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パイオニア最終赤字1305億円 今期は縮小見通し

2009.5.13 22:05
 経営再建中のパイオニアが13日発表した21年3月期の連結決算は、最終損益が1305億円の赤字(前期は190億円の赤字)になったと発表した。同日発表した22年3月期の連結最終損益の見通しは830億円の赤字になるとしている。これにより17年3月期以来6年連続の最終赤字となるが、赤字は縮小する。人件費など固定費を500億円削減する効果が寄与するほか、薄型テレビ事業から完全撤退するAV(音響・映像)機器部門の収益が改善する見込みだ。
 22年3月期の売上高は前期比24・8%減の4200億円、営業損益は330億円の赤字(前期は545億円の赤字)とみている。同社は6月末をめどにホンダを引き受け先に約25億円の第三者割当増資を実施するほか、カーナビゲーションの開発で三菱電機や中国の上海汽車工業と協力して開発コストを軽減させる。カーナビを軸に再建を軌道の乗せる考えだ。
 また、今期に事業構造改革費用として470億円を特別損失に計上し、資金不足に陥ることから、新たな資金調達も探る。同日、記者会見した小谷進社長は、公的資金の活用について「社内で申請の準備をしているが、その後、進展はない」と述べるにとどめた。
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