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衆院選09:祖父が作った自民党を倒した孫

2009年08月31日09時02分 / 提供:朝鮮日報

朝鮮日報
鳩山代表の父方の祖父は自民党創設の主役
母方の祖父はブリヂストン創業


 生きていれば、民主党・鳩山由紀夫代表(62)の勝利に最も嘆いた人物は祖父の一郎元首相(1959年死去)だろう。一郎氏が1955年、自由党と民主党の保守2党を合併し作った巨艦・自民党を孫が倒し、再び保守2党体制に戻したためだ。「自民党の守護神」である麻生太郎現首相が、過去に一郎氏と対立し自民党創設から疎外された同氏の政敵、吉田茂元首相の孫という点もアイロニーだ。

 次期首相が確実な鳩山代表は、しっかりとした財力と柔軟な思考を武器に既成秩序を変えるドラマを演出した。鳩山代表は日本の国会で屈指の資産家だ。2006年に申告した資産総額は16億5641万円。これは自宅と預金だけを合わせた金額だ。日本のタイヤ大手ブリヂストンの創業者である母方の祖父から譲り受けた株式(数十億円台と推定)、母親名義の株式や鳩山会館(祖父の邸宅)の不動産価格は含まれていない。

 鳩山家は日本の国会で有数の名家に挙げられる。曽祖父は衆議院議長、祖父は首相、父は外務大臣を務めた。党は世襲政治打破を公約に打ち出したが、鳩山代表自身は「世襲4世」だ。受け継いだ金脈と人脈を政治資産として、堂々と異端の道を歩んだ。

 鳩山代表は東京大学工学部を経て、米スタンフォード大学で博士学位(経済工学)を取得、曽祖父が事実上創設した専修大学教授を務めた。ほかの世襲議員とは違い、鳩山家は全員が東京大学出身だ。祖父、父、弟の邦夫氏(自民党議員、前総務相)は東京大学法学部、長男の紀一郎氏(東京大学工学系研究科教授)もやはり東京大学工学部出身だ。

 年子だが外見はあまり似ていない弟よりは勉強ができず、リーダーシップも弱かったという話がある。1986年の政界入り(北海道9区)も弟(76年)より10年遅れ、「家門の政治的跡継ぎは弟だ」という評価を受けながら生きてきた。同代表の「柔軟さ」は経歴にも現れている。同代表は米国留学中に夫人の幸氏と出会い結婚した。43年生まれの幸氏は、日本を代表する女性劇団「宝塚歌劇団」の元団員で、4歳年上だった。鳩山代表と知り合った当時は既婚者だった幸氏はその後離婚し、同代表と結婚した。


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