長が、14日の出直し千葉市長選で誕生した。

 汚職事件で市長が辞職し、熊谷俊人さんは告示1か月前に急きょ出馬。「若い世代が市政を変える」と訴え、前副市長らを退けた。15日朝、初登庁し、95万人都市のかじ取りを始めた。

 当選から一夜明け、熊谷さんは千葉市稲毛区の自宅最寄りの天台駅から千葉都市モノレールで初出勤。乗り込みながら、「喜びよりも、責任の重さを感じ、緊張している。早く執務に取りかかりたい」と話した。乗客から「おめでとう」と祝福を受け、向けられるカメラに笑顔で応じた。

 職員への訓示で、「31歳の私は職員の上司として市長に選ばれたわけではなく、市民と職員の橋渡しのために選ばれた。上司という感覚ではなく、市政を良くする同志、仲間と思って接してほしい」と述べた。

 熊谷さんは奈良県天理市出身。早大を卒業して2001年、「インターネットで未来が変わる」とNTTコミュニケーションズに入社した。

 一方で、中学生の頃から政治家の夢を持ち続けていた。07年の千葉市議選に、民主党が候補を公募しているのをインターネットで知り、「地方分権の時代に、独立性のある政令市で議員を」と周囲の反対を押し切って退社し、東京都内から稲毛区に引っ越した。友人らに手伝ってもらい、8570票を集め選挙区でトップ当選した。

 千葉市は60年近く助役・副市長から市長になる流れとなっており、建設省出身で40年の行政経験がある前副市長が立候補を決め、市長選は当初、「無風」と目されていた。ところが市長の汚職事件で状況は急変。民主は熊谷さんを擁立した。

 急ごしらえの陣営には、地域政党や勝手連、同年代の無所属市議、大学時代の仲間ら若い世代が集まった。181センチの長身で自転車にまたがり、「市民と市役所の感覚のずれをただし、市民の思いを行政に届けたい」と訴えた。

 告示直前まで、市長選への思いをブログで毎日更新するなど、若い人たちに人気だった。当選後さっそく、「今日から執務開始です」と書き出して更新した。
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